鈴村健一さんは1990年代にデビュー。第2回声優アワードではパーソナリティ賞とシナジー賞、第6回ではST☆RISHとして歌唱賞、第10回では助演男優賞とパーソナリティ賞と、複数回受賞しました。2021年は『銀魂 THE FINAL』や『バクテン!!』、『SSSS.DYNAZENON』など、さまざまなタイトルで役柄を演じています。

そこで鈴村健一さんのお誕生日をお祝いする気持ちを込めて「演じた中で一番好きなキャラクターは?」と題した読者アンケートを昨年に引き続き実施しました。8月26日から9月2日までのアンケート期間中に444人から回答を得ました。
男女比は男性約15パーセント、女性約85パーセントと女性がメイン。年齢層は19歳以下が約45パーセント、20代が約25パーセントと若年層が中心でした。
■『銀魂』沖田総悟が大差でトップに!
第1位
1位は『銀魂』の沖田総悟。支持率は約40パーセントで、3年連続トップとなりました。

「鈴村さんの江戸っ子口調が大好き! 普段のやる気がなさそうな声と、戦闘シーンの生き生きとした声のギャップの虜になりました」や「ドSの最強剣士。鈴村さんの演技力を長きにわたって見せてくれたキャラだと思うから」と今年フィナーレを迎えた人気シリーズのキャラクターがランクイン。
「神威に言い放った“地球のおまわりなめんな”というセリフが好きです」や「普段はかったるそうにしているけれど、やるときは滅法強い沖田。鈴村さんの声によって魅力が増しています」と激しいバトルシーンも記憶に残る役柄が他を寄せ付けない強さでトップとなりました。
第2位
2位は『うたの☆プリンスさまっ♪』の聖川真斗。支持率は約8パーセントで、昨年の3位からランクアップしました。

読者からは「クールな見た目で古風な話し方ですが、内に秘めた情熱が感じられて本当に魅力的」や「鈴村さんはさまざまなキャラを演じていますが、落ち着いた低い声で話す真斗の声を初めて聞いたときは、とても新鮮に感じられました。歌うときは感情がこもっていて、普段との落差も好みです」、「ライブでは音源と変わらない生歌を披露していて、ブレのない綺麗な歌声だと思いました。キャラと声質の相乗効果で素敵な役になっていると思います」といったコメントが寄せられました。真面目なアイドルキャラが今年も人気を集めています。
第3位
3位は『鬼滅の刃』の伊黒小芭内と『銀河英雄伝説 Die Neue These』のヤン・ウェンリーが同票。支持率は約5パーセントでした。

伊黒小芭内は鬼殺隊の蛇柱である実力者です。「伊黒さんの蛇のようにねちっこい性格が、声からも伝わってきて驚きました」や「“信用しない、信用しない”というセリフから、鬼には容赦しない伊黒さんの雰囲気が出ていると思います」。

ヤン・ウェンリーは自由惑星同盟の名将。「飄々としながら温かみがあり、誰もが憧れる理想の上司像。それでありながら、ときには怖さも感じさせるヤンを見事に演じているから」や「鈴さんの声が物腰柔らかいヤンにマッチしている。皮肉を言うときのほんのりキツい感じもピッタリ」といった声が届きました。
■そのほかのコメントを紹介!!

『おそ松さん』イヤミには「初めて声を聞いたときに鈴村さんだとわからなかったほどの衝撃。あのイヤミのウザさは鈴村さんだからこそ出せるものだと思います」。
『空の境界』黒桐幹也には「人間離れした能力者たちが沢山登場する中で唯一普通、しかし最も特異とも言える役柄を演じた鈴村さんはすごい。両儀式役の坂本真綾さんとの息がピッタリな掛け合いも最高でした」。
『十二国記』楽俊には「おっきなネズミの容姿で、優しく知的な喋り方にほっこりします」。
『仮面ライダー電王』リュウタロスには「鈴村さんはクールな役を多く演じていますが、リュウタロスは活発で無邪気で可愛い! 声を聞くと元気になれます」と特撮ドラマのキャラクターにも投票がありました。
2021年版では『銀魂 THE FINAL』が公開された沖田総悟が圧倒的な強さでトップに。2位以下は順位が入れ替わっており、人間以外のキャラクターもランクインしています。
■ランキングトップ10
[鈴村健一さんが演じた中で一番好きなキャラクターは? 2021年版]
1位 沖田総悟 『銀魂』
2位 聖川真斗 『うたの☆プリンスさまっ♪』
3位 伊黒小芭内 『鬼滅の刃』
3位 ヤン・ウェンリー 『銀河英雄伝説 Die Neue These』
5位 リュウタロス 『仮面ライダー電王』 『イマジンあにめ』
6位 紫原敦 『黒子のバスケ』
7位 イヤミ 『おそ松さん』
8位 武久火縄 『炎炎ノ消防隊』
9位 黒桐幹也 『空の境界』
9位 ロマニ・アーキマン 『Fate/Grand Order』
(回答期間:2021年8月26日~9月2日)
※本アンケートは、読者の皆様の「今のアニメ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。