舞台版望月あざみ役・寒竹優衣さんを紹介! 舞台「新サクラ大戦 the Stage」花組キャストインタビュー【第3回】 | 超!アニメディア

舞台版望月あざみ役・寒竹優衣さんを紹介! 舞台「新サクラ大戦 the Stage」花組キャストインタビュー【第3回】

2020年11月19日(木)より始まる「新サクラ大戦 the Stage」。各キャストがキャラクターの研究を重ね、極限までイメージを寄せている点も見どころですが、中でも寒竹優衣さんは望月あざみそのもの! ぜひ舞台でこの衝撃を味わってください。

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2020年11月19日(木)より始まる「新サクラ大戦 the Stage」。各キャストがキャラクターの研究を重ね、極限までイメージを寄せている点も見どころですが、中でも寒竹優衣さんは望月あざみそのもの! ぜひ舞台でこの衝撃を味わってください。

声や体格があざみに似ているからこそ、『あざみを演じる』ということを考え直しました


――稽古でのお声を聴いて驚きました。声質や喋り方まで、あざみにそっくりですね。立ち姿も常に両手を身体から少し離すあざみの立ち姿だったり、煙に紛れて走り去る機敏さなど、本物のあざみがそこにいるようです。寒竹さんの身体的特徴のすべてが武器になるのが、望月あざみ役かもしれません。すごい役に巡り合ったと思うのですが、演じてみていかがですか?

寒竹 体型や声はあざみに似ているかもしれないんですけど、実は私かなり運動音痴で……(笑)。
 殺陣の稽古で初めてあざみの身体能力の凄さを実感しました。「身体が小さい=身軽」というわけでは決してなく、小さいからこそ手の指先から脚の爪先まで神経をコントロールして行動する、その細やかな意識の使い方に苦戦したのを今でも覚えています。あざみの真面目で繊細な性格は、彼女自身の戦い方にも表れていると思います。

――舞台「新サクラ大戦 the Stage」望月あざみ役に決まるまでの経緯、決まった後の心境を教えてください。また、望月あざみの最初の印象を教えてください。

寒竹 オーディションでは歌とお芝居の審査があったのですが、苦手意識の強い歌唱のほうばかり気にしていました。あざみの芝居に関して、キャラクターの容姿、山村響さんの声を聞いた印象で体当たりで挑んだことを覚えています。めちゃくちゃ褒められていた訳でもないのに、何故か「ちょっと自信あるかも」なんて思っていたら、すぐにマネージャーさんから決定の報告が来て、震えた声で叫んじゃいました(笑)。
 最初の印象として自分と一番違った部分は、笑うことが極めて少ないという点でした。
 私は日常会話時でもすぐ笑ってしまうので、怒ってるわけじゃないけれど笑わずに話すことの難しさに戸惑いました。

望月あざみ役・寒竹優衣

――ゲームも遊ばれましたか? あざみの動き方を、かなり研究されているようにお見受けします。

寒竹 もちろんあざみでエンディングを迎えました!
 先ほどお話しした身動きはもちろん気をつけて見ていたのですが、特に隊長と会話をしているシーンのあざみの表情は何回も写真を撮って研究しました。クールな表情が定着しているあざみの印象が一気に変わる、とても可愛くて、大事なシーンだと感じています。

――アニメでは、あざみは面白回担当といった感じで、凸凹探偵や華撃団対戦のあんパンなど、かわいらしい姿も多く見られました。印象的なエピソードや、役作りの上で参考になったものを教えてください。

寒竹 あざみはセリフや行動で既に個性が溢れてますよね。衣装もとっても華やかですし。だからこそ、お茶の飲み方だったり、手の上げ方だったり、あまり気にしなくてもキャラが成り立つと思われる「自然な行動」の重要性をアニメでは多く学ぶことができました。日常的な行動からあざみの在り方を学ばないと、大胆な行動、面白いセリフに違和感が生まれてくると感じます。

『新サクラ大戦』

――ほかの花組キャストについて伺います。歌稽古で最初に会ったそうですが、そのときの印象を教えてください。また、担当キャラクターそのままと感じた方、担当キャラクターとはギャップを感じた方は?

寒竹 キャスト皆さんに言えることは「お、落ち着いてる……!!」と4人を見たとき思いました(笑)。
 歌稽古というもの自体初めてだった私にとって、少しドキドキして現場に入ったのですが、4人とも自分なりの発声や予習をしていて、場の空気がいい意味で緊張感に溢れていた印象です。
 じゅりねぇ(平湯樹里さん)には、稽古現場でもアナスタシアのようにカウントや役のポージングなど毎日アドバイスを受けていました(笑)。
 気づけば「じゅりねぇ~!」と叫んでいたのを覚えています(笑)。
 ギャップがあったのは、りなち(高橋りなさん)です! 普段は私と空気感がよく似ていて、のほほんとしてるんです! でも、歌シーン初穂シーンとなれば、びっくりするくらい目から力が溢れていてパワフルな初穂にしか見えなくなるんです。

――サクラシリーズといえば歌です。しかも今回は、ものすごく激しい動きをしながら歌うということで、より大変だと思いますが、何か稽古中のエピソードどなどありましたら教えてください。

寒竹 稽古前にアップとして「スタジオを走りながら歌う」というのを毎日行っていました。
 最初は息切れしてるし、音程もとれないでみんな落ち込んでいたんですけど、体力と呼吸の仕方を少しずつ学んで5人が日に日に成長していくのを実感していました。

――楽曲についてはいかがでしたか? 特に「忍者あざみ」は今回最も面白いキャラソンとして作られており、歌うこと自体が楽しい気がします。一方、「新ゲキテイ」は最重要曲であるプレッシャー、振付、歌唱のすべてに亘ってご苦労があったのでは?

寒竹 歌に関しては、好きですが得意というわけではありませんでした。むしろ声が人より高い分、苦手意識のほうが強かったです。
 その苦手意識を取り払ってくれたのが「忍者あざみ」です。あざみ自身のことはもちろん、サビでの年齢相応な歌い方、忍びについて語る真剣な部分。歌ってこういうものでもあるのか、楽しいと心から思えた楽曲です。
「檄!帝国華撃団<新章>」に関しては毎日何百回も稽古前、あと休みの日にも聴き込みました。みんなで歌うからこそ外せない、プレッシャーというより「みんなでいい曲を歌い上げるんだ!」と強い気持ちで練習していました。

――楽曲に加え、演劇パートでも様々な見所があるかと思います。演劇パートでのお気に入りのシーンや大変だったことを教えてください。

寒竹 あざみのセリフって会話しているようで会話してないんですよね……(笑)。
 なんだろうなぁ、単発でボケというほどのボケじゃないものをポンっと入れる感じ……。
 プラス声も特徴的。
 だからこそ会話を意識しつつ、あざみのセリフを入れることが非常に難しかったです。
 空気を壊すか、和ませるのか、2つにひとつの感覚で常に緊張感を持って取り組んでいました。

――稽古は集合時間の前から自主的に集まって始め、終わった後もみんなで残り、遅くまで行っていたと伺っております。稽古中のエピソードをいくつか教えてください。

寒竹 2月の稽古時、唯一みんなの会議ネタがあったんですけど……題して「いま?」です(爆笑)。
 私たちの稽古は、個人が時間を見つけてご飯休憩をとるかたちなんです。だから花組は一緒のシーンが多い分、いつご飯を食べるかみんな目を合わせて「今かな?」と会議するのが毎日の楽しみでした(笑)。
 時間に間に合わないとき、急いで口にお弁当を頬張る花組がめちゃくちゃ好きです(笑)。








(新サクラ大戦 the Stage【舞台公式】@ShinsakuraStage ツイッターより今年2月の稽古時のツイート)

――いよいよ本番目前というところで「新サクラ大戦 the Stage」が公演自粛となりました。このときの状況やお気持ちを教えてください。

寒竹 その事実を知ったのが、通し稽古のあとだったということもあり、めちゃくちゃショックを受けました。控室でみんなで涙を流したのを覚えています。
 アンサンブルの方がまだ稽古しているにも関わらず、元気で前向きな姿勢を最後まで保つことができなかったことが、花組としても役者としても情けなく今になって感じています。

―― 一方、公演が11月19日に決まった暁には、すぐに花組のみんなで喜びを分かち合ったと聞いています。どんな感じでしたか?

寒竹 チャットでみんなでワイワイ騒ぎになりました(笑)。
 公演が自粛になってもその後、みんなで電話するなど、連絡はずっと取っていたんですけど、花組のグループチャットの通知が鳴りやまない日々が戻ってきたことに嬉しくなり、心があったかい気持ちになりました。

――これからまた稽古が始まります。全員が大変な思いをして、心から願って、やっと実現する舞台です。稽古場に入った瞬間から、全員の顔つきが前とは違うでしょう。どんなものを持って、稽古場に入りたいと思いますか?

寒竹 前回の稽古中に私がずっと抱いていた課題『あざみ』であることを、今回は意識して稽古に取り組みたいです。最初にお話ししたように、声や体格はあざみに似ています。だからこそ『あざみというより、寒竹』と思われているんじゃないかな、とずっと不安に思っていました。実際に演出家さんにも言われ、改めてこの自粛期間中に『あざみを演じる』ということを考え直しました。
 今回その学んだことを活かして『寒竹優衣ではなく、どこから見ても望月あざみ』を皆さんにお見せ出来たらなと思います!

望月あざみ役・寒竹優衣

――「新サクラ大戦 the Stage」では、忍術を含め、あざみに様々な見どころがあり、ほかのキャラクターにもおすすめのシーンがあると思います。ファンの方にはどんなところを楽しみにしてほしいですか?

寒竹 先ほどから少し話題にも出ていますが、リアルな表情、仕草、細かいところに目を向けてほしいです。
 殺陣はもちろん豪華でかっこいいのですが、あざみの魅力は彼女の戦い方でもありますが、近距離戦です(笑)!
 近づけば近づくほどあざみの本当の気持ち、姿、信念が見えてきて、よりストーリーを楽しめるんじゃないかと思います!

[構成/帝劇スタ夫]

プロフィール
寒竹優衣【かんちく・ゆい】1998年3月18日生まれ。A-Light所属。主な出演作 舞台『ローファーズハイ!!』望月クルミ役、テレビドラマ『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』、CM『森永アロエヨーグルト』ほか

▼新サクラ大戦 the Stage / 田中公平×寒竹優衣(望月あざみ役)スペシャル対談 公開中


公演情報


舞台「新サクラ大戦 the Stage」帝国華撃団・花組5人の直筆サイン入りブロマイドを来場者全員へプレゼント(全5種類ランダム)! 田中公平、阿座上洋平らスペシャルゲストも出演するアフターイベント実施決定!

 この度、2020年11月19日(木)~11月23日(月・祝)に全9公演で上演される舞台「新サクラ大戦 the Stage」の来場特典に、舞台にて花組を演じる5人のキャストの直筆サイン入りブロマイド(全5種ランダム)が決定しました。

望月あざみ役・寒竹優衣

 さらに、舞台の終演後にアフターイベントを実施することも決定しました。公演期間の内、11月19日(木)~11月23日(月・祝)の8公演の終演後にアフターイベントとしてトークイベントを実施。
 イベントには、関根優那さん(天宮さくら役)・高橋りなさん(東雲初穂役)・寒竹優衣さん(望月あざみ役)・平湯樹里さん(アナスタシア・パルマ役)・沖なつ芽さん(クラリス役)・片山萌美さん(神崎すみれ役)に加え、PlayStation(R)4用ソフトウェア「新サクラ大戦」から神山誠十郎を演じ、本公演でも声の出演をする阿座上洋平さん、そして音楽を担当する田中公平先生もゲストとして出演します。
 ここでしか聞けない舞台の裏話を聞くことができ、舞台「新サクラ大戦 the Stage」の魅力をより一層知ることができる豪華トークイベントとなっています。

舞台「新サクラ大戦」アフターイベント

舞台「新サクラ大戦 the Stage」
公演日程
2020年11月19日(木)~11月23日(月・祝)全9公演
※公演回数・日時は変更の可能性があります。

会場
ヒューリックホール東京
〒100-0006 東京都千代田区有楽町2丁目-5-1 有楽町マリオン11F 阪急メンズ東京側

公演スケジュール
11月19日(木)18:30~
11月20日(金)13:00~、18:30~
11月21日(土)13:00~、18:00~
11月22日(日)13:00~、18:00~
11月23日(月・祝)11:30~、16:30~
※23日の2公演は会場での公演に加えて「生配信」も実施致します。
※客席開場は開演の60分前を予定しております。

出演者
天宮さくら:関根優那
東雲初穂:高橋りな
望月あざみ:寒竹優衣
アナスタシア・パルマ:平湯樹里
クラリス:沖なつ芽

神崎すみれ:片山萌美

神山誠十郎:阿座上洋平(声の出演) ほか
※出演者は変更になる可能性がございます。

スタッフ
原作: 「新サクラ大戦」(株式会社セガ)
シリーズ原作: 広井王子
音楽: 田中公平
演出/脚本: 伊藤マサミ
美術: 乘峯雅寛
舞台監督: 寅川英司
照明: 斉藤嘉和 大波多秀起
音響: 前田規寛(ロア)
中越遙香(エスイーシステム)
映像: 川崎貴司 ジュリアジャパン
衣裳: 八重樫伸登
ヘアメイク: 木村美和子
特殊造形: 林屋陽二 鈴木雪香 長谷部美月
歌唱指導: 鎭守めぐみ
歌唱指導助手: 平岡由香
音楽制作: 當眞一
振付: 小沢いくみ(avex proworks)
芝居パート振付: 山田せいら
殺陣指導: 芹澤良
殺陣補佐: 常光博武
小道具: 小山内ひかり
宣伝美術: 五島英一
演出助手: 高島大輝

制作:Office ENDLESS
主催:エイベックス・ピクチャーズ株式会社

チケット
【一般席】
チケット価格:7,800円(税込/全席指定)
来場特典:キャスト直筆サイン入りブロマイド(サイズ:L判)
※関根優那、高橋りな、寒竹優衣、平湯樹里、沖なつ芽、いずれか1名の直筆サインが入ります
※ブロマイドは全5種類となります
※絵柄は選べません
≪楽天チケット≫
受付サイト:http://r-t.jp/sakurataisen_stage
≪チケットぴあ≫
受付サイト:https://w.pia.jp/t/shinsakura-stage/
≪イープラス≫
受付サイト:https://eplus.jp/shinsakura-stage/
≪ローソンチケット≫
受付サイト:https://l-tike.com/shinsakurastage/
※お申込み方法及び注意事項は受付画面よりご確認ください。

【生配信】
◆2公演配信チケット◆
チケット価格:6,300円(税込)
・11月23日(月・祝)の2公演を視聴可能
 ※11:30~の部については、アフタートークまでご視聴いただけます。
・2公演のアーカイブ視聴可能(対象公演終了後~11月23日(月・祝)23:59)
・「花組」お見送り特典映像(配信限定・2公演分)
受付期間:2020年9月18日(金)18:00~11月23日(月・祝)12:00

◆1公演配信チケット【11:30~の部】/【16:30~の部】◆
チケット価格:各3,500円(税込)
・11月23日(月・祝)の各1公演を視聴可能
 ※11:30~の部については、アフタートークまでご視聴いただけます。
・各公演のアーカイブ視聴可能(対象公演後~11月23日(月・祝)23:59)
・「花組」お見送り特典映像(配信限定・各1公演分)
受付期間:
【11:30~の部】2020年9月18日(金)18:00~11月23日(月・祝)12:00
【16:30~の部】2020年9月18日(金)18:00~11月23日(月・祝)17:00

受付URL:https://secure.live.nicovideo.jp/event/lv328075991
※配信チケットの受付URLは3種共通となります。

お問い合わせ先
【公演に関するお問い合わせ】
「新サクラ大戦 the Stage」公演事務局(平日11時~18時)
03-6280-4670

【チケットに関するお問い合わせ先】
楽天チケットカスタマーサポート 050-5893-9366(平日10時~17時)

メール https://ticket.rakuten.co.jp/inquiry
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