Vtuber・因幡はねる「私は配信が大好きなので 10年経ってもきっと同じように 活動していると思います!」【インタビュー】 | 超!アニメディア

Vtuber・因幡はねる「私は配信が大好きなので 10年経ってもきっと同じように 活動していると思います!」【インタビュー】

アニメディア編集部が注目するVtuberを紹介するコーナー『ああっ、バーチャルさまっ!(仮)』。今回は「有閑喫茶あにまーれ」の雇われ店長・因幡はねるを紹介。

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 アニメディア編集部が注目するVtuberを紹介するコーナー『ああっ、バーチャルさまっ!(仮)』。発売中のアニメディア10月号では、「有閑喫茶あにまーれ」の雇われ店長・因幡はねるを紹介。超!アニメディアでは本誌に掲載しきれなかった内容を含めた、長文版をお届けする。
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「有閑喫茶あにまーれ」とは?
「有閑喫茶あにまーれ」は、日本(北区赤羽)のどこかにあるらしい喫茶店の名前。一見コスプレ喫茶のようだが、じつは異世界とつながっており、動物のような特徴をもつ女の子たちが働きながら配信をしている。現在のメンバーは、因幡はねる、宗谷いちか、日ノ隈らん、風見くく、柚原いづみ、白宮みみ、羽柴なつみの7名。


あにまーれのリーダーとして活動の幅を広げたい!


――はねるさんがVTuberデビューしたきっかけを教えてください。

 スカウトされて、「有閑喫茶あにまーれ」の雇われ店長になったんです。でもVtuberって何をするのか最初はよくわかっていなかったので、自分なりに勉強して初めての配信に挑みました。じつは初配信が始まる直前まで、全部敬語でしゃべる優等生キャラを演じようかなと思っていたんですよ。でも配信が始まった瞬間に「あ、無理だ」と思って、普通にしゃべることにしました。

――はねるさんが所属する「有閑喫茶あにまーれ」は、どんなグループなのですか?

 よく公式で「喫茶店で働くかわいい女の子たち」みたいな紹介をされることもあるんですけど、私にいわせれば「かわいい」ではなく「かしましい」です(笑)。 みんな集まるととにかくうるさいんですけど、それが魅力になっているんですよね。バラエティ的におもしろいことをできるのが、グループとしての強みだと思っています。

――はねるさんはあにまーれのリーダーを務められていますが、リーダーとして心掛けていることはありますか?

 一応リーダーなんですけど、リーダーらしいことは全然していないですね。むしろ、あんなうるさい子たちを束ねるなんて無理です(笑)。ただ私が「こんなことをやってみたい」って企画を立てたら、「楽しそう!」って乗っかって来てくれることは多いです。とにかくおもしろそうなことは何でもやる、というのがあにまーれのポリシーなので。

――あにまーれは2年間で、何度かメンバーの入れ替わりもありました。メンバー同士の絆を深めるため、何かされていることはありますか?

 それがすごく不思議なんですけど、あにまーれに入ってくる子って、何かもう最初からあにまーれって感じなんですよ。特別なことは何もしていなくて、入ってきた瞬間にもう馴染んでいるんです。運営さんの方針としてこういう人を集めています、みたいなのはとくにないはずなんですけど、自然と気の合うメンバーが集まっているのかなと思います。

――はねるさんはあにまーれに限らず、ほかのVTuberをゲストに呼ぶ企画をたくさんされています。こういう企画を自分で企画を立てるようになったのは、何かきっかけがあるのですか?

 デビューした当初の私は、そもそもあんまりコラボをせずひとりで配信することが多かったんです。個人勢の名取さなちゃんと仲がよくて、コラボもさなちゃんだけでいいかなって思っていたんですけど、ある日さなちゃんから「私とだけコラボしていたら世界が狭くなっちゃうよ」ってアドバイスをもらったんですよ。それで積極的にコラボをするようになったんですけど、たしかにいろいろな人と話すことで、勉強になることはたくさんあるし、自分の活動の刺激にもなるんです。自分の立てた企画で司会をやるのも楽しくて、こういう活動が私の性にあっているのかなと思ったんですよ。

――はねるさんの思う、VTuberとしての自分の強みとはどんな部分ですか?

 司会ができる、ってところは今後も強みとして伸ばしていきたいと思っています。もっとも「Vのから騒ぎ」とかのトーク番組は、どちらかというと当日の司会よりどのVtuberさんをゲストに呼ぶかで頭を悩ませているんですよね。誰と誰を組み合わせるとおもしろくなるかって考えるのは楽しいけど大変です。あと私は配信が大好きなので、あと10年経ってもきっと同じような調子で活動を続けていると思います。いつ辞めちゃうかわからないなんてことはないから安心して応援できるところも、私の強みだと思いますよ!

――最近コラボしたVTuberさんで、とくに印象に残った方は?

 ガッチマンVさんです。ガッチマンさんはもともと人気ゲーム実況者ですけど、そんな方がVtuberの世界に飛び込んできてくださるなんて、本当にすごいことですよ。ガッチマンVさんとのコラボ配信はすごくおもしろくて、リスナーさんから「父娘みたい」といわれていたのも印象に残っています(笑)。ガッチマンさんだけじゃなく、最近はイラストレーターの伊東ライフさんとかもともと人気のある方がアバターを作ってVtuberになることが増えているじゃないですか。私、それってすごくおもしろいことだと思うんですよ。

――それはどうしてですか?

 私はみんながアバターを作って、tuberになればいいと思っているんです。そうしたら私も気兼ねなく、いろいろな方と絡めるじゃないですか。かわいい女の子ばかりと絡んでいるときはけっこう言葉遣いとか気を使うんですけど、おじさんは私がけっこう強く当たっても許してくれるから、気が楽なんです(笑)。

――約2年間の活動で、とくに印象に残っていることは?

 サンリオさんの「ポムポムプリンくん」とコラボできたことです! 私はポムポムプリンくんが大好きで、じつは私のイメージカラーもポムポムプリンくんのイメージでデザインしてもらったんですよ。デビューする前からずっとポムポムプリンくんとコラボするのが夢ですっていい続けてきたので、夢が叶って本当にうれしかったです。

――そういえばコラボが発表される前に、ポムポムプリンの公式Twitterではねるさんの衣装を着たポムポムプリンくんが投稿されていましたね。

 あれは驚きました! 事前に何も聞かされていなくて、本当にサプライズだったので、運営さんと一緒にびっくりしていたんです。あれがきっかけでコラボの話が進んだんですけど、ポムポムプリンくんがどうして私の制服を着た姿になってれたのかは、いまだにわかりません。

――ちなみにアニメやゲームは、どんなジャンルが好きなんですか?

 ゲームでドハマリしたのは『モンスターハンター』シリーズです。あまりにも夢中になりすぎて、一時期はゲーム廃人となっていました(笑)。あと私は小説が好きなので、『新世界より』とか小説原作のアニメを見つけると、小説とどう違うんだろうと思って追いかけちゃいますね。石田衣良先生が好きなので、10月から始まる『池袋ウエストゲートパーク』のアニメを楽しみにしています!

――今後のあにまーれ、そしてはねるさんの個人的な目標を教えてください。

 1年目は「活動のペースを掴む」、2年目は「自分を広く知ってもらう」を自分の目標にしてきました。そして3年目のいまは、「経験のないことに挑戦する」がテーマです。たとえば私は文章を書くのが好きなので、本を出したり、どこかの媒体でコラムを書いたりとかやってみたいんです。私ががんばることで、あにまーれという存在も広がり、挑戦できることがもっと増えると思うんですよ。

――最後にアニメディア読者の皆さんにメッセージをお願いします! 

 いまはVtuberってまだ、世間からは物珍しい存在として見られていると思うんです。でも長く続けていけばいつかは、いま実写のYouTuberが認知されているように、Vtuberもあたりまえの存在になると思うんです。そんな世界が訪れるよう、私もVtuberを盛り上げるためにがんばっています。またVtuberの配信を見たことがないという方はぜひ、この世界に入ってみてください!

因幡はねる

Q&A!


ーー自分のチャンネルに残っている動画で、「因幡はねる」 初心者におススメなのは?

「Vのから騒ぎ」とか私が企画しているトーク番組はぜひ見てほしいです。ゲストの皆さんがすごく楽しくおしゃべりしてくれるので、おもしろいですよ。いっぱいあってどれから見ていいのかわからないという方は、チャンネルのトップに最近のおすすめ動画/アーカイブをまとめているので、そちらを参考にしてください。あと私の実の母の登場シーンをまとめた切り抜き動画もオススメです!



ーーあにまーれの皆さんとハロウィンを過ごすとしたらどんなシチュエーションになりそうですか?

 間違いなく、ハロウィンのお菓子を奪い合って戦争が起こるでしょうね(笑)。私を含めてみんな、五体満足ではいられないはず。凄惨な戦いのなか最後まで立っていられるのは誰なのか……気になるところです。

ーーライバルユニットとして切磋琢磨している周防パトラさんに質問!「はねるさんについての印象や負けたくないところは?」

パトラ はねるは生涯のライバルです。すごく頭がいいし、自由で面白い配信をしているので、一緒にやっていて刺激になります。じつはいつか、パトラとはねるのデュエットソングを作りたいなと思っているんです。もっとスキルを磨いて、ふさわしい曲を作れるようがんばります!

取材・執筆/パワフルプロダクション・斉藤優己

プロフィール
因幡はねる【いなば・はねる】「有閑喫茶あにまーれ」の雇われ店長。2018年6月にデビューして以来、ほぼ毎日のように配信をしている。ファンネームは「はねるっこ」だがファンは「因幡組」を自称し、因幡はねるを「組長」と呼ぶこともある。ほかのVtuberとのコラボに積極的で、学力テスト番組「VakaTuberは誰だ」やトーク番組「Vのから騒ぎ」などを企画している。
《M.TOKU》
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