声優・アーティストとして活躍する石原夏織が、2020年1月から自身初のツアーとなる「Face to FACE」を大阪・愛知・東京で開催。その千秋楽となる東京・中野サンプラザでのライブの模様がBlu-rayとDVDで発売される。発売中の「アニメディア7月号」では、石原から寄せられたコメントを掲載。「超!アニメディア」では、掲載しきれなかった内容も含めた長文版で紹介する。
──中野サンプラザでの初ライブはどうでしたか?
アーティストデビューしてから「一度立ってみたい」と思っていたステージだったので、いざ初めて立ったときは感動しました。客席も見ましたし、ステージに立っているときも全部を噛みしめるようにというか、ひとつひとつの光景を忘れないように心に刻みました。
もちろん、歌っているときも、とても気持ちよかったです。
──ライブではいろんな衣装を着ていますが、どの衣装がお気に入りでしたか?
どれも大好きなので選ぶのは難しいのですが、観客のみなさんが一番喜んでくれていたのがブルーのドレスだったので、あえて挙げるならブルーのドレスです。
遠くからでも見えるように作ってもらったので、ライブ冒頭に相応しいというかステージに立ったときにすごく華やかだし、「始まるな」という感じがするし、衣装のグラデーションもすごくきれいだったのでお気に入りです。
──中野サンプラザのライブで、一番印象に残ったのはどの場面ですか?
ステージに初めて立ったときに観客のみなさんの顔が見えたときと、あとはアンコールの「♮ Melody」や「Face to Face」を歌っているときのみなさんの姿が強烈に記憶に残っています。ライブスタートのときはみなさんが楽しそうに待っていてくれて、「♮ Melody」では私と同じような気持ちでみなさんがちょっと切ないながらもやさしく微笑んでいる感じの表情をしてくださっていて、最後の「Face to Face」では思いっきりはじけている感じと、楽曲ごとにまったく異なる表情を見せてくれたことがすごく印象的でした。
──ライブでは観客の顔が目に入ることが多いのですか?
すごくよく見えます。何回もお会いしている方は「あそこにいるな」とチェックしたり、初めて来てくれた方も「初めまして!」という気持ちで見ています。
──ツアー中の舞台裏エピソードを聞かせてください。
ライブ自体の話ではありませんが(笑)、どの会場でも名物の差し入れががいっぱいありました。大阪では「551蓬莱」の豚まんと「たこ焼道楽 わなか」のたこ焼き。私が一番最初に頂いて、そのあとスタッフのみなさんにお伝えして、みんなでわーっと言って取りに行って楽しんだり。愛知ではひとりだけ、ひつまぶしが用意されていて、マネージャーさんに「(スタッフの)みんなには内緒だよ」と言われたりとか(笑)。そういう旅行気分も含めて面白かったです。仲のいいライブチームのみんなでおいしいものを共有して、キャッキャやってる姿は、大人だけど子供みたいな感じで、舞台裏でも楽しくやらせていただきました。
──ライブ映像の観どころや、何度もリピートして欲しい場面を聞かせてください。
個人的にすごく感動したのは、冒頭の「Blooming Flower」の振りとバックに投影されている映像とが連動していて、たとえば花びらが舞ったりする演出などは本当にきれいだなと思いました。同じようにダンスパートの「Singularity Point」は、観ていてすごく圧倒される演出になっていると思います。ぜひ何度も観返して楽しんでいただきたいです。
──特典のフォトブックレットはどのような内容になっていますか?
私がライブを楽しんでいるベストショットで構成されているので、どの写真もとても思い出深いです。また、ライブの冒頭から終わりまでの流れを時系列順に掲載していて、衣装がかっこいいものだとすごくかっこいいショットですし、かわいい衣装ではかわいく撮ってもらっているので、一度ライブ映像をご覧いただいたあとであれば、ダイジェスト感覚で楽しめると思います。
──今後のアーティスト活動の意気込みを聞かせてください。
1stライブツアーを無事千秋楽まで終えて、ファンのみなさんと楽しむことができたと思います。もともとデビューしたときから”ファンの方と心の距離が近いアーティストになりたい”と思っていて、ちょっとずつ実現できている実感があるので、みなさんとの楽しい思い出をもっともっと増やしていけるように頑張りたいと思います。ぜひ、私のライブに一度は遊びに来てくれるとうれしいです。
【Profile】
石原夏織【いしはら・かおり】8月6日生まれ。千葉県出身。スタイルキューブ所属。主な出演作は『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』水波レナ役、『推しが武道館いってくれたら死ぬ』水守ゆめ莉役、『魔王様、リトライ!』ルナ・エレガント役など。
【Release】
石原夏織 1st LIVE TOUR Face to FACE
ポニーキャニオンより6月17日発売予定。
Blu-ray:6,800円(税別)、DVD:6,000円(税別)
【収録内容】
石原夏織 1st LIVE TOUR「Face to FACE」
(2020年2月24日 東京・中野サンプラザ)
ーPrologueー
Blooming Flower
半透明の世界で
ーMC 1ー
CREATION×CREATION
ポペラ・ホリカ
ーShort Movieー”カオリンピック 2020″
ーMC 2ー
Clover wish
Crispy love
Orange Note
ーShort Movieー”Making of Face to Face ANOTHER EDIT”
empathy -winter alone ver.-
雨模様リグレット
ーMC 3ー
Taste of Marmalade
ーDANCE TRANSDUCTIONー
Singularity Point
Ray Rule
TEMPEST
ーMC 4ー
Face to Face
<ENCORE>
ーMC 5ー
虹のソルフェージュ
♮ Melody
Face to Face
ーEpilogueー
●映像特典
・ーShort Movieー”飛べ! 絶叫マシンツアー”(大阪公演より)
・ーShort Movieー”叫べ! オバケ克服大作戦”(愛知公演より)
・Making of Face to FACE
■石原夏織オフィシャルサイト
http://ishiharakaori.com/
■石原夏織スタッフ公式Twitter
https://twitter.com/kaori_staff_
■石原夏織オフィシャルインスタグラム
https://www.instagram.com/ishiharakaori_official/
【構成・文/宮島岳史】