halcaが『邪神ちゃんドロップキック’』のOP「時としてバイオレンス」を含むニューシングルをリリース!普段は見せないスタイルにも挑戦したミュージックビデオも必見【インタビュー】 | 超!アニメディア

halcaが『邪神ちゃんドロップキック’』のOP「時としてバイオレンス」を含むニューシングルをリリース!普段は見せないスタイルにも挑戦したミュージックビデオも必見【インタビュー】

halcaのニューシングルは、『邪神ちゃんドロップキック’』のOP「時としてバイオレンス」とカップリング2曲を収録。「初めて聞いた人にも驚いてもらえると思う」と語った同曲のレコーディングや、ツインテールにも挑戦したミュ …

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 halcaのニューシングルは、『邪神ちゃんドロップキック’』のOP「時としてバイオレンス」とカップリング2曲を収録。「初めて聞いた人にも驚いてもらえると思う」と語った同曲のレコーディングや、ツインテールにも挑戦したミュージックビデオの制作について語ってもらった。

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邪神ちゃんのダメなところもあるけれど愛されるかわいさを歌でも表現したかった

――表題曲「時としてバイオレンス」は、TVアニメ『邪神ちゃんドロップキック’』のOP。『邪神ちゃんドロップキック』という作品にはどんな印象がありましたか?
 もともとアニメはよく観るのですが、『邪神ちゃんドロップキック』はギリギリのところを攻めている楽しい作品だなと思っていました。何度観ても面白いと感じられる作品だったので、関わらせていただくことができてすごくうれしいです。

――OP「時としてバイオレンス」は、作品のぶっ飛んだスピードにも負けない、ポップで疾走感のある明るい曲ですね。
 レコーディングの前にデモの音源をいただいたときから、聴いているだけで楽しくなる曲だなと感じていました。実際にレコーディングをしてもすごく楽しくて、すでに配信されている曲を自分のスマートフォンに入れて、よく聴いているくらいです(笑)。

――かなりテンポが速い曲ですが、レコーディングはどうでしたか?
 実際のレコーディングは、4thシングル「放課後のリバティ」よりも前だったのですが、自分としてはこのくらい速い曲のほうがスムーズにレコーディングをできる印象があります。キーチェックの段階から「こう歌おう」というイメージがしっかりと固まっていて、本番のレコーディングではとにかくノリノリでした。「何を言っているのか聞き取れないくらいのテンション感で歌おう」という気持ちでした。音に歌が乗るような、自分が楽器になったような思いで歌ったんです。

――苦戦したところはありましたか?
「同じメロディーが繰り返されるところは、ワードは違っていても長さや歌い方を同じにすると耳に残りやすいよ」というアドバイスをいただいていたんです。まさに、この曲は冒頭のメロディーが何度も登場するものなのですが、アドバイスのようにそろえて歌うのは難しかったです。
 それから、事前にレコーディングをして音のバランスなどを調整していただいていたワンコーラス分を聴きすぎて、「それより上手に歌えていない!」って思っちゃって。生歌だから調整したものと違うのは当たり前なのに、なんで歌えないんだろうって落ち込んでしまって。スタッフの皆さんから励まされながら頑張りました。いつかは、仮歌にも勝てるくらいの勢いでレコーディングをしたいと思っています!


――すごくかわいい歌声だと思いましたよ。
 ありがとうございます! 主人公の邪神ちゃんはダメなところもあるけれど、かわいいからこそみんなに愛されているんだと思うんですね。そのイメージをこの曲に詰めたいと思っていたので、かわいさは特に意識しました。2Aに出てくる「キミ」の部分は、自分でもかわいく歌えたんじゃないかなと思っています。

――自分でも特にお気に入りのポイントは?
 細かい部分ですが「サプライズのバクダンも」という歌詞の「バクダン」の「ク」の「k」の発音はすごく気持ちよくできたのでお気に入りです(笑)。そのあとの「も」の“もわっ”とした感じも自由さが爆発している感じがしていて好きです。それから、2番の最後に出てくる「新しいEdition」の「Edition」のところは、スタッフさんにもよくモノマネされるくらいなので、いいインパクトが残せていると思います!

――実際、オンエアでアニメの映像と合わせて聴いた感想は?
 すごくウキウキしました。邪神ちゃんとゆりねちゃんがお花畑で“あははうふふ”するところから一気に邪神ちゃんの表情がダークに変わるところは、まさに『邪神ちゃん』という作品を表していると思いました。実際にリアルタイムで観ていらした方々の感想も見させていただいていたのですが、すごく面白かったです。


恋の思いを綴った2曲のカップリング

――カップリングの「Fuzzy Rain」はガラッと雰囲気が変わりますよね。
 この曲は、大人の女性っぽいメロディーだなと感じました。作詞の宮嶋淳子さんと「雨っぽいね」というお話をしていて、それを元に詞を考えていただいたんですが、“大人”をイメージして、口からと言うよりは鎖骨の辺りから声を出す気持ちで歌ってみました。

――はっきりと思いを伝えられないところが大人の女性、という感じですよね。独特の切なさがあるというか。
 サビ頭の「友達に戻ろう」というワードの切なさはすごいですよね。私は歌うときにその歌の主人公になったつもりで歌うので、たまに入り込みすぎて泣いてしまったりもするんですが、この曲でもやっぱり泣きそうになっていました。

――halcaさんといえばポップで元気な曲のイメージが強かったので、こういう曲調を歌い上げるのは少し意外でした。
 実は、私自身は自分の声を「晴れ」の声だとは思っていないんです。どこか寂しさを感じる音があるなと思っていて。むしろ以前は「時としてバイオレンス」のような明るい曲のほうに苦手意識があったんです。「Fuzzy Rain」のような陰を感じる曲のほうが落ち着いて気持ちも入れ込みやすくて。そういう意味でも歌いやすかったです。

――もう1曲のカップリング「キュンとさせてあげるよ」は、小悪魔感のあるキュートな曲ですね。
 この曲とは3rdシングルの「センチメンタルクライシス」よりも以前に出会っていて、いつかどこかで歌いたいと思っていたのが今回叶いました。冒頭からラスボス感があるところが好きです(笑)。もともと「か行(か・き・く・け・こ)」を歌うのがすごく好きなんですが、この曲は「か行」がたくさん出てくるのでより気持ちよく歌えました。

――なぜ「か行」が好きなのか、自己分析したことはありますか?
 あります! 50音を全部言ったときにほかの言葉と比べて「か行」が発しやすいみたいんです。なんとなくですけど、子どもが初めて話をできたときにうれしそうにする、その感覚に近いんだと思うんです。「『か行』がスパッときれいに歌えた! うれしい!」みたいな(笑)。

――なるほど(笑)。歌の話に戻りますが、この曲に登場する主人公は、「キミ」の幸せを祈りたいけれど、その相手は私であってほしいという複雑な乙女心を抱えています。この歌詞を見たときは、どんな気持ちになりましたか?
 口に出して言わないだけで、「好きな人とうまくいくのは自分であってほしい」と思っている子はたくさんいると思うんです。なので、私も「わかる、わかる」と思いました。
 レコーディングのときは乙女心だと思っていたんですが、聴き返してみると男の子でも同じような思いを抱く人はいるんじゃないかなと感じられるようになって。女の子も男の子も「好きな人の幸せを素直に祈れない自分ってなんてダメなんだろう」と思わず、「思っちゃうのはしょうがないよね、すごく自然なことだよね」と自分を勇気づけてほしいと思ったんです。だから、恋にまつわる出来事はもちろん、何か失敗したことがあったときにこの曲を聴いてもらって、また明日もがんばろうと思ってもらえたらうれしいです。

――「Fuzzy Rain」と「キュンとさせてあげるよ」は、ベクトルは少し違いますが、切ない恋の歌です。その切なさはどう出していこうと思いましたか?
 顔……かなぁ。

――顔?
 私、レコーディングのときは、とても人様にはお見せできないような、すごい表情をして歌っていて(笑)。それもあって、口角を上げているときと下げているときで、歌声がかなり違ってくるんです。なので、感情の波をそのまま表情に出すことで、切なさも出せているんじゃないかなと思っています。それから、こういう対象者が明確な曲は、目の前にその人がいるようなイメージで、歌うというよりは話している気持ちです。それが声に出ているんじゃないかなと思います。

小学生以後できなかった夢を叶えられたミュージックビデオ

――「時としてバイオレンス」のミュージックビデオでは、ツインテールにも挑戦していますね。
 ツインテールも、ゴシックな衣装に眼帯というのも初めてでしたが、すごく楽しかったです! 途中に出てくる赤い衣装だけは普段の私っぽさがあるんですが、色が「赤」なのでバイオレンスさが連想できるんじゃないかなと思います。

――ツインテールやゴシックな衣装は好きですか?
 好きです! 子どものころはツインテールが好きで、よくしてもらっていたんです。でも、大人になるとだんだん周りの目が気になるようになってきて……。なので、久々にツインテールしたい願望が解消されてすっきりしました! ツインテールなのに子ども過ぎないところは、さすがヘアメイクさんだなぁ……と感じていました。ツインテールの衣装は白いフリフリのワンピースなのですが、もう本当にかわいくて、ぜひ全身を見てほしいくらいです。
 黒も、もともとすごく好きな色なんです。ただ、全身黒にしてしまうとどうしても重くなってしまう。大人の女性だったらかっこよく着こなせると思うんですが、どうしてもまだ私だとそこまでは行けなくて、スタッフさんからも「色のある服を着よう」とアドバイスをいただいていたくらいで。でも、真っ黒にも憧れはありましたし、ゴシックなスタイルも小学生くらいまでだったので、黒&ゴシックという着たいものが両方詰まった衣装を着させていただけて、めちゃくちゃハッピーでした。
 あと、眼帯はゆりねちゃんリスペクトでつけさせていただきました! ミュージックビデオは小物やセットもすごくかわいいので、ぜひ隅から隅まで見ていただきたいです。

――ジャケットはボクシンググローブが目にとまりますね。
「ドロップキック」から「キックボクシング」をイメージして、連想ゲームのように登場したアイテムです(笑)。部屋着とのギャップが面白いし、ジャケットを見た方に「なんなんだろう」と思っていただけるんじゃないかなと。背景が白いので一見攻撃的には見えないけれど、ちょっと破れたところもあって、そこからバイオレンスさが感じられる。しぶきみたいなデザインも入れていただき、全体からにじみ出るアンバランスさが、かわいいキャラクターなのに血がドバドバでるような作品のアンバランスさともリンクしているんじゃないかなと思います。

――楽しいお話、ありがとうございました。では最後に、読者へメッセージをお願いします。
 皆さん、いつも応援ありがとうございます! halcaです。「時としてバイオレンス」は、皆さんに何度も聴いていただきたいですし、初めて聴いても「なんだ、この曲は?」と感じてもらえると思います。とにかく一生懸命歌いましたし、驚いていただける自信もあります。「時としてバイオレンス」から「Fuzzy Rain」で雨の日のようなしっとりとした気分になり、「キュンとしてあげるよ」で自分を励まして前向きになれる……。そんなふうに曲順にもこだわりました。今回も、大好きで大切ですごくかっこいい1枚になりました。本当に自信作なので、ぜひ一度だけでも聴いてみてください。きっともう一度聴きたくなります!


取材・文/野下奈生(アイプランニング)

PROFILE
halca【はるか】7月7日生まれ。ミュージックレイン所属。ボカロ/アニソン特化型のオーディション、第1回「ウタカツ!オーディション」で準グランプリを獲得。2018年5月にシングル『キミの隣』(『ヲタクに恋は難しい』ED)でメジャーデビュー。これまでにシングル4枚、ミニアルバム1枚、アルバム1枚をリリース。7月スタートのTVアニメ『彼女、お借りします』のEDを担当することも決まっている。
現在、YouTubeにてアコースティックアレンジでhalcaが歌う動画企画「playground」を配信中。

イベント情報
halca、「時としてバイオレンス」発売記念、初のインターネットサイン会開催決定!

halca公式インスタライブでインターネットサイン会を行うことが決定。
5月22日(金)19:00~“ミニ色紙サイン会” ※SOLD OUT
5月26日(火)~31(日)各日19時~“CDジャケットサイン会”
※販売期間は開催日の2日前、18時まで。
※受付上限数に達した場合、販売期間内であっても受付を終了させていただくことがございます。

詳しくは公式サイトにて
https://halcaofficial.com/info/archive/?518769

リリース情報
シングル『時としてバイオレンス』
SACRA MUSICより5月27日発売。
初回生産限定盤:1,600円(税別)
通常盤:1,200円(税別)
期間生産限定盤:1,600円(税別)

 

halca公式サイト
https://halcaofficial.com/

halca公式Twitter
https://twitter.com/halca77

《超!アニメディア編集部》
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