秋元康総合プロデュース、Sony MusicとANIPLEXがタッグを組んだデジタル声優アイドルプロジェクト「22/7」(ナナブンノニジュウニ)が、5枚目となるシングル「ムズイ」をリリース。収録されている「ムズイ」「空のエメラルド」は、それぞれTVアニメ『22/7』のOP・EDテーマでもある。そんな本楽曲の魅力とTVアニメについて、メンバーの天城サリー・河瀬詩・白沢かなえにお話をうかがった。
22/7
ーーTVアニメ『22/7』が始まって、どんなお気持ちでしょうか?
天城 3年越しのアニメ化という夢がついに叶って、自分たちが想像していた以上にたくさんの方に見ていただけて、喜びでいっぱいです。
白沢 私は携帯を片手にリアルタイムでみなさんの反応をサーチしながら見ていました。みなさんの優しい感想が本当にありがたくて、最終回まで突っ走って行きたいと改めて思いました。
河瀬 私も第1話はリアルタイムで見たのですが、自分のセリフのところは耳をふさいでいました。私は昨年12月に加入したので……でも「ここはもっとこうしたほうがいい」など、課題も見えたので、早くみんなに追いつけるように頑張ります!
ーーオープニングテーマの「ムズイ」は心の葛藤を歌い、エンディングテーマの「空のエメラルド」は壮大さと爽やかさのある曲ですね。
河瀬 私は「ムズイ」が生まれて初めてのレコーディングだったので、「ちゃんと上手く歌わなきゃ!」と思って力が入ってしまって。「上手さよりも感情を出して欲しい」とディレクターさんから言われ、自分のなかにある絶望感や悩みの感情を全面に押し出すことが難しかったです。
白沢 私は、「空のエメラルド」のDメロに出てくる<可能性と生きる力>という歌詞をサリーちゃんと歌っていて。ふたりともお気に入りの歌詞だったので、「ここはすごく感情を込めて歌おうね!」ってふたりで決めて歌いました。
天城 ナナニジは今までも一貫して心の葛藤を歌ってきていて、それは今回も変わりません。でも「ムズイ」は自分のなかでモノローグのように歌っていて、「空のエメラルド」ではDメロで答えを出しているところが今までと違います。オープニングの「ムズイ」で私たちの葛藤を歌い、アニメのストーリーではキャラクターそれぞれの葛藤がありながら助け合って成長していく姿を描いて、そしてエンディングの「空のエメラルド」では、22/7としてみんなで夢に向かって頑張って行こうとする姿が見えてきます。「空のエメラルド」はある意味で「始まりの歌」という感覚ですね。
ーーそれぞれのお当番回の最後に流れる、そのキャラクターのソロ曲も話題ですね。
河瀬 ニコルちゃんはプライドとプロ意識が高いんですけれど、そうなるまでにはやっぱりいろいろあって。曲もそういう過去と気持ちが歌われたものになります。斎藤ニコルちゃんの回も、楽しみにしていてください!
【プロフィール】
22/7【ナナブンノニジュウニ】秋元康総合プロデュース、Sony MusicとANIPLEXがタッグを組んだアイドルプロジェクトとして結成。2017年に「僕は存在していなかった」でデビュー。これまでに4枚のシングルをリリース。アニメ『22/7』で天城サリーは藤間桜、河瀬詩は斎藤ニコル、白沢かなえは丸山あかねを演じている。
「ムズイ」概要
切なくて儚いムードをまとった、ドラマチックなサウンドの楽曲。歌詞は10代が感じる生きることの息苦しさを描き、各所に出てくるセリフがアニメとの親和性を高めている。「空のエメラルド」は、希望感のあるパートもあり、新たな一面を見せてくれている。
【初回仕様限定盤 Type-A】(SRCL-11413~4)
1,682円(税抜)
【初回仕様限定盤 Type-B】(SRCL-11415~6)
1,682円(税抜)
【通常盤】(SRCL-11417) 1,136円(税抜)