TVアニメ『プリンセス・プリンシパル』のライブイベント「プリンセス・プリンシパル THE LIVE Yuki Kajiura×Void_Chords」の初日公演が、10月19日（土）に千葉・舞浜アンフィシアターで開催。同作の劇伴音楽を手がけた梶浦由記と、主題歌やキャラクターソングなどを担当した音楽家の高橋諒によるアーティストプロジェクト・Void_Chordsが、作品の世界を彩った名曲の数々を生演奏で届け、多くのファンがそのサウンドに酔いしれた。
梶浦と高橋がそれぞれのバンドと共に、このイベントのためにリアレンジした楽曲をアニメの映像演出とともに披露する今回のスペシャルライブ。まずは気鋭のシンガーソングライターである麦野優衣をボーカルに迎えライブに臨んだVoid_ChordsがOPテーマ「The Other Side of the Wall」を皮切りに、『プリプリ』の世界観やキャラクターをイメージしたナンバーを、本公演のために歌詞を英語詞にした特別バージョンでパフォーマンスする。グルーヴィーなアップからロマンチックなバラードまで曲調は様々なれど、麦野優衣はそれらを曲の表情に合わせて見事に歌いこなす。そして2020年4月10日に第1章が劇場公開予定の続編『プリンセス・プリンシパル Crown Handler』より、OPテーマとなる新曲「LIES＆TIES」が初披露されるうれしいサプ ライズも！ラストはTVアニメのエンディングを飾った「A Page of My Story」で和やかに締めくくった。
続く梶浦由記のライブには、彼女のソロプロジェクトである FictionJunction でもお馴染みの凄腕ミュージシャンたちが集結。クールなモチーフが印象的なメインテーマ「shadows and fog」をはじめとしたBGMの数々を、バイオリンやサックス／フルートを含む重厚なアンサンブルで披露し、アンジェたちチーム白鳩が活躍するスチームパンクなロンドンの光景をアンフィシアターに現出させる。少女たちの日常が垣間見えるパートを中ほどに挿みつつ、終盤は苛烈なミッションを思わせる緊迫感溢れる展開に。TVアニメ第7話「case18 Rouge Morgue」の挿入歌として話題を呼んだ名曲「moonlight melody」では、KAORI、 KEIKO、YURIKO KAIDA 、Joelle という4人の歌姫の美しい歌唱にお客さんも「ラララ」と声を合わせ、会場は一体感に包まれた。
最後は高橋率いるVoid_Chordsのメンバーもステージに上がって夢のコラボレーションが実現。2バンドで「shadows and fog」を演奏し、ライブは『プリプリ』の音楽世界を介した豪華セッションで大団円を迎えた。
Text By 北野 創（リスアニ！）
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続編「プリンセス・プリンシパル Crown Handler」 音楽情報
2020年4月10日に第1章が公開される続編「プリンセス・プリンシパル Crown Handler」
ＴＶシリーズに引き続き、音楽は梶浦由記、OPテーマはVoid_Chords（高橋諒)が担当！
OPテーマ歌唱アーティスト：Void_Chords feat. Yui Mugino
OPテーマ：「LIES & TIES」
© Princess Principal Project
