トロント国際映画祭に新海誠が登壇! 国内は興収120億突破、世界でも『天気の子』旋風 | 超!アニメディア

トロント国際映画祭に新海誠が登壇! 国内は興収120億突破、世界でも『天気の子』旋風

公開前から140の国と地域での配給が決定するなど、世界中から大きな注目と期待を集める新海誠監督最新作『天気の子』。この度、第44回トロント国際映画祭の【スペシャル・プレゼンテーション部門】に出品され、現地時間の9月8日 …

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『天気の子』トロント映画祭(新海監督)
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 公開前から140の国と地域での配給が決定するなど、世界中から大きな注目と期待を集める新海誠監督最新作『天気の子』。この度、第44回トロント国際映画祭の【スペシャル・プレゼンテーション部門】に出品され、現地時間の9月8日(日)に行われた公式上映に新海誠監督が出席した。


 トロント国際映画祭(開催:9月5日~9月15日)は、1976年より開催され、世界最大級の映画市場である北米にとって欠かせない映画祭に成長し、例年300本以上の作品が上映される。ベルリン国際映画祭、カンヌ国際映画祭に次ぐ規模の来場者数32万人を集める、北米最大の映画祭。日本映画でトロント国際映画祭にアニメーション作品が選出されるのはジブリ作品以来となり、直近の出品作品は宮崎駿監督の『風立ちぬ』。今年は『天気の子』の他、是枝裕和監督の『真実』が日本映画で同部門作品に出品されている。

 トロント国際映画祭に初参加となる新海監督は、9月8日(日)(現地時間)の公式上映にあわせて現地入り。トロントの印象について「路面電車が走っていて、きれいな街。(先月1か月が国内キャンペーン期間だったこともあり、同じように路面電車が走る)北陸や、広島、熊本など、日本で見てきた地方都市と重なって、のどかで素敵な街だと思いました。」とコメント。また、上映を前にして「海外の方がどうのように受け止めてくださるのかとても興味深いです。」と期待を膨らませていた。

 プレミア上映会場となったのは、例年トロント国際映画祭の主要会場となる「スコシアバンクシアタートロント」(キャパ:552席)。18時(現地時間)からの上映のチケットは即日完売。当日券にも長蛇の列ができ、100人以上が入手できずに諦める状況という、現地での期待値の高さが伺えた。20~30代を中心に幅広い層の、熱狂的な新海誠ファン、アニメーション映画ファンが劇場を埋め尽くすし、場内満席の大盛況のなか、上映前の舞台挨拶に登壇した新海監督は、大喝采と歓迎の拍手で迎えられ、流暢な英語でご挨拶。「カナダに来るのは初めてなのですが、僕の作品を見たことある方いますか?」観客へ逆質問。そして「トロント国際映画祭に出品が決まった時は驚きました。なぜならば『天気の子』は5年10年と残るものというよりは、2019年のこの夏に、日本の若者に見てほしいと意識して作った作品です。この数年間、天気や気候といったものが変わってきていると実感しており、その今起こりつつある変化を、今みんなに見てもらえる映画として作りました。どのように感じてくださるのか楽しみにしています。」と語った。

 上映中は、随所に笑いと感嘆の声があがり、クライマックスではすすり泣く声が聞こえた。本編上映後は、拍手と大歓声が上がる。劇場内が『天気の子』の余韻に浸りながら、上映後のティーチイン舞台挨拶に登壇した。海外ならでは質問なども飛び出し、終始大盛り上がりで舞台挨拶を終えた。

 現在『天気の子』は140の国と地域での配給が決定し、米アカデミー賞の日本代表にも選出され、超異例のインド公開も10月11日に控えている。

※画像ギャラリーはこちら。クリックすると拡大できます。

 

◆初日7月19日(金)~9月8日(日)までの52日間
観客動員:913万9,915人 
興行収入:121億7,980万1,200円
※本年度公開映画 興行収入No.1獲得

世界公開日状況
香港:8月8日(済)、オーストラリア:8月22日(済)、インドネシア:8月21日(済)
ベトナム:8月30日(済)、シンガポール:9月12日、台湾:9月12日、韓国:10月
ロシア:10月31日、タイ:11月7日

作品概要
映画『天気の子』
2019年7月19日(金)全国東宝系にて、大ヒット公開中
原作・脚本・監督:新海誠
音楽:RADWIMPS
声の出演:醍醐虎汰朗 森七菜 本田翼 / 吉柳咲良 平泉成 梶裕貴 倍賞千恵子 / 小栗旬
キャラクターデザイン:田中将賀  作画監督:田村篤  美術監督:滝口比呂志
製作:「天気の子」製作委員会
制作プロデュース:STORY inc.
制作:コミックス・ウェーブ・フィルム
配給:東宝

映画『天気の子』公式サイト
https://www.tenkinoko.com/

©2019「天気の子」製作委員会

《超!アニメディア編集部》
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