TVアニメ『戦姫絶唱シンフォギアXV』雪音クリス役の高垣彩陽が語るEDテーマ「Lasting Song」歌詞に込めた想い「演者として作品に寄り添ってきた今の自分だからこそ書ける詞がある」【インタビュー】 | 超!アニメディア

TVアニメ『戦姫絶唱シンフォギアXV』雪音クリス役の高垣彩陽が語るEDテーマ「Lasting Song」歌詞に込めた想い「演者として作品に寄り添ってきた今の自分だからこそ書ける詞がある」【インタビュー】

いよいよTVアニメ最終シリーズへ突入した『戦姫絶唱シンフォギア』シリーズ。「アニメディア9月号」には、はだけた浴衣姿でくつろぐ雪音クリスたちのイラストと、クリスを演じる高垣彩陽のインタビューが掲載中。超!アニメディアでもキュートなクリスの姿と合わせて、…

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――『戦姫絶唱シンフォギア』もついにTVアニメ最終シリーズに突入しました。ここに至るまでに、クリスはどのように変わった、成長してきたと感じますか?

 第1期のころは敵として登場したクリスが、響と手を取り合ったのをきっかけに、少しずつ変わっていきました。大切な仲間がたくさんできて、学校にも通い始めて、かたくなだった心が解きほぐされていって。第4期『シンフォギアAXZ』では両親を亡くしたつらい過去と向き合う展開もありつつ、そうした困難を乗り越えて『シンフォギアXV』に至っています。そんな今作で、クリスが誰かのフォローに回ることが多くなったことに気がついて、ハッとしました。休日も研究をして過ごすというエルフナインに対して、響と遊んで気晴らしするように勧めるなど、周りに対して自然でさりげない気遣いができるようになっていたんです。まるで捨て犬のようだった1期のころと比べて、ずいぶん変わったなぁと感じて、うれしいと同時に微笑ましくなりますね。

――以前のクリスは、自分の事だけで手いっぱいでしたからね。

 そうなんですよね。全然余裕がなかったと思います。でも、もともと根はいい子だし、これまでいっぱい苦労して、いっぱい悲しんで、そしていっぱい叫んできたからこそ、今の成長につながっているのでしょうね。『シンフォギア』に出てくるキャラクターは、装者だけでなく敵方も含めて、どこか自己犠牲的な人が多いように思います。大事な人のためなら、自分はどうなっても構わないというやさしさと強さを持っている。ただ、『AXZ』までのクリスはその想いが強すぎて、自分が幸せになることに引け目を感じていたこともありました。それが今ではそうした悩みも乗り越え、仲間たちとも絶対に崩れない絆で結ばれているのだなと感じます。クリスはもっと不器用で、仲間とコミュニケーションをとるのも苦手な印象でしたが、いつの間にか私の想像を超えて成長していたんです。



――自分のことを肯定的にとらえられるようになって、今度は高校卒業後のことにも目を向け始めていますね。

 大学への推薦が決まっているとは、けっこう意外でしたね。進学するつもりがあったんだって。それにしても、もう学校に行く必要がないのに休まず登校してしまうところを見ると、かわいくて仕方ないですね。1日でも多くみんなと一緒に学校生活を味わいたいという気持ちが伝わってきます。だからこそ進学という道を選んだのかもしれません。発売中のクリスの「キャラクターソング4」のカップリング曲「あしたのあたし」は、クリスの卒業に合わせた「卒業ソング」なんです。今のクリスだからこそ言える言葉、歌える歌なんだって思いました。卒業のさびしさや切なさだけでなく、温かさがこもった曲になっていると思います。『シンフォギア』は作品内容と劇中歌が密接にリンクした作品で、歌詞の内容はそのキャラクターのモノローグだといっても過言ではありません。最近の言い方をすると「エモい」です!「あしたのあたし」を聴くことでクリスの物語としても集大成を感じてもらえるのではないでしょうか。

――では、本作で敵として登場した「ノーブルレッド」の3人組の印象は?

 今回の敵となるヴァネッサ、ミラアルク、エルザの3人は、戦闘能力という点ではそれほど高くなく、前作で登場したパヴァリア光明結社の幹部たちに比べても格下の存在です。それでも、人質をとったりワナを仕掛けたりといったなりふりかまわない戦いぶりに、装者たちは苦戦を強いられ続けているんです。とくに衝撃的だったのは、翼さんのライブに乱入したノーブルレッドが、アルカ・ノイズをばらまいて大量虐殺を行った2話です。この時は、10万人もの人命が失われるという未曽有の被害が出てしまい、翼さんも大きなショックを受けていました。これほどの非情な手段を平気でとってくるところに、ノーブルレッドたちのすごみと必死さを感じます。ただ、彼女たちも守るべき仲間のために、仕方なく非情な手段に手を染めているんです。多くの人命を奪ったことは許されないですが、それでも響が救いの手を伸ばすことができるのか、気になるところですね。

――これまでの話数で印象に残っているシーンは?

 5話でクリスがエルフナインのまねをするシーンがありまして。これは『戦姫絶笑シンフォギアRADIO』で、私がエルフナインのものまねをする「アヤヒナイン」というネタを金子さんが脚本に入れてくださっていたんです。台本を読んでかなり驚きました(笑)。でも、コミカル展開が入るのはここまで。今後の物語はどんどんシビアになっていくので、装者たちの戦いを見届けてほしいですね。

――8月21日に発売されたEDテーマのシングル「Lasting Song」についてお聞きします。こちらはシングルとして発売される曲では、高垣さんが初めて作詞を手掛けた曲になるそうですね。

 そうなんです。5期にわたって『シンフォギア』TVシリーズのEDテーマを歌わせていただきましたが、その完結編である『XV』ではぜひ詞を書かせていただきたいという思いがあったんです。それで、これまで作詞を手掛けてくださっていたmavieさんからバトンを渡していただき、覚悟をもって臨みました。7年間続いたシリーズの集大成でもあるので、やっぱりプレッシャーは大きかったです。でも装者たちが何を乗り越えてきて、何を残せるのか。そして、なんのために厳しい戦いに赴いていくのか。そういう彼女たちの思いはずっと演者として作品に寄り添ってきた今の自分だからこそ書ける詞があるんじゃないかと思い、苦手意識があった作詞に挑戦しました。

――この歌のテーマは?

 原作・シリーズ構成の金子彰史さんからいただいたテーマは「別離」でした。「別離」というと別れの悲しさや辛さをイメージしがちですが、金子さんがくださったイメージは「別れに際して、出会えたこと自体を尊ぶ」というものだったんです。私がEDを通して伝えたかったことにも通じるテーマだったので、ほとばしるような想いを込めて詞を書かせていただきました。

――「Lasting Song」というタイトルには、どんな意味が込められていますか?

 「Lasting」という単語には「継続する」とか「永続的な」という意味があり、「終わらない」という意味を込めて付けました。『シンフォギア』シリーズでは、いくつもの出会いと別れが描かれてきました。もう失われてしまった人であっても、誰かの心の中にその人が残したものはずっと生き続ける。それは、作品を通して描かれてきた大事なテーマでもあります。私自身の経験としてもそれは強く感じているので、この歌を通して「想いはずっと続いていく」ことを伝えたかったんです。そういう意味で使うなら「Lasting」ではなく、「everlasting」の方が一般的です。でも、あえてそこは「Lasting」にしたかった。シリーズ集大成のEDなんだから、「終わり」を意味する「Last」という言葉が入れたかったんです。それに「ing」がつくと真逆の「永続的な」という意味に変わるところも面白いと思いまして。

――この曲の聴きどころは?

 楽曲がデモで上がってきた段階で、作曲を手掛けている藤田淳平さんの気合がひしひしと伝わってきました。ものすごく細かい音がバックでいっぱい流れていて、非常に緻密な計算のもとに曲が構成されているのを感じたんです。私は音楽って、芸術のなかでもどちらかというと“文系”だと思っていたんですけど、この曲を聴いて意外と“理数系”なんだなって。「さあ、この曲にどんな歌詞を載せていけばいいのか」と、またひとつ自分のハードルが上がったように感じました。ぜひ歌のうしろで響いている音にも耳を傾けていただきたいですね。あとは、「Lasting song」では初めて「Wow Wow~♪」という合いの手を入れられる個所を入れました。ぜひ「適合者」のみなさんには、「シンフォギアライブ」があれば一緒に声を上げて歌ってほしいです。そうすることで、初めてこの曲は完成すると思います。

――きっと「適合者」の方々なら、お願いされるまでもなく声を上げると思います。2曲目のカップリング曲「幸せのかたち」はどんな歌なのか教えてください。

 これまで私があまり歌う機会のなかった、穏やかでちょっと大人な恋愛がテーマになっています。恋愛に限らず、パートナー、家族、友達といった自分を取り巻くものに対して、「その人と一緒にいる自分が好きかどうか」って大事なことだなと思っているんです。それは私が何かを選択するときの基準にもなっています。相手ではなく、自分に「あなたは何が好き?」と問いかける。そんな気持ちを大事にしながら歌いました。

――次は、カバー曲である「IF THE WORLD HAD A SONG」についてお願いします。

 この曲は、バッハの「主よ人の望みの喜びを」というクラシック曲に、『楽しいムーミン一家』の主題歌などを手がけたシンガーソングライターの白鳥英美子さんが歌詞をつけてアレンジをした歌なんです。「世界中の人たちが、もしひとつの同じ歌を持っていたら、きっと世界はもっとやさしくなる」というメッセージが込められていて、そのテーマ性は『シンフォギア』にすごく通じるなと思っていまして。いつか歌わせていただきたいと思っていた曲なんですが、最終シリーズを締めくくるのにこれ以上マッチする歌はないと、今回選曲しました。

――歌の内容は、まさに『シンフォギア』で描かれているテーマそのものですね。

 あと、ぜひアニメディア読者の方々にはアニメ盤のジャケットを見ていただきたいんです。毎回、ジャケットは私が見たいクリスの姿を描いていただいているんですが、今回は作中では少ししか描かれなかったクリスの誕生会のワンシーンを描いていただきました。キャラクターデザインの藤本さとるさんの筆がのってくださったそうで、エルフナインも参加しているのもポイントです!表も裏も贅沢仕様のジャケットになっているので、ぜひ手に取って見てみてください!

取材・文/福西輝明

【高垣彩陽12th Single 「Lasting Song」情報】

初回生産限定盤
SMCL-610~611
CD+DVD¥ 1,713+税

通常盤
SMCL-612
CD only ¥1,241+税

アニメ盤
SMCL-613
CD only ¥1,241+税

画像ギャラリーはこちら。クリックすると拡大できます。

 

【TVアニメ『戦姫絶唱シンフォギアXV』情報】
毎週土曜日深夜1時よりTOKYO MX(MX)、BS11にて放送中毎週土曜日深夜2時38分より毎日放送(MBS)にて放送中
毎週土曜日深夜1時50分よりテレビ愛知(TVA)にて放送中
毎週火曜日夜9時30分よりAT-Xにて放送中
※リピート放送:毎週木曜昼1時30分~、毎週土曜日朝5時30分~

【STAFF】
原作:上松範康/金子彰史
監督:小野勝巳
シリーズ構成:金子彰史
音楽プロデューサー:上松範康
音楽:Elements Garden
キャラクター原案:吉井ダン
キャラクターデザイン
総作画監督:藤本さとる
副監督/アルカ・ノイズデザイン:光田史亮
総作画監督:椛島洋介/普津澤時ェ門
アクションディレクター:式地幸喜/杉江敏治/中小路佳毅/髙嶋宏之
メインアニメーター:大久保義之/坂本俊太/ハニュー
メカニックデザイン:大河広行/川原智弘
美術デザイン:ニエム・ヴィンセント/ロキャテリ・ロイック/ルガル・ヤン/ギヨーム・ジョアナ/小山真由子
美術監督:渡辺幸浩/菊地明子
色彩設計:篠原愛子
CGディレクター:森野浩典
撮影監督:志村 豪
2Dワークス:影山慈郎
特殊効果:飯田彩佳
編集:兼重涼子
音響監督:本山 哲
アニメーション制作:サテライト
製作:Project シンフォギアXV

【CAST】
立花響:悠木碧
風鳴翼:水樹奈々
雪音クリス:高垣彩陽
マリア・カデンツァヴナ・イヴ:日笠陽子
月読調:南條愛乃
暁切歌:茅野愛衣
小日向未来:井口裕香
エルフナイン:久野美咲
風鳴弦十郎:石川英郎
緒川慎次:保志総一朗
藤尭朔也:赤羽根健治
友里あおい:瀬戸麻沙美
ヴァネッサ:M・A・O
ミラアルク:愛美
エルザ:市ノ瀬加那
風鳴八紘:山路和弘
風鳴訃堂:麦人

 (C)Project シンフォギアXV

《超!アニメディア編集部》
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