TVアニメ『炎炎ノ消防隊』茉希尾瀬役の上條沙恵子が新人声優直撃企画「お前は誰だ?」に登場【インタビュー】 | 超!アニメディア

TVアニメ『炎炎ノ消防隊』茉希尾瀬役の上條沙恵子が新人声優直撃企画「お前は誰だ?」に登場【インタビュー】

昨今人気の声優業界。デビューする新人も星の数ほど増えているなかで、まだまだ名前が広く知られていない超フレッシュな新人声優の初々しいグラビア&インタビュー風景をお届けするコーナー「お前は誰だ!?」。今回はアニメディア20 …

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 昨今人気の声優業界。デビューする新人も星の数ほど増えているなかで、まだまだ名前が広く知られていない超フレッシュな新人声優の初々しいグラビア&インタビュー風景をお届けするコーナー「お前は誰だ!?」。今回はアニメディア2019年8月号に登場した上條沙恵子のロングインタビューをお届けする。


 ボンジュール♪ 新人声優の上條沙恵子です。この夏から放送されている『炎炎ノ消防隊』で茉希尾瀬を演じています。汗を流して運動することが好きで、実家の長野では子供のころから登山をしたり、レッスンでは殺陣やアクションにも取り組んでいます。特に空手は、小学校2年生から高校3年生の10年間続けていて、お恥ずかしながら『名探偵コナン』の蘭ねえちゃんに憧れて始めたんですよ(笑)。特技はモノマネで、『とらドラ!』の釘宮理恵さん演じる逢坂大河の泣き声ができますに挑戦させていただいてます。

 モノマネといえば、中島美嘉さんの歌モノマネはウケがイイんです。事務所のオーディションでは、「中島美嘉さんが『マル・マル・モリ・モリ!』を歌ったら」という歌マネをしたら結構好評だったんです印象を残せたみあいで(笑)。

 大学生のときにフランスに語学留学をして、現地でアニメにハマって。留学生と日本語学科で交流会があり、『FAIRY TAIL』好きの“ザ・オタク”なフランス人の方と知り合ったんですね。新旧のいろいろなアニメを幅広く網羅している人で、アニメに疎い私に、特に見て欲しいという作品を勧めてくれました。そこで『黒執事』の主人公・シエル(・ファントムハイヴ)を女性の坂本真綾さんが演じていることに驚き、声優という職業に興味を持ち始めました。

 フランスで一番ハマったのは『銀魂』ですね。ギャグは少しお下品なんですけど、そこがツボで! びっくりしたのが、フランスの方々も「笑っていいとも!」を知っているということ。『銀魂』の作中でネタになっているんですけど、アニメを通して海外のファンが日本文化を知る機会になるんだなと。帰国して、大学でもアニメ好きの友人ができ、“就活を前に挑戦したい!”という思いから事務所のオーディションを受け、今に至ります。

 『炎炎ノ消防隊』のオーディションに合わせて原作を読ませていただきました。読み進めていくうちに、テンポの良さとストーリーの深さにどんどん引きこまれ、一気に全巻読破しちゃいました。ひとつのエピソードで一区切りついたかなと思いきや、そこから核心に迫る謎が深まる、先が読めないジェットコースターのような展開が本当に面白かったです。茉希は格闘技術に優れた強い女の子で、ざっくばらんな性格は少し自分と似ている部分があるのかな。見た目的にも、私も前髪が短くて黒髪ですし(笑)。


 茉希が「誰がゴリラサイクロプスじゃい!!」とすごい形相で叫ぶシーンがあり、オーディションのセリフにもなっていました。これは彼女を表現する大切なセリフなので、カラオケボックスで3時間、どんな言い方ができるんだろうと練習したんですよ。最初はすべて音にしてセリフにしていましたが、本当に怒りがこみ上げていたらそんなことにならないと思い、結局声にならない声というイメージでテープを録りました。もしかすると、そこが印象に残って役をいただけたのかもしれないですね。

 茉希って素直な性格で、人を守りたいと思えば「守る」と言うし、笑うときは思い切り笑う。心情がそのまま言葉に表れるんです。茉希を演じるうえで、その素直な気持ちは絶対に忘れてはいけないんじゃないかと思っています。それは掛け合いの芝居でも意識していて。例えば、森羅(日下部)やアーサー(・ボイル)は彼女の後輩で、茉希は彼らをすごくかわいがっている。私自身も森羅やアーサーはかわいい男の子だなと思うので、怒ったり諭したりするシーンでも極端に大きなお芝居はせず、ナチュラルなトーンを大切にしています。

 アフレコが始まって数ヶ月経ちますが、実は序盤の収録でご迷惑をかけていて……。炎を生物のように操る茉希は、炎に名前をつけて「プスプス」や「メラメラ」なんて呼んでいるんです。その呼び名を「プス↑プス↑」と覚えていたら、正しいアクセントは「プス↓プス↓」で。結局、本番では15テイクくらいやってもダメで、居残りで「おいでプスプス」というセリフを何度も言ってようやくOKをいただきました。そのひと言が、PVで使われてしまっているという苦い思い出は忘れられないですね(汗)。

 今後、森羅のヒーローになりたいという熱い思いが、いろんなキャラクターたちに影響を与え、逆に森羅も彼らに影響されていく。そんなキャラクターたちの心の動きに注目して見ていただければと思います。茉希ちゃんの表情がシーンごとにコロコロと変わっていくのを見るだけでも楽しいと思うので、ぜひ期待していてください!

 茉希ちゃんは恋バナが好きで。わたしも友人と話すときには、最近は結婚を意識した話が多いですね。「こんな旦那さんがいいね」とか(笑)。外面よりは内面で見て決めたいです。私はのろけ話がけっこう好きで、それを聞いてトキメキをもらってます。幸せそうにしゃべっている人って好きなんですよ。

 今ハマっていることは、「お尻ペン挟み運動」。お尻にペンを挟んでヒップを鍛えるんですけど、朝に起きたら毎日続けています。ただ、ヒップが上がっているかはわからないです(笑)。おすすめはグリップがついている1色ボールペン。3色ボールペンだとちょっと初級向けかなと。ときどき、友達に挟んだペンを引っ張って貰って、「どう?強くなったでしょ?」なんて遊んでます。

 私はアニメを見て、こんなキャラクターのように真っ直ぐな気持ちを持って生きていきたいと憧れを持つことが多いんです。だから、アニメを見ている時間だけでも、私が演じたキャラクターが一人でも多くの人の心に生きていられるような、そんな演技がしたいと思っています。まだまだ、お芝居もトークも未熟ではありますが、偉大な先輩方の後ろ姿からすこしでも吸収し、すてきな作品を送り出せる声優になりたいと思います。よろしくお願いします!

 


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PROFILE
【かみじょう・さえこ】スーパーエキセントリックシアター映画放送部所属。「炎炎ノ消防隊」で声優デビュー。NHKオーディオドラマ『手をつないだまま さくらんぼの館で』などに出演。

●撮影/草刈雅之 取材・文/ヤマダサトシ ヘア&メイク/加藤ゆい(fringe)

《超!アニメディア編集部》
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