加藤諒が明かす劇場版「パタリロ!」撮影秘話「撮影中に観客の反応がないので、小林顕作監督が笑ったらOKかな」【インタビュー】 | 超!アニメディア

加藤諒が明かす劇場版「パタリロ!」撮影秘話「撮影中に観客の反応がないので、小林顕作監督が笑ったらOKかな」【インタビュー】

1978年に連載開始し、40年以上も愛され続けているギャグマンガ「パタリロ!」がまさかの実写化。2016年に2.5次元ミュージカル化された本作が、メインキャストはそのままに映画のスクリーンでさらなる活躍を見せる。個性的 …

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 1978年に連載開始し、40年以上も愛され続けているギャグマンガ「パタリロ!」がまさかの実写化。2016年に2.5次元ミュージカル化された本作が、メインキャストはそのままに映画のスクリーンでさらなる活躍を見せる。個性的なキャスティングが光るなか、圧倒的な存在感で唯一無二の主人公・パタリロを作り上げた加藤諒のインタビューが、「アニメディア7月号」に掲載中。超!アニメディアでは、掲載しきれなかった部分をご紹介する。


――『劇場版「パタリロ!」』の製作を知ったときのお気持ちはいかがでした?

 正直……信じられなかった(笑)。「え、嘘でしょ?」って。舞台と映像を比べたら、周りからはやっぱり生で観る舞台のほうがいいと思われるんじゃないかなって。そんな不安もありましたが、実際に完成した映像を観たら、映画ならではの表現がたくさんあって、同時に僕たちが舞台でやってきたものもきちんと活かされていると思いました。

――今回の劇場版では舞台化のときとは芝居の方法を変えているのでしょうか?

 僕は、映画作品としての『パタリロ!』に関しても、舞台と同じ演技をしたいと思っていました。ほかの作品においては、映画で舞台のような大きなお芝居をすると嘘っぽくなってしまうこともあるのですが、『パタリロ!』の場合は観ている人をこの世界観に巻き込んでいかないといけないと思ったんです。なので、お芝居を抑えることはせずに、舞台のパワフルさを残した芝居を行わせていただきました。

――そんな映画の撮影中は、映画ならではの難しさはありましたか?

 そうですね。撮影時に観客がいないのが映画と舞台の大きな違いで、自分の演技に対する反応が分からないという不安がありました。ただ、僕は(監督の)小林顕作さんのことを信頼していているんです。顕作さんが笑ったらOKだなと(笑)。顕作さんの反応が映画を観てくれるお客さんの反応だと思って演じていました。

――加藤さんは本作で座長を務めていますが、どんなふうに座組を引っ張っていったのでしょうか?

 僕は、2016年に上演されたミュージカルの『舞台「パタリロ!」』シリーズで初めて座長を務めたのですが、周りのキャストの方やスタッフの方たちによって座長にしていただいたという意識がすごく強くあるんです。だから、劇場版の撮影中も、自分から「盛り上がっていこうぜ!」みたいな感じではなかったですね。この座組のみなさんは「顕作さんの言うことならなんでもします」みたいな人たちの集まりなんです(笑)。

――加藤さんは、ふだんからマンガやアニメはご覧になりますか?

 最近のアニメだと『賭ケグルイ』がすごく好きです。あと今、注目してるのは『ワンパンマン』の第2期。自分が出演している『さらざんまい』も、すごく面白いです。昔、観ていて好きだったアニメは、『おジャ魔女どれみ』です。今度続編が始まると聞いてびっくりしちゃった。ファンとしては激アツです! あと、高橋留美子先生が手がける作品がすごく好きで『らんま1/2』や『犬夜叉』『うる星やつら』も大好きです。

――ありがとうございました。最後に、読者にメッセージをお願いします。

 昭和世代の方たちにとっては懐かしいネタがいっぱい出てきますし、平成世代の方たちは昭和ってこういう時代だったんだなっていうのが楽しめる作品になっています。作品の主題となるような伝えたいメッセージは……ない(笑)。ストーリーとかおかまいなしにどんどん進むので、もう普通の映画だとは思わないで観てほしいです(笑)。お祭りのような楽しい作品なので、ぜひ劇場でご覧ください。

▲「顕作さんは『映画のパロディーを多く取り入れたい』とおっしゃっていて。パロディーをいれつつ、ミュージカル映画らしくアナログな演出もあるのが面白いと思いました」

▲「舞台版から一緒にやってきているバンコラン役の青木(玄徳)さん(右)とマライヒ役の佐奈(宏紀)くん(左)は、もう阿吽の呼吸で芝居をすることができたと思います」

▲「パタリロに仕えるタマネギ63号役の須賀(健太)さんは強制出演ですね(笑)。彼は天才だから、何も言わずともすごく楽しんでお芝居をしているのが伝わってきました」

▲「バンコランの過去を知るシュレンジャー役を西岡德馬さんが演じてくれたのですが、劇場版から参加されていたこともあり、最初は戸惑っていらっしゃいました(笑)」


画像ギャラリーはこちら。クリックすると拡大できます。

 

〈劇場版『パタリロ!』情報〉
TOHOシネマズ新宿ほかにて全国順次ロードショー
■原作:魔夜峰央「パタリロ!」(白泉社刊) 
■監督:小林顕作 ■監督補:小泉宗仁 ■脚本:池田テツヒロ ■音楽:小林顕作 
■撮影:伊集守忠 ■照明:酒井隆英 ■舞台照明:坂本明浩 ■衣装デザイン:朝月真次郎 
■美術:片平圭衣子 ■ヘアメイク:堀川貴世 ■振付:足立夏海 平原慎太郎 
■出演:加藤諒/青木玄徳 佐奈宏紀/細貝圭 金井成大 石田隼 吉本恒生 三津谷亮 小林亮太/ 松村雄基 近江谷太朗 木下ほうか 池田鉄洋/須賀健太 鈴木砂羽/魔夜峰央/西岡德馬/哀川翔 ほか 
■配給:HIGH BROW CINEMA 
2019 年/日本/カラー/ビスタ/5.1ch/103分

劇場版『パタリロ!』公式サイト
https://patalliro-themovie.jp/ 

©魔夜峰央・白泉社/劇場版「パタリロ!」製作委員会 2019

《超!アニメディア編集部》
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