人気ゲーム『誰ガ為のアルケミスト』が劇場版アニメ化!オリジナルキャラクターを演じる水瀬いのりが劇場版の見どころを語る【インタビュー】 | 超!アニメディア

人気ゲーム『誰ガ為のアルケミスト』が劇場版アニメ化!オリジナルキャラクターを演じる水瀬いのりが劇場版の見どころを語る【インタビュー】

Fuji&gumi Gamesが開発・運営する人気RPG『誰ガ為のアルケミスト』。ゲームは7人の個性的な主人公と7つの国家の物語だが、劇場版の物語は女子高生の永坂カスミが異世界へと召喚されるところから始まる。ゲ …

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 Fuji&gumi Gamesが開発・運営する人気RPG『誰ガ為のアルケミスト』。ゲームは7人の個性的な主人公と7つの国家の物語だが、劇場版の物語は女子高生の永坂カスミが異世界へと召喚されるところから始まる。ゲームのオープニングムービーを担当した河森正治が、総監督を務め、錬金術や魔法の世界を劇場版アニメ化。6月14日(金)より公開スタートとなる本作で、アニメオリジナルのヒロイン・カスミを演じる水瀬いのりが、作品の見どころなどを語った。


——台本を読まれたときの感想や、世界観の印象などを教えてください。

 私自身、『誰ガ為のアルケミスト』という作品に触れるのは今回が初めてだったんです。タイトルはCMなどでよく聞いていたので耳馴染みがあり、タイトルの印象から、難しいのかな、ファンタジー感が強いのかな……と想像していました。でも台本を読んでみたら、全然違う印象に変わりました。キャラクターたちがとてもシンプルな感情で動いているんです。嫌なことは嫌だし、負けたくないとか守りたいとか、みんなが気持ちをストレートに持っているのを感じました。カスミも等身大な子だし、エドガーやリズもニュートラルな感情を持っていて、みんな気負ってなくて、それでいて自分の運命に抗ったり、立ち向かったり、時に受け入れたり……とても人間味を感じるんです。馴染みやすい世界観とキャラクターたちだったので、台本を読んで、タイトルから受ける難しいファンタジーという印象は払拭されました。

——オリジナルキャラクターである永坂カスミを演じるにあたって、どのように演じようと思いましたか?

 アフレコをするよりも前に、監督をはじめ製作に関わったみなさまが集まってくださり、初めて『タガタメ』に触れる私に、世界観やキャラクターのことをわかりやすく説明してくださったんです。そのおかげで、アフレコに対する不安は当日までに解消された状態でカスミを演じることができました。『タガタメ』がたくさんの人に愛されている作品で、その劇場版の新キャラクターがカスミのみということで、役者的にも不安なのかなと察していただけたのかと思うとありがたいです。製作のみなさま的にもカスミというキャラクターを作るのは挑戦だったのかもしれないので、事前に打ち合わせをしていただけたのは、モチベーション的にも嬉しい出来事でした。

——自信のなかった少女が世界を託されるという壮大な設定です。演じる上で柱にしたものは?

 打ち合わせの際に、河森(正治)総監督から「カスミは普通でいいです」というお話をいただいたんです。アルケミストが何なのかとか、この世界のことが何もわからないカスミが成長していく物語なので、事前に何かを調べたりしなくていい、と。不安なことは聞いてくれて大丈夫だけど、必要以上にこの世界のことを理解しようとしなくていいです、と言っていただいていたので、カスミを演じる上での柱は、「無知さ」というか、何事も初見だということですね。初めて触れる、初めて聞く、初めて見る……何もかもがわからない世界に居る、ということが彼女のあるべき姿で、他のキャラクターにはない個性なんです。



——異世界に飛び込んで行ったときの反応をストレートに表現した?

 そうですね。本当にわからないし、怖いし、不安だし、何を言われるんだろうと……台本も必要以上に読み込まないようにしました。自分のセリフをしっかり読んで、前後のセリフは一緒にお芝居してくださるキャストの方のセリフを受けて出ようという心意気でした。

——周囲に気を遣ってしまう女の子という設定ですが、共感する部分などは?

 自分が思っていたより、カスミは強い女の子だったとアフレコを終えてみて思いました。引っ込み思案なところはあるんですけど、自分の好きな気持ちや、自分が譲れないものを胸の真ん中に持っているのが彼女の強みだと感じます。共通点としては、お芝居が好きだというところ。自分が今やっている仕事と共通しているので、自分ではない何かになる、身を預けて憑依する、という楽しみを知っているのはカスミと一緒かな、と思います。 

——『タガタメ』に触れてみて、気になったキャラクターはいますか?

 人物で言うと、エドガーやリズは物語の中で会話していくので、ふたりの存在は大きいです。また、マスコット的なパタというキャラクターがいまして、そのパタが非常にかわいらしいんです。パタの名付け親はカスミなんですけど、何故パタという名前になったのかは、ぜひ本編を見ていただけたらと思います(笑)。カスミのおっとりした部分と、それでいて有無を言わせない名付け方なので、カスミらしさも出ているシーンだと思います。カスミのパートナー的存在として、パタの応援もしてあげてほしいです。

——収録はいかがでしたか? 他のキャストの方々はゲームですでに演じられていて、その中に飛び込むという状況なわけですが、緊張などはありましたか?

 アフレコ当日、みなさんの声を聴いて、長年担当されていることもあって、お芝居に説得力を感じました。テストの後、私たちの演技を受けて、スタッフ陣の会議の時間があるんです。その後、音響監督さんがブースの中に入ってきて演技指導をしてくださるんですけど、その待ち時間がすごく長く感じて、絶対カスミで長考してるんだろうな……と、事前に打ち合わせをしていただいたので、不安はないと思っていたんですけど、マイナスなことを考えてしました(笑)。長時間の収録だったので、合間にスナック菓子を食べていたら、先生役の小山剛志さんが「いい音がするなぁ」と声をかけてくださって、その言葉でリラックスすることができました。その後、小山さんとふたりでスナック菓子を食べました(笑)。

——水瀬さんから見たこの作品の見どころは?

 建物や自然などの背景が、ものすごく綺麗だなぁという印象を持ちました。また魔法や詠唱をするシーンなどの日常と掛け離れた異世界感を醸し出す効果や、着ている服や現実世界にはない要素の描き方が、ちょうどいい感じがしました。突飛すぎず、親しみやすさも持ちながらも、現実世界にはないのがわかる美術が素敵だと思いました。光の使い方も効果的で、光の当たり方で建物や景色の表情が変わるんです。陰と陽の表現が背景でも演出されているところが、『劇場版 誰ガ為のアルケミスト』の魅力だと思います。


——カスミが異世界の住人と仲良くなる方法が印象的でした。水瀬さんは誰かと仲良くなりたいときは、どんな方法をとりますか?

 ごはんに誘ったり、ゲームをしたり……。あと私は銭湯とか温泉施設が好きなので、最初から裸のつきあいをしてしまうことも多いかも(笑)。最近は特にその傾向が強く、いきなり温泉施設に誘っても物おじしない子と仲良くなれています。

——最後に、これまでのお話をふまえて、作品の注目ポイントを教えてください。

 『タガタメ』シリーズをご存じだった方にも、今回から触れる方にも、楽しんでいただける作品になっています。また、尺が約2時間という大ボリュームなんです。熱量あふれるシナリオで、カスミが一歩ずつ成長していく物語になっています。自分とカスミを重ね合わせて、自分がこのバベル大陸という異世界に飛ばされてしまったら、どう立ち回るかなぁと想像しながら見ていただくのも楽しいと思いますし、異世界といってもキャラクターたちは人間味あふれているので、自分と近いキャラクターを探すのもおもしろいかな、と思います。これが正解、と押しつけられるものがあるわけではなく、みなさんなりの答えを見つけだしていただけるシナリオになっていると思いますし、見た方の背中をそっと押してくれるような、前に進む力をくれる作品となっています。ぜひご来場お待ちしています。

画像ギャラリーはこちら。クリックすると拡大できます。

 

〈『劇場版 誰ガ為のアルケミスト』情報〉
6月14日(金)公開

■総監督:河森正治 
■原作:今泉潤/FgG 
■監督:高橋正典
■脚本:根元歳三 
■キャラクターデザイン:嘉手苅睦
■サブキャラクターデザイン:戸谷賢都
■アニメーション制作:サテライト 
■製作:株式会社FgG 
■配給:アスミック・エース

■出演
水瀬いのり 逢坂良太 降幡愛
花江夏樹 石川界人 堀江由衣
生天目仁美 内田雄馬 今井麻美 早見沙織 江口拓也
Lynn  福山潤

『劇場版 誰ガ為のアルケミスト』公式サイト
https://tagatame-movie.jp

『劇場版 誰ガ為のアルケミスト』公式Twitter
https://twitter.com/FgG_tagatame

©2019 FgG・gumi / Shoji Kawamori, Satelight

《超!アニメディア編集部》
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