キャスティングの決め手は『リメンバー・ミー』 映画『海獣の子供』スペシャルトークショーで渡辺歩監督が石橋陽彩の起用理由を明かす | 超!アニメディア

キャスティングの決め手は『リメンバー・ミー』 映画『海獣の子供』スペシャルトークショーで渡辺歩監督が石橋陽彩の起用理由を明かす

6月7日(金)に全国公開されるアニメーション映画『海獣の子供』のスペシャルトークショーが、6月2日、埼玉県・ららぽーと富士見で開催され、“海”役の石橋陽彩と本作の監督を務めた渡辺歩監督が登壇した。  会場のららぽーと富 …

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 6月7日(金)に全国公開されるアニメーション映画『海獣の子供』のスペシャルトークショーが、6月2日、埼玉県・ららぽーと富士見で開催され、“海”役の石橋陽彩と本作の監督を務めた渡辺歩監督が登壇した。


 会場のららぽーと富士見では、現在『海獣の子供』タイアップ キャンペーンを開催中。GW期間中には「チームラボ学ぶ!未来の遊園地」内の「お絵かき水族館」をジャック し、現在も『海獣の子供』展やエントランスや館内がラッピングされるなど、映画『海獣の子供』一色に染まった空間でのトークとなった。

 18年公開の映画『リメンバー・ミー』で主人公・ミゲル役の日本語吹替版声優に大抜擢され、本作ではジュゴンに育てられた少年“海”を演じた石橋のキャスティングについて、渡辺監督は「14歳という年齢感を、しっかりと表現できる人がいいと思っていました。“海”の声は、自然体で、全体を包み込むような優しさが欲しいと考えていて、『リメンバー・ミー』の石橋さんの声を聞いた時に、この人しかいない!と思いました。違うキャラクターなのに“海”として聞こえてくるんです(笑)。良い意味で、不安定さや儚さがあって、声に惚れ込みました」とコメント。一方、難役に挑んだ石橋は、「“海”のやわらかい感じが自分に合っているのかなと思いましたが、“海”は喜怒哀楽が豊かで、表情がコロコロ変わるので難しかったです。明るいところは声のトーンをあげたり、かっこいいシーンはクールに決めてみたり、声のトーンにこだわって演じました」と語った。

 さらにアフレコについて石橋が「ピリピリと、良い緊張感がありました。音もなくて、ほかの出演者の方の声も入っていなかったので、怖い部分もありました。監督がブースの中にいてくださって、自分の思う“海”と監督の思う“海”がだんだん重なり合って、一緒にキャラクターを作っていくことができました」と明かすと、渡辺監督は「映画全体の一発目のアフレコだったので、模索しながらの作業でした。最初にブースに出たり入ったりしていたのですが、邪魔になってもいけないし、横に並んで、ダイレクトに声を聞けたのも嬉しかったので、ずっと中にいましたね。ブースに入るスタイルも石橋さんの時に確立しました。石橋さんの声が基準になってくれたので、キャスト全体のアフレコがうまく進みました」と語った。

 また、石橋は海外アニメに参加したときの感想を「海外のアニメーションに参加した時に感じたのは、吹き替えだったので英語のセリフの長さに日本語を合わせていくことが難しかったです」と語ると、渡辺監督は「根本的なところは一緒で、世界共通の表現方法だと思います。日本のアニメーションは非常に可能性を秘めているので、若くして才能に恵まれた石橋さんと共にもっと海外へ進出していくべきですね(笑)」と語り、イベントを締めくくった。

画像ギャラリーはこちら。クリックすると拡大できます。

 

〈映画『海獣の子供』情報〉
6月7日(金)全国ロードショー
【キャスト】芦田愛菜 石橋陽彩 浦上晟周 森崎ウィン 稲垣吾郎 蒼井 優 渡辺 徹 田中泯 富司純子
【監督】渡辺 歩 【音楽】久石譲 【主題歌】米津玄師「海の幽霊」
【アニメーション制作】STUDIO4℃ 【配給】東宝映像事業部

©2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会 

《超!アニメディア編集部》
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