TVアニメ『超可動ガール1/6』のOPテーマを飾るのは、A応Pが歌う「それゆけ!恋ゴコロ」。デジタル感満載のサウンドはもちろん、パフォーマンスの面でもアニメに寄り添っているというこの曲を生み出した裏側について、メンバーから話を聞いたインタビューが、「アニメディア6月号」に掲載中。超!アニメディアでも、A応Pの令和最初のシングルについてのインタビューをお届けする。
――まずは、『超可動ガール1/6』という作品への印象をお教えください。 広瀬
旭 大好きなアニメのヒロインのフィギュアを購入したら突然動き出すなんて、夢のようなシチュエーションじゃないですか? だから、主人公の春人がただただうらやましいんですよ(笑)。それに私もオタクなので、春人の言動に共感する瞬間が多くありますし、テンポよく進んでいく話と、続々と登場するキャラクターたちにも注目しています!
――続いて、OPに起用されている「それゆけ!恋ゴコロ」を最初に聴いたときの印象を教えてください。
工藤 初めは聴くのも歌うのも好きになるリズムだなという印象で、AメロとBメロの切り替わりはすぐにお気に入りの場所になりました。また、かわいいけど切ない歌詞だと感じて、歌い方に悩んだのを思い出します。
小嶋 最初から、「この曲かわいいな!」って思いました。歌詞もそうなんですけど、曲調や曲の雰囲気がとても女の子らしくて。それに機械音っぽい音やスクラッチ音もあって、アニメの世界観にすごく合っているなとも感じました。
――では、この曲の好きな部分もお教えいただけますか?
旭 この曲を作曲してくださったJames Panda Jr.さんの曲が好きでよく聴いていたのもあって、曲自体真っ先に「あ、好きだ」と思いました。特に2サビの「未来とか今はいいから隣にいて」という意味の言葉が好きです。“これから先ずっと一緒にいてほしい”ではなく“今隣にいてほしい”という表現にキュンとします……!
工藤 私は、「ハートを追いかける」という意味の表現がとくに好きです。それに、ロボットのような曲調も好きなので、歌うのも楽しいんですよ。
小嶋 私はBメロが好きで、特にうしろで流れている音がすごく好きなんですよ。ぜひみなさんにも、注目していただきたいです!
――楽曲と作品とのリンクを感じる部分はありますか?
堤 この曲はタイトル通り“恋”がテーマの曲なんですけど、作品中でもノーナちゃんが春人さんに駆け引きを仕掛けてみたり、少し素直になってみたりするシーンがあるので、恋に悩み、恋に戦う女の子の気持ちが詰まった歌詞はとてもリンクしていると思います。また、無機質で機械音のようになっている歌声から、アニメに登場するフィギュアたちを連想していただけたらうれしいです。
――では、レコーディングの際に、心がけられたことはありますか?
巴 レコーディングでは、恋心のなかの切なさを意識しました。メロディーラインも大人っぽくて、歌詞もすごく大人びているように感じて。私はとくに2番のサビの部分が好きなのですが、恋しているがゆえの物憂げさを大切にしたいです。
――レコーディング後、完成音源を聴かれてからの率直な感想をお教えください。
春咲 EDMのような曲調とアレンジの加わった歌声に驚きました。でも、それと同時に今までのA応Pの楽曲とはまた違う“ノリのよさ”みたいなものがあり、聴けば聴くほどクセになる、中毒性のある曲だなと思いました。
――この曲を実際にパフォーマンスするときのポイントは、どんなところですか?
星希 イントロがノーナちゃんと同じポーズから始まるところや、振付自体もフィギュアみたいに見えるような動きを意識して踊っているところに、ぜひ注目していただきたいです。また、レコーディングのときから、できるだけしゃくりやビブラートを減らすなど、歌い方も細かく工夫をしているので、歌・ダンス共に世界観を楽しんでいただける楽曲になっているのではないかなと思います!
――この曲のMVの見どころについても教えてください。
堤 きらびやかな空間で撮影させていただいたので、非現実的で最後まで見ごたえのある映像になっていると思います。
春咲 メンバー自身がフィギュアのようにピタッとして表情を変えずに口だけ動かしていたり、ポーズを取ったまま止まっているシーンがあって、そこと、ふだんのA応Pとして踊ったり歌ったりして楽しんでいるところとのギャップが面白いMVにもなっています!
――最後に、読者の皆様へリリースにあたってのメッセージを改めてひと言お願いします。
巴 A応Pはオタクとして、アニメの主題歌を歌う際に誰にも負けないくらいの深い作品愛を持つことを大切にしています。歌い方や歌詞はもちろん、今回は振付にも作品愛が込められているので、ライブにもぜひお越しいただきたいです。
星希 アニメの世界観を感じていただける楽曲なのと同時に、歌詞やメロディーに戦う女の子の強さや乙女心などが反映されている曲でもあるので、私たちパフォーマーと通ずるものを感じています。なので、作品ファンのみなさまはもちろんパフォーマーのみなさまなど、たくさんの方に聴いていただきたいです。
広瀬 『超可動ガール1/6』の世界観やかわいいノーナちゃんにぴったりの楽曲になっていて、女の子の複雑な恋心をメロディーと歌詞で、全力でお届けしています。ぜひアニメと合わせて「それゆけ!恋ゴコロ」をよろしくお願いいたします。縦に乗れる楽しいサウンドになっているので、ぜひA応Pのライブにも遊びに来てください!
取材・文/須永兼次
(プロフィール)
A応P【えーおうぴー】旭優奈、工藤ひなき、小嶋凛、堤雪菜、巴奎依、春咲暖、広瀬ゆうき、星希成奏。2012年に結成された、“アニメが大好きなガールズユニット”。グループとして『フライングベイビーズ』や『おそ松さん』など数々のアニメで主題歌を担当。
それゆけ!恋ゴコロ
A応P
発売中 発売元/アニメ“勝手に”応援プロジェクト
限定盤:2000円 通常盤:1204円 (各税別)
〈TVアニメ『超可動ガール1/6』情報〉
TOKYO MX、AT-X、BSフジ“ふたばにめ!”枠内にて放送中
TOKYO MX 毎週(月)24:00~
AT-X 毎週(土)23:00~ リピート放送:毎週(日)26:30/毎週(火)15:00/毎週(金)7:00
BSフジ 毎週(火)24:00~