TVアニメ『消滅都市』ハルカ役の直田姫奈が新人声優直撃企画「お前は誰だ?」に登場【インタビュー】 | 超!アニメディア

TVアニメ『消滅都市』ハルカ役の直田姫奈が新人声優直撃企画「お前は誰だ?」に登場【インタビュー】

昨今人気の声優業界。デビューする新人も星の数ほど増えているなかで、まだまだ名前が広く知られていない超フレッシュな新人声優の初々しいグラビア&インタビュー風景をお届けするコーナー「お前は誰だ!?」。今回はアニメディア20 …

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 昨今人気の声優業界。デビューする新人も星の数ほど増えているなかで、まだまだ名前が広く知られていない超フレッシュな新人声優の初々しいグラビア&インタビュー風景をお届けするコーナー「お前は誰だ!?」。今回はアニメディア2019年5月号に登場した直田姫奈のロングインタビューをお届けする。


 こんにちは、直田姫奈です。初めましての人をよく迷わせてしまうのですが、「すぐたひな」と読みます。本名で、病院でも名前を間違えられて「なおたさん」って言われます。このたび、アニメディアさんに取り上げていただき、本当にうれしいです! アニメディアさんと言えば、アニメが好きになって地元のアニメイト三宮店さんに入り浸っていた学生の頃を思い出します。アニメディアさんの表紙に好きなキャラがいると、ついつい買っちゃっていました。

 アプリゲーム『消滅都市』でSPR5のハルカ役として声優デビューをした私。実は以前、保育士の仕事をしていました。デビューから1年ちょっと経って、当時とは全く違う生活になりましたが、毎日とても楽しいです!今までは観客側だったのが、SPR5になって、ステージに立つ側になりました。まだまだ緊張してしまうのですが、メンバーに背中を叩いて気合いを入れてもらったり、スタッフさんやお客様に支えてもらいながらがんばっています。

 作中のSPR5は国民的なアイドルユニットとして活躍しています。そのなかでハルカは、感情があまり表に出ない、「塩対応」と言われている女の子です。彼女のセリフには「普通」というワードがよく出てくるのですが、学業で1位をとっても、「普通だよ」なんて角が立つようなことを言ったりするんです。でもそれは、彼女の亡くなった母親が生前に言った「凡庸さを大切にしなさい」という言葉を守り抜いているからこその発言で、そういう芯の強さには私も惹かれます。

 私自身も塩対応なところがあるようで、メンバーと初めての顔合わせのときの話をすると「すんっとしていてとても怖かった」と言われます。もちろん舌打ちとかをしたわけじゃないし、普通に話していた気はするんです!(笑)あとでスタッフさんに聞くと、SPR5のオーディションのときもすごく不機嫌そうに見えたと言われてしまいました……。「そこがハルカっぽい」ということで選んでいただけたので、結果オーライではあるのですが(笑)、自分でも改善しなきゃなと思います。

 TVアニメ『消滅都市』は、アプリゲームから誕生した作品。アニメでは、ゲームで描ききれないタマシイ同士が戦う様子が緻密に描かれているので、そこが見どころのひとつです。個人的には、第1話のSPR5のセリフに注目してほしいです。最初のセリフが、ユキでもタクヤでもなくSPR5からで、私たちにとってはすごくうれしかったんです。第3話は私たちSPR5がメインの回で、たくさん登場させていただいています。ユアを中心とした物語なのですが、そのなかでも5人の意志が見えるエピソードになっていて。声優ユニットとしての私たち5人も、目標を改めて確認し合える機会になりました。TVアニメの『消滅都市』は1クールで完結しましたが、ゲームではタマシイたちの個々のストーリーまで展開さているので、気になったキャラクターがいたら、ゲームも楽しんでいただけるんじゃないかと思います。

 声優ユニットのSPR5としては、2018年5月が初イベントでした。ずっと生歌でライブをやっているということもあり、最も力を入れていたのが歌とダンス。最初はメンバーみんな苦手意識がありましたが、今では振り入れもすごく早くなったし、パフォーマンスも安定してきたと言われます。1stシングルの「インコンプリートノーツ」は、一番多く歌ってきた曲なので、安心して歌えるくらいに完成度が高まってきています。
 ひとつひとつステージを重ねていくなかで、特に思い出深いイベントは、2018年9月に行われた「SPR5 Meeting Vol.3」です。初めての朗読劇もやらせていただいて、私たちの声優としての一面をお客様に見て頂く機会になりました。初めてのセンター曲「幾千の星が輝く夜空で」も披露させていただきました。すごく気持ちがよくて楽しいライブだったんですよ!

 保育士になる前から声優になりたくて、ずっとアニメのキャラクターとしゃべりたかったんです。学生の頃は知識がなく、アニメの世界に入るには、アニメーターか声優かしかないんだろうな、と思っていて。絵はヘタクソだから、私には声優しかない! というきっかけで今、ここにいます(笑)。SPR5の合格をいただいたのが2017年の年末で、ちょうど神戸に帰省し、私の将来について家族会議が行われる予定だったんです。そこへ合格の連絡がきて、会議がパーティーに変わりました!

 アニメディア本誌に掲載されている私の履歴書に、『銀魂』とたくさん書いてあることから、察している読者の方がいるかもしれませんが、アニメを好きになるきっかけとなった作品が『銀魂』です。中学生くらいまで、アニメはあまり観ていなかったんですけど、友達との会話についていくために観たのがきっかけで。それからどっぷりとハマったんです。

 『消滅都市』には『銀魂』の坂田銀時役の杉田(智和)さんが出演されているので、ひとつ夢がかないました。初めてお会いしたのはドラマCDの収録で、杉田さんはアフレコのときもすごく気さくに声をかけてくださって。そのときはウルトラマンとカブトムシ狩りの話をしたのを覚えています。

 履歴書に書いている「筋肉フェチ」ですが、私、ベストな筋肉1位と2位があるんです! 陸上部に入っていたこともあり、2位は「陸上選手の太もも」。TVでも陸上を見るんですけど、クラウチングスタートで腰を上げるときの太ももがすごく好きですね。1位は「水泳選手の僧帽筋」。TV放送だと水泳選手は頭上カメラからの画が多いじゃないですか。バタフライを泳いで肩甲骨が寄っていくときに、筋肉がモリっとなるのがたまらないです。

 そんな筋肉(好き)声優の私ですが、これからは自分の個性をもっと伸ばしていけるようがんばりたいと思います。SPR5として歌をがんばって、来ていただいたお客様にパフォーマンスで恩返しできるようにしたいということはもちろんですが、自分の中で第一目標に掲げているのが、子ども向け作品に出演することです。保育士の仕事をしているとき、子どもたちが目を輝かせてアニメの話をするところを見てきました。その子たちと、声優という形で関わっていけたらすごくステキだなと思います。


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PROFILE
【すぐた・ひな】4月17日生まれ。兵庫県出身。アニモプロデュース所属。アプリゲーム『消滅都市』でSPR5のハルカ役として声優デビュー。ツイッターのIDは、@hina_suguta

●撮影/髙旗弘之 取材・文/ヤマダサトシ ヘア&メイク/向香純(ゴールドシップ)

《超!アニメディア編集部》
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