『ガールズ&パンツァー最終章』第2話公開へ!渕上舞&中上育実が語るみほ&優花里の関係「主従関係みたいに見えるけど仲間意識もある」【インタビュー】 | 超!アニメディア

『ガールズ&パンツァー最終章』第2話公開へ!渕上舞&中上育実が語るみほ&優花里の関係「主従関係みたいに見えるけど仲間意識もある」【インタビュー】

『ガールズ&パンツァー 最終章』第2話が、いよいよ6月15日(土)より全国公開。華道や茶道と並び“戦車道”が女子の嗜みとされた世界で、大洗女子学園戦車道チームのメンバーが奮闘する姿を描く。そんな作品の公開に向けて「アニ …

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 『ガールズ&パンツァー 最終章』第2話が、いよいよ6月15日(土)より全国公開。華道や茶道と並び“戦車道”が女子の嗜みとされた世界で、大洗女子学園戦車道チームのメンバーが奮闘する姿を描く。そんな作品の公開に向けて「アニメディア」では、キャストのリレーインタビュー連載を掲載。5月号では、西住みほ役の渕上舞と秋山優花里役の中上育実が登場。超!アニメディアでは、本誌に掲載しきれなかった部分を含めたロング版をご紹介。


――『最終章』第2話は、6月15日から劇場公開となります。第1話の公開から約1年半が経ちましたが、お気持ちはいかがですか?

渕上 言われてみればもう1年半くらい経つんだなって思うんですけど、私たちはそんなに待った感じはないんですよ。「まだまだ先のことかな」と思っていたら、意外とあっという間に公開日が近づいてきたなという印象なんです。

中上 『ガルパン』ってTVシリーズが終わってからも生放送やイベントなどいろいろあったので、アニメをやっていない間でも「最近『ガルパン』と触れてないな」って思うことが全然ないんですよ。

渕上 育実さんたちとはほかの現場やプライベートでも、ちょこちょこ会っていたりしますからね。あと育実さんは『最終章』第1話のあとはけっこう子育てでバタバタされていたから、そういう意味でも、時が経つのをあっという間に感じたんじゃないですか?

中上 そうですね。『最終章』第1話の公開直前に次男が生まれて、それから忙しい日々を過ごしていたら、第2話の公開が近くなっていました。でも私たちはそんな感じでも、楽しみにしているファンの方々からすれば、「ようやく」という思いが強いんでしょうね。

渕上 ほかのアニメがたくさんあるなか、ずっと『ガルパン』を忘れずに支えてくださる方々がたくさんいらっしゃるというのは、私たちしてもうれしいことです。第2話、楽しみにしてほしいですよね。

――中上さんの演じる秋山優花里は現在、生徒会副会長に就任しています。そんな彼女を『最終章』で演じてみて、いかがでしたか?

中上 優花里が副会長になったいきさつが描かれたのは、(2016年8月のイベント)「ガールズ&パンツァー 第2次ハートフル・タンク・カーニバル」内の朗読劇だったんですけど、正直、驚きました。TVシリーズで、最初はこそこそとみほのあとをつけていた優花里が、いつの間にか生徒会に入って、それも副会長。当初の姿からは、想像もできないことでした。

渕上 本人もドラマのなかで「私なんかでいいんでしょうか?」って言ってましたしね。でも優花里はずっと、みほのアシストを頑張ってくれていた印象があったので、副会長という立場は優花里らしいなって思いました。

中上 たしかに優花里は、自分から前に出るタイプじゃなくて、誰かをサポートすることを頑張るタイプだから、副会長は適任なんですよね。『最終章』では副会長として立派に生徒会長の(五十鈴)華をサポートする優花里を演じることができて「優花里も成長したな」って感慨深い気持ちになりました。

渕上 優花里もそうですけど、『最終章』のあんこうチームは全員、責任感が出てきたなという印象があります。みんな我が強いタイプの子じゃないんですけど、自分の役割をしっかりと把握して、前に出るようになったと思ってます。

中上 今のサメさんチームと初めて会ったシーンは、とくにあんこうチームのみんなの成長を感じました。ひとりひとりの特徴もわかる場面だったので、『最終章』から初めて『ガルパン』に触れるっていう方にもわかりやすいシーンになっていて、印象に残っているんです。

渕上 みんなで力を合わせて頑張っていて、よかったですよね。でも私、個人的には、そろそろあんこうチームのなかでケンカをするのも必要かなって思っているんです……。

中上 なるほど。何かをやろうとして意見が割れちゃうとか?

渕上 そうそう、そういうの! やっぱり中学・高校生のころって、友達とケンカをして成長することもあると思うんですよ。お互いに意見をぶつけ合って、結果的に団結力を強めていく。そういうの、『ガルパン』でも観てみたいんですよね。

中上 優花里がみほに意見している姿は、想像するのが難しいな。優花里は基本的に、みほの作戦だったら絶対の信頼を置くでしょうから。

渕上 でも、たとえば負けそうになって追い詰められたみほが「仲間を見捨ててでも最後に勝利を得る」戦い方を選びそうになって、周りから「そんなの、みほじゃない!」って止められるとか。

中上 なるほど。たしかにそれなら、あるかもしれませんね。



――これまで演じてきての、優花里とみほの関係についての印象は?

中上 最初はそれこそ、優花里が一方的にみほを崇拝しているという感じでしたけど、最近はやっと優花里がみほの横に並び立つことができるようになってきたのかなと思っています。

渕上 みほは最初、そもそも戦車道をやりたくないって思っていたから、優花里とどう接していいのか悩んでいたと思うんです。「私の憧れです」って迫られても、どうしていいやらみたいな。

中上 優花里はまるでイヌみたいにみほにくっついていましたけど、いま思えばみほはどんな気分だったんでしょうね。もしかしたら、みほにうっとうしいと思われていたのかも……(笑)。

渕上 そんなことは……わからないか(笑)。でも最近は優花里との心の距離が近くなって、だんだん言いたいことをきちんと言うようになったなって印象があります。主従関係みたいに見えるけど、しっかりと仲間意識もあって、いい関係ですよね。

中上 第1話でも優花里は対戦相手のBC自由学園の偵察に自主的に行きますし、みほもそんな優花里を気兼ねなく頼ってくれていますからね。優花里も頼られたら喜ぶタイプなので、みほといまみたいな関係を築けてうれしいと思いますよ。

――『最終章』第1話では、BC自由学園が偵察に来ていた優花里の前で仲たがいをすることで、大洗女子学園を油断させる作戦を取ってきました。これまで毎回うまくいっていた優花里の偵察を逆手に取られたことについて、どのように思いましたか?

中上 「やられたな」って思いました。自分がもたらした情報のせいでチームが負けそうになっちゃったわけですから、優花里としてもショックが大きかったと思います。

渕上 大洗女子学園が、周囲からマークされる存在になったんだなって、改めて感じましたよね。でも、これまでうまくいきすぎていた感じがあったから、一度失敗するというのはすごく大事なことだと思うんです。

中上 「今回もこれで勝てるでしょ」って油断しちゃうのは、よくないことですからね。それにしても、ここまで知略を駆使して大洗女子学園に向かってくる相手はいなかったから、すごく新鮮な気持ちでした。たぶん観ているファンの方も戦車戦に慣れてきた段階だから、こういう相手と戦うことになったんでしょうか。

渕上 マリーたちも面白いキャラクターですよね。『ガルパン』はキャラクターが多いのに、今までの誰ともキャラが被らないのは本当にすごいと思いました。

中上 そのマリーのおかげで今回、優花里の偵察は失敗しちゃいましたけど、きっと今後は今回のことを反省して、さらにパワーアップした偵察を見せてくれると思っています。

渕上 そうですね。優花里の偵察は私も毎回楽しみにしているので、これに懲りてやめちゃうってなったらさびしいです。

中上 今後はウィッグとか被って、ちゃんと変装をしてから潜入するかもしれないですよ。

渕上 面白そう! 次回以降どうなるのか、すごく楽しみになりました!

――では今後、『最終章』の展開は、どうなっていくと思いますか?

渕上 まあ、おそらく第2話でBC自由学園には勝つとして……。

中上 さすがに負けたら、お話が終わっちゃいますからね(笑)。

渕上 以前に私のラジオ番組でも話したことがあるんですけど、私は第5話で大洗女子学園が、(逸見)エリカが率いる黒森峰女学園に負けてしまうんじゃないかって予想しています。

中上 え、優勝しないの?

渕上 だって優勝したら、今までの話と一緒じゃないですか。負けちゃうけど、敗戦からいろんなことを学んで次につなげていく。最後は3年生の卒業式をやって、みほたちが「私たち、これからも頑張ります!」って言って終わり、みたいな感じですかね。

中上 でも、それだと(河嶋)桃ちゃんが留年しちゃうかもしれないから、さすがに「無限軌道杯」は優勝するんじゃないかな? たとえば第4話くらいで「無限軌道杯」が終わって、その後は世界大会とか出るけど負けちゃって、「まだまだ世界は広い」みたいに終わるとか?

渕上 それもありそう! でも、そもそも「無限軌道杯」に優勝したからといって、その後に桃ちゃんが推薦入試に合格するかどうかはわからないじゃないですか。

中上 結果がどうであれ、うっかり留年しちゃうかも(笑)。でも生徒会チームがいなくなっちゃうのはさびしいので、留年するのもありなのかもしれません。

渕上 なんにせよ負けて何かを学ぶっていう展開は、あると思いますよ。読者のみなさん、私の予想を覚えておいてください。当たりますから!

中上 当たったら当たったで、「渕上さん、(先の展開を)知っていてネタバレしたでしょ」って言われちゃうかもしれませんけどね(笑)。私はやっぱり大洗女子学園には勝ってほしいので、「無限軌道杯」は優勝してくれると思っています!

――最後に、次回のリレーインタビューに登場する尾崎真実さん(五十鈴華役)に、何か聞きたいことは?

中上 尾崎さんは、初対面のときはほわっとした印象の方だと思ったんですけど、付き合ってみるとすごく芯が強くてしっかりしていて。まさに華を演じるのに適任な方だったんだなと思っています。尾崎さんの芯の強さがどこから来ているのか、ぜひ知りたいです。

渕上 (尾崎)真実さんって、独特な雰囲気を持っていますよね。個人的には、真実さんがいつもつけているアクセサリーが、すごく不思議なセンスで気になっています。

中上 ああいうアクセサリーって、どこで見つけてくるんでしょうね? そういったところも聞きつつ、ぜひ奥深い尾崎さんの魅力を掘り下げてください!

――わかりました。おふたりとも、ありがとうございました。


<『ガールズ&パンツァー 最終章』作品概要>
■タイトル:『ガールズ&パンツァー 最終章』第2話
■公開表記:2019 年 6 月 15 日(土)劇場上映
■配給:ショウゲート

■スタッフ
監督:水島 努/脚本:吉田玲子/キャラクター原案:島田フミカネ/キャラクターデザイン・総作画監督:杉本 功/考証・スーパーバイザー:鈴木貴昭
キャラクター原案協力:野上武志/ミリタリーワークス:伊藤岳史/プロップデザイン:竹上貴雄、小倉典子、牧内ももこ、鈴木勘太
3D 監督:柳野啓一郎/モデリング原案:原田敬至、Arkpilot/3DCGI:STUDIO カチューシャ、グラフィニカ/色彩設計:原田幸子/美術監督:平柳 悟
撮影監督:関谷能弘、棚田耕平/編集:吉武将人/音響監督:岩浪美和/音響効果:小山恭正/録音調整:山口貴之/音楽:浜口史郎
アニメーション制作:アクタス/製作:ガールズ&パンツァー 最終章 製作委員会/配給:ショウゲート

■キャスト
西住みほ:渕上 舞/武部沙織:茅野愛衣/五十鈴 華:尾崎真実/秋山優花里:中上育実/冷泉麻子:井口裕香/角谷 杏:福圓美里
小山柚子:高橋美佳子/河嶋 桃:植田佳奈/磯辺典子:菊地美香/近藤妙子:吉岡麻耶/河西 忍:桐村まり/佐々木あけび:中村 桜
カエサル:仙台エリ/エルヴィン:森谷里美/左衛門佐:井上優佳/おりょう:大橋歩夕/澤 梓:竹内仁美/山郷あゆみ:中里 望
丸山紗希:小松未可子/阪口桂利奈:多田このみ/宇津木優季:山岡ゆり/大野あや:秋奈/園みどり子:井澤詩織/ナカジマ:山本希望
ねこにゃー:葉山いくみ/蝶野亜美:椎名へきる/マリー:原 由実/安藤:津田美波/押田:安済知佳 他

『ガールズ&パンツァー 最終章』公式サイト
http://girls-und-panzer-finale.jp

『ガールズ&パンツァー 最終章』公式ツイッター
@garupan

(c)GIRLS und PANZER Finale Projekt

《超!アニメディア編集部》
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