週刊少年ジャンプで連載され人気を博した桂正和原作のマンガ『I”s』。主人公・瀬戸一貴と4人のイニシャル「I」のヒロインが織りなす、恋愛模様の酸いも甘いも描いた本作がBSスカパー!・スカパー!オンデマンドにて12月21日(金)21時より放送・配信、3月8日より後編(6話~13話を毎週金曜21時に順次放送)もスタートしている。
超!アニメディアではドラマの魅力を掘り下げるべく、主人公と4人のヒロインを演じるキャストにインタビューを敢行。短期集中の連載形式でお届けする。連載の最後を飾るのは、主人公・一貴が高校卒業後一人暮らしを始めるアパートの隣に住んでいる秋田出身の大学生・麻生藍子を演じる加藤小夏。
麻生藍子を演じる加藤小夏
原作『I”s』STORY
【高校二年生】主人公「瀬戸一貴」は高校2年生。同じクラスの「葦月伊織」に1年生の頃から恋心を抱いていた。そんな時、伊織と二人で「新入生ようこそパーティ」の実行委員をやるという幸運が訪れる。徐々に伊織と打ち解けてきた頃、突然、一貴の目の前に幼馴染、「秋葉いつき」が現れる。
【高校三年生】高校最後の夏休みに一貴は仲間たちと海に行き、そこで傷心旅行中の「磯崎泉」と出会う。それから泉の猛烈なアタックを受けながらも、伊織への想いを持ち続けた一貴はついにクリスマス・イブに告白をし、晴れて伊織と付き合うことと なった。
【浪人生】大学受験に失敗した一貴は一人暮らしを始め、隣に住む伊織に似た「麻生藍子」と親しくなる。会えない恋人を待つ者同士の二人は惹かれ始めるが、やはり一貴の気持ちは伊織にあった。しかし、伊織のため、自分の想いを犠牲にしようと考える一貴。一貴が望む本当の幸せとは?そんな時、いつきから一通のビデオレターが届く。
ーー本作で加藤さんが演じられる麻生藍子について紹介をお願いします。
藍子ちゃんは客観的に見たら何を考えているのか分からない態度をとるような子なんですけども、それは計算でもなんでもなくてただの天然なんです。ド天然で真っすぐというのが彼女の魅力かな。
ーー年齢としては同じくらいですか?
撮影したときは藍子ちゃんのほうが2つ上でした。
ーーなるほど。では、今作に関わるまで芝居の経験はありましたか?
CMなどに出演したことはありましたが、ドラマでの芝居は初めてでした。
ーー今回、ドラマに挑戦しようと思った理由は何だったのでしょうか。
とにかく色々なことに積極的に挑戦していこうと思ったからです。他の作品もいくつかオーディションを受けていました。
ーーそれで、今回縁もあって藍子役に選ばれた。
でも、実はオーディションでは伊織ちゃんといつきちゃんしか受けていなかったんです。そしたら、「藍子ちゃん役で」という知らせがきたので驚きました!
ーー選ばれた理由はお聞きになりましたか?
テンションが似ていると言われました。ただ、主観的には似ているとは思っていなくて(笑)。客観的に見たらとても似ているみたいです。
ーー周りから見て似ているなら、かなり近しいところがありそうです。
そうかもしれません。
ーーでは逆に自分としてはいちばん近い、もしくは共感できる登場人物は?
気持ちとしていちばん共感できるのはいつきちゃん。一貴のことが好きなのに伊織ちゃんがいるということを理解して一歩ひくこともありますが、タイミングを見計らって自分も頑張ってアピールするところは共感できます。
ーーなるほど。演じられる藍子も一貴に想いを寄せるようになりますが、ご自身としては一貴のような男性はいかがですか?
困っている人を助けたい、きっとみんなに優しい方だとはわかるのですが、付き合うとなったらしんどいかも。もっと自分だけを見てほしい! 男性キャラクターのなかではギャップがある越苗くんが気になっています。あとは(伊島)空くんの寺谷感がいい。もう寺谷そのまんまじゃないですか!
ーービジュアルからインパクトありました。
ありましたよね!
ーーお話をうかがっていると現場の空気もよかったのかなと感じました。
よかったですね。特に女性出演者の方々とはとても仲良くなりました。だから撮影が終わったいまは「楽しかったな」と感じているのですが、撮影中は初めての経験だったので、精一杯でした。周りをみながら次は何をするんだろうとソワソワしてばかり……。
ーーそんな緊張の連続だった初挑戦のドラマ、演じるうえではどのようなことを意識しましたか?
自分よりも少し年上の役だったので、お姉さん感が出るように意識しました。あとは原作のイメージを崩さないように演じることも念頭に置いていました。
ーー監督たちからはどのようなディレクションがありましたか?
豊島監督が担当された話数では天然な藍子ちゃんを演じることが多かったこともあってか、「小夏の藍子でいい」と言われ続けました。一方、安里監督が担当された話数では、切ないシーンを収録することが多くて。どう演じればいいのか悩みましたが、安里監督が丁寧に指導してくださったので、とても助かりました。
ーー実際に完成した映像をご覧になったときはいかがでしたか?
もっとこうしておけばよかったなと思うところがたくさんありました。次に活かしたいと思います。
ーーそんな撮影のなかで思い出に残っているシーンを挙げるとすれば?
設定としては真夏でタンクトップ・半ズボン姿というシーンがあるのですが、実際の撮影では雪が降っていたんですよ。しかも、雪待ちで撮影が止まるくらい降っていて! そんななかタンクトップと半ズボン、しかも靴下も履いていなかったからとにかく寒くて、寒くて……。
ーーそれでも表情には出せないので、大変そうです……。
大変でした。人生でいちばん寒かったと思います。それだけに印象にも残っていますね。
ーー『I”s』はマンガ原作の作品ですが、普段はこういった恋愛系のマンガは読まれますか?
恋愛がテーマのマンガはよく読みますが、こんなにもうまくいかないことが連続する作品はあまり読んでいなかったです。どちらかというと、ストレートな恋愛ものが多かったかな。
ーーちなみに。どの恋愛マンガがお好きですか?
『君に届け』です! 小学生の頃から読み始めて、高校卒業と同時くらいにちょうど連載が終わったんですよ。最終巻は涙しながら読みました。主人公の爽子の気持ちや考え方がすごく好き。あとは(真田)龍。千鶴への一途な想いがたまらないです。
ーー好きという熱が伝わってきました。
私の青春ですね!
ーーでは、アニメはご覧になられますか?
『ドラえもん』や『クレヨンしんちゃん』は……あっ、私、しんちゃんのモノマネができるんですよ! 披露していいですか?
ーー(披露したのを見て……)似ている!
隠れた特技にしておきます(笑)。
ーー場の空気もあたたまったところですが(笑)。……最後に作品の見どころを改めて教えてください。
『I”s』には色々な女の子が出てきますが、みのりちゃんが演じる泉ちゃんも、柴田が演じるいつきちゃんも、聖ちゃんが演じる伊織ちゃんも、本当にみんな可愛い! もどかしい気持ちも共感していただけると思うし、これだけ可愛い方々が出演されているので、ぜひドラマも観ていただきたいです。
<加藤小夏プロフィール>
1999年6月26日生まれ、東京都出身。中学一年生の時に、原宿竹下通りでスカウトされ2014年にケイ・オプティコムのCMでデビュー。その後「NTT 西日本」「ポカリスエット」「ホットペッパービューティー」「LINE」「北斗の拳」など数多くのCMに出演。2018年にはフジテレビ「痛快 TV スカッとジャパン 胸キュンスカッと」でヒロイン役で地上波初出演を果たし、今作品『I”s』が初めての連続ドラマ出演となる。
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≪連続ドラマ『I”s』放送概要≫
タイトル:連続ドラマ『I”s』
放送日時:2018年12月21日(金)後9時放送・配信開始
チャンネル:BS スカパー!(BS241/プレミアムサービス 579)/スカパー! オンデマ
ド
制作プロダクション:ダブ
製作著作:スカパー!
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。
<スタッフ情報>
監督/豊島圭介・安里麻里
脚本/片岡翔・吹原幸太
音楽/渡邊崇
撮影/長野泰隆
照明/児玉淳
録音/日下部雅也・高島良太
美術/吉田敬
美術進行/渡部哲也
編集/山田佑介
衣装/加藤みゆき
衣装デザイン/尾内貴美香
ヘアメイク/杉山裕美子
スクリプター/増子さおり
キャスティング/安生泰子
助監督/土岐洋介
制作担当/今井聖
ラインプロデューサー/濱﨑林太郎
プロデューサー/柴原祐一
企画・プロデュース/長内敦
ドラマ公式サイトURL
https://www.bs-sptv.com/is/
公式Twitter
@sptv_is
(C)桂正和/集英社・スカパー!2018
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