走り出した新たな旅へ!『最遊記歌劇伝』シリーズへ向けて鈴木拡樹&唐橋 充が想いを明かす【インタビュー】 | 超!アニメディア

走り出した新たな旅へ!『最遊記歌劇伝』シリーズへ向けて鈴木拡樹&唐橋 充が想いを明かす【インタビュー】

『最遊記歌劇伝』シリーズファン待望の最新作『-Darkness-』が、6月6日から上演。さらに『-Oasis-』も2020年早春上演が決定。玄奘三蔵役の鈴木拡樹と、烏哭三蔵役の唐橋充に作品への想いを語ってもらった。 ― …

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 『最遊記歌劇伝』シリーズファン待望の最新作『-Darkness-』が、6月6日から上演。さらに『-Oasis-』も2020年早春上演が決定。玄奘三蔵役の鈴木拡樹と、烏哭三蔵役の唐橋充に作品への想いを語ってもらった。


――続編の上演が決定したときのお気持ちをお聞かせください。

鈴木 今回は前作『RELOAD』から4年開きましたが、2作目の『Dead or Alive』から3作目『God Child』の間が5年あいたときとは違い、「続きをやるぞ」という意思を持って過ごせた4年間だったと思います。5年間空いた時は「続編、やれるのかな」という不安感があった過ごし方だったのですが、今回は「次、やれた時に」という目標をしっかり持って過ごせた4年だったんじゃないかと思います。やれるかどうか迷ってる場合じゃなく、「やるぞ」という意思が強かったです。

唐橋 その通りでございます(笑)。一番最初の『Go to the West』では、客席に空席がありました。それからずうっとうちの鈴木さんは、「満席にしたいです」といつも言い続けていらした。それを非の打ちどころのない人気も実力も兼ね備えた今でも言い続けてらっしゃる。そこに来ての続編こそ、我々はより傑作を作らないと。歳を取ったことも理由になりませんからね。

鈴木 (孫 悟空役の椎名)鯛造くんと話した時も、「年を取ってもやる」って言っていました。そういう姿を見ると、僕としては最初苦手意識のあった歌を強化して、『歌劇伝』であるところを大事にしたいと思いますね。

唐橋 同じです(笑)。そうだよね、「歌」だけで一つのショーになるくらい難しいものだから、もちろん私の中にも苦手意識はかなりあります。

鈴木 エンディングでは、敵味方関係なく、全員入りまじって歌うんですけど、座組みの一体感を感じる瞬間で。もちろんソロ曲も大事にしたいんですけど、全員で歌う=この全員で作ってるんだというのを感じながら、表現していきたいなと思います。


――前作のラストでは続編の『ヘイゼル編』を期待させる演出もありました。みなさんとしても『ヘイゼル編』への想いはありますか?

鈴木 続編がやれるなら、ここのストーリーだろうなと思っていました。正確にはシルエットしか出てなかったので、予想してもらうしかなかったんですけど。

唐橋 原作の峰倉先生が、アニメやドラマCD、原画展や歌劇伝など「作品が一年を通して常にどこかで動いてるというのが、私の活力になってる」と仰っていらしたんです。最遊記の看板をお借りしている身としては、歌劇伝を長寿作にする為には若い世代に早々にバトンを渡すのもひとつの手なんじゃないかっていう話も毎回出る。でも鈴木さんは、一度は最後まで走り切りたいです、と。ボスがそう言うんですから我々は毎回奮起するわけです。そんな中、若い子たちがメインの「異聞」で別のラインが昨年スタートしまして。これがまた上質で。頼もしい後任ができたような安堵感もあってですね……何の話でしたっけ(笑)。

――『ヘイゼル編』への想いや意気込みです(笑)。

唐橋 あ、そうそう(笑)。なので、今作も終章に向けての第一歩。後にも先にもない最高傑作です。

――ヘイゼル役の法月康平さん、ガト役の成松慶彦さんが加入されますが、おふたりについては。

唐橋 はじめてで縮こまらせないといいけどね。

鈴木 でも、太陽くんとは共演したことがあるそうで……。

唐橋 ああ、鮎川教授(笑)。じゃあ大丈夫だ。

鈴木 (笑)そうだから、大丈夫じゃないですか?

唐橋 歌劇伝の現場は新しく入る方がいらしても、派閥みたいなものがないので素敵なんですよ。私語も少なくて、うちのボスなんて稽古場の隅でずうっとお経を唱えているんですから(笑)。

鈴木 自主トレしてますから。大丈夫だと思います。

――この『最遊記歌劇伝』シリーズを通して、ご自身の変化は感じますか?

鈴木 僕にとっては、自分が関わっている作品のなかで、このシリーズが最長なんです。唐橋さんはどうですか?

唐橋 僕も。ジャンルとしては“特撮“があるけど、舞台作としては最長です。なかなかないよね。

鈴木 そうですよね。でも、毎回上演するごとに、課題を感じます。最初の公演のときは、三蔵より年齢が下だったので、貫禄が出ないことを悩んでましたね。

唐橋 鈴木さんがおっしゃった通りだな。毎回、うまくいかないことばかりなんですよね。次こそいけるんじゃないかって。やればやるほど、簡単にできるはずなんけど、毎回うまくいかないことがある。

鈴木 『最遊記』の原作に似たものを感じますよね。旅の中で壁にぶつかり続けて。

唐橋 さすが言うことが違う!

――11年間演じられてこられたわけですが、役への愛着はいかがですか?

唐橋 他の人にやられたら、ひどくムッとはします。

鈴木 そうですね。特に『RELOAD』に突入してるので、途中で変わるのは考えにくいなと思っていて。欲張りな目標としては、『外伝』もやりたいんです。でもまず、『RELOAD』を終わらせたいなと思います。終わった時点でどういう景色が見れるのか、どう思うのかわからないですけど、まずはそこにたどり着く旅ですね。

――新作が発表されたときの反響はいかがでしたか?

鈴木 毎回、発表するごとに、怖さも感じはするんです。前作の時もそうだったんですけど、「おかえり」という声をたくさんいただきました。だから、僕としては「ただいま」っていう気持ちと「ありがとう」という気持ちを込めてスタートしなければと思いますし、冒頭で言った通り、4年間の過ごし方も(前回5年空いた時とは)違ったわけですし、変化を見せていけたらなと思います。

唐橋 (鈴木に)本当にコピーとして使いやすいコメントを(笑)。でも本当に、毎回ちゃんと待っていてくださるのがありがたいですね。

鈴木 そうですよね。だから「バン!」って堂々と登場したいですね。

唐橋 「待たせたな」ってね。

――最後に新作へ向けて、ファンの方にメッセージをお願いします。

唐橋 キャストのさいねい(龍二)さんが一回カムバックして、力添えくださいますし、『-Darkness-』は、みなさまも想像以上に受け入れてくださっているようで。僕らも素敵なものを作る準備はあります。

鈴木 そうですね。さいねいさんは、初演の『Go to the West』と2作目の「Dead or Alive」の時、若かった僕たちを、お兄さんとして支えてくれてたんです。だから、今回は、さいねいさんには、肩の力を抜いて参加してもらいたいなと思っています。みんなで協力して、兄さんだけに頑張らせないように。久しぶりのメンバーも初めましての方もいるので、一致団結して『最遊記歌劇伝』をお届けするために、みんなでご飯に行って、いろんな話ができるようなカンパニーにしていきたいと思います。

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(プロフィール)
【鈴木拡樹】すずき・ひろき/1985年6月4日生まれ。大阪府出身。主な出演作は舞台『刀剣乱舞』、『髑髏城の七人 Season月』 下弦の月、『どろろ』など。今後も『舞台 PSYCHO-PASS サイコパス Virtue ane Vice』などの舞台やドラマ『カフカの東京絶望日記』など出演作が目白押し。
【唐橋 充】からはし・みつる/1977年5月30日生まれ。福島県出身。俳優として『仮面ライダー555』『侍戦隊シンケンジャー』などに出演するほか、『宇宙戦隊キュウレンジャー』などでイラストを担当。アパレルイラストデザインを手掛けるなど、多方面で活躍。

『最遊記歌劇伝-Darkness-』
6月6日(木)~6月14日(金)ヒューリックホール東京
出演:
鈴木拡樹/玄奘三蔵役、椎名鯛造/孫 悟空役、鮎川太陽/沙 悟浄役、さいねい龍二/猪 八戒役
法月康平/ヘイゼル=グロース役、成松慶彦/ガト役 
うじすけ/フィルバート=グロース役
三上 俊/光明三蔵役
唐橋 充/烏哭三蔵役 ほか

チケット:桃源郷シート10,800円(全席指定/非売品グッズ特典付き・前方席)・A席7,800円・B席5,800円(すべて全席指定)
ビジュアル先行:3月28日(木)午前10時~4月7日(日)深夜11時59分
イープラス https://eplus.jp/saiyukikagekiden/
一般発売:4月20日(土)午前10時~
チケットぴあ http://w.pia.jp/t/saiyuki-kgkdn/
カンフェティ http://confetti-web.com/saiyuki
イープラス http://eplus.jp/saiyukikagekiden/

©峰倉かずや・一迅社/最遊記歌劇伝旅社 2019

【スタッフ】
撮影/鷹野政起 ヘアメイク/AKI スタイリスト/中村美保
【衣装協力】スウェードロングシャツ/Iroquois  25,000円、Tシャツ/SUPERTHANKS  5,500円、パンツ/SUPERTHANKS  11,000円(以上問い合わせ:Karaln 03-6231-9091)、靴/BICASH  14,000円(問い合わせ:RAYAN  03-3871-1855)、靴下/スタイリスト私物

《超!アニメディア編集部》
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