小野賢章が『スパイダーマン:スパイダーバース』でスパイダーマン役に挑戦「音楽、映像、物語…どこをとっても完璧な作品」【インタビュー】 | 超!アニメディア

小野賢章が『スパイダーマン:スパイダーバース』でスパイダーマン役に挑戦「音楽、映像、物語…どこをとっても完璧な作品」【インタビュー】

アメリカ現地時間2月24日に発表された第91回アカデミー賞の長編アニメーション賞を受賞したアニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』。3月8日(金)公開の本作で、主人公のマイルス・モラレス(スパイダーマン)の日本語 …

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 アメリカ現地時間2月24日に発表された第91回アカデミー賞の長編アニメーション賞を受賞したアニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』。3月8日(金)公開の本作で、主人公のマイルス・モラレス(スパイダーマン)の日本語吹き替えを担当した小野賢章が、作品の魅力について語った。


――スパイダーマンを演じることが決まったときの心境を教えてください。

本当に僕、マーベルの映画が大好きなんです。中でも「スパイダーマン」が好きなのですが、自分がスパイダーマンになれるなんて夢にも思ってなかったので、演じられると決まって本当に嬉しかったですね。ただそのあと、自分が演じないで観に行った方が、気楽に楽しめるんじゃないかって思ったんですけど(笑)、でも夢だったので、光栄ですし、悔いの残らないように演じさせていただきました。

――小野さんが思う「スパイダーマン」の魅力とは?

 観ている人にとって、身近にいそうなキャラクターだからじゃないでしょうか。セレブの金持ちとか神様の息子とかじゃなく、超人的な能力も特にない、ちょっとオタク気質な普通の男の子で、年相応の悩みもあって。観ている人たちにも、同じような立場だったり、共感できる人がたくさんいると思うんですよね。もしかしたら、自分もスパイダーマンになれるチャンスがあるのかもしれないって思わせて、楽しませてくれるのがスパイダーマンの魅力かなと思います。


――主人公のマイルスは、中でも普通の少年ですが、どういうキャラクターだと捉えて演じたのでしょうか。

 もがきながら自分の居場所を探しているところに、マイルスがいかに普通の中学生かというのを感じますよね。転校したばかりの学校には馴染めてないけど、おじさんの前ではカッコつけて「いや、超モテモテでやってるぜ」って見栄を張ったり。そういうところに、マイルスの可愛らしさを感じたりします。

――映像を観たご感想は?

 本当に、全てが最高でした。音楽もかっこいいですし、映像がとにかくすごいです。いろんなCGが使われていたり、日本の漫画みたいな絵柄やモノクロなど、いろんな種類のアニメーションがあって。アート作品を観ているような、MVを観てるような感覚にも陥る作品で、なんておしゃれで自由な表現なんだろうって感じました。それだけでも見応えあるのに、物語もしっかりしていて。親子の関係や、マイルスの成長物語もあって、どこをとっても完璧な作品。とにかく感動しました。

――個性的な複数のスパイダーマンが登場します。

 僕は原作のコミックスを読んでなかったので、スパイダーマンがいっぱい出てくるって「どういうこと?」って思いましたし、衝撃的でした。日本発のスパイダーマンもいましたし、スパイダーマンが世界中で愛されるなという瞬間ですよね。さらに、スパイダーウーマンのグウェン(スパイダー・グウェン)の戦い方もかっこいいですよね、バレエの動きを生かしていて。スパイダーマンによってもいろんな戦い方があって、能力も個性的で。その中から、お気に入りのスパイダーマンを見つけるのも楽しみの一つですよね。

――ちなみに、小野さんのお気に入りは?

 僕はスパイダーマン・ノワールが好きです。やっぱり大塚明夫さん、ずるいなって思いました(笑)。素敵なおじさまでした。でも、マイルスの能力もいいなと思います。カモフラージュで透明になれたり、スパークができたり。なんてハイスペックなスパイダーマンなんだろうって。あと、スパイダー・ハムも突然道具を取り出したり(笑)、なんでもありな感じが面白いですね。

――「スパイダーマン」シリーズの主人公のピーター・パーカーが、40歳の中年男性として登場するのに意外性がありますね。しかも日本語吹き替えが宮野真守さん。

 そうなんです。最初に宮野さんがピーターの吹き替えをやるって聞いて、僕もびっくりしたんですよ。青年役の印象が強いですし、僕と同級生だったり、ほぼ変わらない立ち位置のことが多くて、ここまで年が離れた役なのはほとんどなかったので、宮野さんがどう演じるのか楽しみでした。完成したのをみると、おじさんらしさもありつつ、宮野さんが持ち合わせているコミカルな部分も生かされていて、素敵なピーターだなと思ったんです。ピーター自体のキャラクターの良さは、親のようでもあるし、師匠のようでもあるし、同じ目線で対等に話してくれる仲間のような関係で、いろんな魅力の詰まった人だなと思いました。

――今まで「スパイダーマン」を観たことがなくても、単体で楽しめそうですね。

 マーベル作品ってずっと繋がっているイメージがあって、なかなか手が出せない人も多いと思うんです。ただ、この「スパイダーバース」はほかの作品とは繋がっていないですし、単体で面白いので純粋に楽しめると思います。

――「スパイダーマン」はアメリカを代表するヒーローですが、小野さんが憧れたヒーローは?

 僕がこの世界に入ったきっかけが、4歳くらいのときに見ていた戦隊ヒーローなんです。だから、戦隊ヒーローや仮面ライダーには、いまも憧れだったり、なりたいっていう思いはずっとありますね。

――最後に、ファンの方にメッセージをお願いします。

 とにかく映像も音もすごいですし、劇場で観ていただくのがベストだと思いますし、観て後悔することはないと思います。声優として渾身の思いを込めた吹き替えになっていると思いますので、ぜひ吹き替えで観てほしいですし、映画館の大画面で「スパイダーマン」の世界に浸っていただければと思います。

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【小野賢章】おの・けんしょう/10月5日生まれ。福岡県出身。現在、『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』、『ゾイドワイルド』、『同居人はひざ、時々、頭のうえ。』に出演中。また主演の実写映画「お前ら全員めんどくさい!」が公開中。

『スパイダーマン:スパイダーバース』 
3月8日(金)全国ロードショー!

原題:Spider-Man: Into The Spider-Verse 
全米公開:12月14日
■製作:アヴィ・アラド、エイミー・パスカル
フィル・ロード&クリストファー・ミラー(『LEGO(R)ムービー』『くもりときどきミートボール』)
クリスティーナ・スタインバーグ
■監督:ボブ・ペルシケッティ
ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマン
■脚本:フィル・ロード、ロドニー・ロスマン

<日本語吹き替えキャスト>
マイルス・モラレス/スパイダーマン役:小野賢章、ピーター・パーカー/スパイダーマン役:宮野真守、グウェン・ステイ シー/スパイダーグウェン役:悠木碧、スパイダーマン・ノワール役:大塚明夫、スパイダー・ハム役:吉野裕行、ペニー・ パーカー役:高橋李依、キングピン役:玄田哲章

■ストーリー
ニューヨーク、ブルックリン。マイルス・モラレスは、頭脳明晰で名門私立校に通う中学生。彼はスパイダーマンだ。しかし、その力を未だ上手くコントロール出来ずにいた。そんなある日、何者かにより時空が歪められる大事故が起こる。その天地を揺るがす激しい衝撃により、歪められた時空から集められたのは、全く異なる次元=ユニバースで活躍する様々なスパイダーマンたちだった――。

『スパイダーマン:スパイダーバース』 公式サイト
Spider-verse.jp

『スパイダーマン:スパイダーバース』 公式twitter
https://twitter.com/SpiderVerseJP/ #スパイダーバース

『スパイダーマン:スパイダーバース』 公式Facebook
https://www.facebook.com/SpiderVerseJP/ 

《超!アニメディア編集部》
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