『あんステ』山崎大輝が感じる斎宮宗は「どん底から這い上がる負けず嫌いさが好き」【インタビュー】 | 超!アニメディア

『あんステ』山崎大輝が感じる斎宮宗は「どん底から這い上がる負けず嫌いさが好き」【インタビュー】

『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』から、スピンオフ作品第2弾である「~Memory of Marionette~」が12/28より上演される。今作では、原作のイベントストーリー「追憶*マリオネットの糸の先」「演舞 …

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 『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』から、スピンオフ作品第2弾である「~Memory of Marionette~」が12/28より上演される。今作では、原作のイベントストーリー「追憶*マリオネットの糸の先」「演舞 天の川にかける想い」「挑戦!願いの七夕祭」の3本を中心とした物語が描かれる。そんな今作の中心を担うValkyrieのリーダー・斎宮宗役の山崎大輝のグラビア&インタビューが、発売中の「アニメディア1月号」に掲載中だ。超!アニメディアでは、本誌に収まらなかった部分を含めたロング版をご紹介する。

――『あんステ』へのご出演が決まったときの、率直なご感想を教えてください。
 以前から原作ゲームの『あんスタ!』も舞台化された『あんステ』も知っていて、キラキラしたイメージがありました。なので、出演が決まったときは「こんなキラキラした作品に僕が出て大丈夫かな?」というのが、最初の感想でした。

――山崎さんは『あんスタ!』をプレイしていらっしゃるとうかがいました。遊んでみたご感想はいかがですか?
 はい! 出演が決まってからプレイし始めたのですが、今ゲームで開催中のイベント(「発見!スチームパンクミュージアム」※取材は11月中旬)もランキング1000位以内をキープしようと頑張っています(笑)。物語がめちゃくちゃしっかりしているので、これはゲームに入り込んでしまうなと思いました。

――そんな『あんスタ!』が舞台化された『あんステ』シリーズにおいて、Valkyrieは今作が初登場となります。さらに、山崎さんは今作で座長を務められることになりますよね。
 僕は人見知りなところがあるので、座長としてみんなの架け橋のような存在になれるか不安な部分もあります。なのでValkyrieの相方(影片みか役)の猪野(広樹)くんを頼りにしていきたいところなのですが、猪野くんも僕に引っ張っていってほしいとおっしゃっていたと、さっき聞いてしまって……。まだ猪野くんと話し合えていないので、そこはユニット間でしっかり相談しようと思っています(笑)。


――山崎さんが演じる斎宮宗の第一印象は?
 一般的なアイドルのイメージとは異なる部分が多かったので「どうしてアイドルの道を選んだんだろう?」というのが第一印象でした。宗は綺麗な容姿なのですが、言葉遣いなどは一風変わっていますよね。「粗忽者め」と言っちゃうアイドルは、なかなかいないと思います。

――そんな宗の魅力は、どんなところでしょうか?
 いっぱいありますが、まずは芸術に関して一切妥協しない信念ですね。宗はいろいろな葛藤を抱えているキャラクターだと思うのですが、Valkyrieのメンバーを守りたいがゆえに、ショーケースのなかに閉じ込めたい……というニュアンスの言動があったり。少し過保護というか、愛があるからこその行動が裏目に出てしまう、儚くも悲しい部分があると思います。ただ、今回の舞台では“帝王”として学院に君臨していた宗が一転して、どん底から這い上がっていくことになります。その姿には「自分は間違っていない」という、彼の核の部分が表れているんですよね。僕は宗の、そんな負けず嫌いなところがすごく好きです。僕自身も、自分の核を曲げたくないという思いはあります。人混みが苦手で神経質な部分なども、宗と似ているかもしれません。僕もこだわるところはすごくこだわるんですが、宗はこだわる部分への時間のかけ方がすごいじゃないですか。ステージが始まる時間なのに、まだ衣裳を縫っていたりとか、「いや嘘だろ!?」って思うぐらい(笑)。そんな宗のあらゆるところが愛せるし、大好きです。宗役に決まる前のフラットな状態で『あんスタ!』をプレイし始めていたとしても、僕はきっと宗のことを好きになっていたと思います。次点で、みかですね。

――逆に、ご自身が宗と似ていないと思う部分はありますか?
 僕は宗のように格式が高くないので、そこはもうまったく比べものにならないと思っています(笑)。全然違いますね。

――それでは、宗を演じるうえで心がけようと思っていることはありますか?
 まだ稽古開始前ですが、通っているボイストレーニングでは「舞台でやるだろうな」と目星をつけた曲を先に練習しています。ゲームで宗の声を担当されている高橋(広樹)さんが大好きで尊敬しているので、ゲームに寄せる部分は寄せつつ、ステージ上で成立するように、という面も考えて演じたいです。宗はドンとした帝王らしい歌声の印象が強いので、ステージの真ん中に立つのにふさわしい声で歌うように心がけたいと思っています。舞台上での宗としての立ち居振る舞いなども、頭のなかでイメージし始めています。

――宗といえば、いつも彼の傍にいる人形・マドモアゼル(通称・マド姉)の存在も欠かせません。彼女の印象は?
 衣裳を着たマド姉に会ったのは、ビジュアル撮影のときですね。本当にかわいらしくて、宗はそりゃ愛でるよな、と思いました。まさにアンティークの人形という感じでずっしりとした重さがあり、撮影時はすごくていねいに扱いました。

――ゲームでは、宗がマドモアゼルを用いて腹話術の要領で他人と会話することもあります。舞台では、マドモアゼルの声がどう表現されるのか、誰もが気になっているところかと思います。
 そうですよね(高い声)。これから稽古が始まるのでじつはまだ分からないんですが、僕自身もすごく気になっています。さすがに腹話術は難しいかもしれませんが……(笑)。

――宗が所属するValkyrieには、どのようなイメージをお持ちですか?
 格式の高さが特徴的な、上品で芸術を感じるユニットだと思います。ユニットアルバムの楽曲を聴いても思いましたが、ほかのユニットにはない“憎しみ”に近い激情がValkyrieのなかには含まれている感じがします。音楽面で言うと、三拍子の楽曲が多いですよね。全体的に不気味な雰囲気があるのですが、それがまた心地良いという、ほかにはない素敵なユニットだと思います。

――メンバーの影片みかについては、どのように感じていますか?
 表面上はみかが宗に憧れて、ただただ着いて行っているだけのように見えますよね。でも、それだけの関係性ではなくて、逆にみかが宗のことを支えてくれている部分があるんだと、僕は感じました。宗とみかの関係性はとても大切だと思うので、稽古が始まったら猪野くんともその話がしたいです。猪野くんとはまだ2回しかお会いしていないのですが、最初にお会いしたときは「子犬みたいだな」という印象でした。猪野くんのほうが僕より年上ではあるんですが、本当にかわいらしいです。まだ猪野くんの内面を探れていないので、たくさん話せる日が来るのが楽しみです。

――Valkyrieの元メンバー・仁兎なずなの印象についてはどうですか?
 立ち位置としては、一番難しいキャラクターなんだろうなと思います。Valkyrieに染まっていたところから、Ra*bitsという方向性がまったく違うユニットに加入して、年下を引っ張っていくのは本当にすごいですよね。印象とは少し変わってしまいますが、なずながRa*bitsとして適応していけるのは、なずなが培ってきた経験や知識があるからだと思うんです。そのなかには宗から教わったものもあったのかなと……つい宗の目線からなずなを見てしまいますね。あと、なずなは単純にかわいいです!

――ちなみに、現時点でほかに気になっているキャラクターはいますか?
 今回は登場しないのですが、(UNDEADの朔間)零とも関わってみたかったですね。宗にとって、零は気の許せる友人なので。

――糸電話で会話しているシーンなどもありますからね(笑)。では最後に、ファンへメッセージを!
 今回の舞台で初登場となるValkyrieはもちろん、新しいキャストが出演するなど、今までの『あんステ』とはまた違った雰囲気になるかと思います。これまでの『あんステ』をリスペクトしつつ、“Valkyrie色”に舞台を染めたいなと思っています。僕も公演がすごく楽しみなので、みなさんもぜひ楽しみにしていただけるとうれしいです。

山崎大輝【やまざき・たいき】
 1995年10月3日生まれ。静岡県出身。イトーカンパニー所属。主な出演作は『宇宙戦隊キュウレンジャー』ナーガ・レイ役、2.5次元ダンスライブ『ツキステ。シリーズ』卯月新役など。

撮影/草刈雅之 取材・文/大野ももこ メイク/中島愛貴、平野真友美(ともにraftel) スタイリスト/秋山貴紀

画像ギャラリーはこちら。クリックすると拡大できます。

 

〈『あんさんぶるスターズ!エクストラ・ステージ』~Memory of Marionette~〉
原作/『あんさんぶるスターズ!』(Happy Elements K.K)
STAFF 脚本/赤澤ムック 演出/宇治川まさなり

CAST 山崎大輝(斎宮宗役) 猪野広樹(影片みか役)/
大崎捺希(仁兎なずな役) 熊谷魁人(紫之創役)
宮崎湧(真白友也役) 奥井那我人(天満光役)
笹森裕貴(天祥院英智役) 萩尾圭志(日々樹渉役)
渡邉駿輝(伏見弓弦役) 副島和樹(姫宮桃李役)
宮澤佑(蓮巳敬人役) 栁川瑠衣(鬼龍紅郎役) 古畑恵介(神崎颯馬役)

公演期間・会場:
2018年12月28日(金)~12月30日(日) 東京・天王洲 銀河劇場
2019年1月10日(木)~1月14日(月・祝) 東京・日本青年館ホール
1月18日(金)~1月20日(日) 京都・京都劇場
1月25日(金)~2月3日(日) 大阪・梅田芸術劇場メインホール
2月6日(水)~2月7日(木) 福岡・アルモニーサンク北九州ソレイユホール
2月14日(木)~2月15日(金) 宮城・仙台国際センター大ホール

チケット:一般発売12月14日(金)12:00~
料金:一般8,000円、プレミアムチケット11,000円(各税込)

公式サイト:https://www.marv.jp/special/ensemble_stage/

(C)2016 Happy Elements K.K/あんステ製作委員会

 

《超!アニメディア編集部》
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