『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』岩田陽葵&生田輝が明かす舞台少女たちの絆「“香子”で始まり“香子”で完結するのが双葉です!」【インタビュー】 | 超!アニメディア

『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』岩田陽葵&生田輝が明かす舞台少女たちの絆「“香子”で始まり“香子”で完結するのが双葉です!」【インタビュー】

TVアニメが放送終了後もアプリの配信や舞台の実施など、さまざまな展開をする『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』。「アニメディア1月号」では、露崎まひる役・岩田陽葵&石動双葉役・生田輝のインタビューを掲載中。超!アニメデ …

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 TVアニメが放送終了後もアプリの配信や舞台の実施など、さまざまな展開をする『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』。「アニメディア1月号」では、露崎まひる役・岩田陽葵&石動双葉役・生田輝のインタビューを掲載中。超!アニメディアでは、掲載しきれなかった部分を含めたロングインタビューをお届け。

――改めて、アニメの放送を振り返っての感想を教えてください。

岩田

 私はアニメに携わることが初めてだったのですが、アフレコがスタートしたときから、放送が終わるまで、つねにアフレコやアニメが自分の中心にありました。正直なところ、最初のころはアフレコが怖かったんです。収録が終わるたびに、次の収録のことを考えてしまって。

生田 わかる。つい、カウントダウンをしちゃうんだよね。

岩田 うん。でも、放送がはじまってからは、不安は少なくなったかな。むしろ、自分が演じるキャラクターがちゃんと生きていることに感動して、次の週が来るのが楽しみでたまらなかったです。

生田 私たちも台本をもらうまで、次がどうなるか教えてもらえなかったっていうのもあって、ワクワクも大きかったんですよ。だから、台本をもらうたびに、みんなで「読んだ?」「ばなながさぁ!」みたいなやりとりをよくしていました。でも、台本は文字だけなので「アニメだとどういう絵になるんだろうね」って、よく話していましたね。


――実際に映像を観ての感想は?

生田 遊び心が多いなと感じました。たとえば、7話がななのお当番回というのもそうですよね。あと、お部屋に飾ってある写真もよく観ると、キャラクターの特徴が出ているんですよ。意外な表情もたくさん見せてくれていて、新たな発見がたくさんありました。私のなかで一番印象が変わったのは真矢様です。舞台『少女☆歌劇レヴュースタァライト-The LIVE- #1 revival』のときから、おちゃらけたことはしていなかったのに、アニメだとすごいチャーミングで。等身大のままで、面白くかわいいというのが絶妙だなと思いました。

岩田 真矢様はもっとトゲトゲしていると思っていたよね。

生田 そうそう。アニメではチャーミングポイントがいっぱい見えて、ズルい! クロちゃん(西條クロディーヌ)も舞台だとお高く止まっている感じだったのに、アニメだとめっちゃいいやつなんだよね。

岩田 『#1』の時は、みんなライバル意識とか、負けたくないっていう意識が全面に出てたよね。でも、アニメでは寮でみんなご飯を食べていて、仲よくしているんだなぁってうれしかった。

生田 ライバルだからバチバチするのもわかるけど、同級生で一緒に暮らしているわけだから、仲よくしているのも等身大なんだよね。

岩田 うん、やっぱりみんな高校生なんだなって思った。

――アニメがはじまる前と終わったあとで、周りの反応に変化はありましたか?

生田 ありました。いろいろな人から「観たよ」と連絡をいただいたんです。ふだんはアニメをあまり観ない友達や知り合いも観てくれて、「歌がすごい」とか「戦っているシーンがいい」って言ってくれたんですね。それを聞いて、観てくれた人に何かが届く作品だったんだと感じることができてうれしかったです。

岩田 ちょうど、アニサマ(Animelo Summer Live 2018“OK!”)に出させていただいたのが、7話の放送直後だったんです。そこで、本当に感覚的なものなんですが、アニメを観てくれている人も多いのかなっていう反響を肌で感じて。衝撃の7話のあとだったので……!

生田 言葉で説明できない“何か”は感じたよね。

岩田 うん。続きを楽しみにしてくれているというか、期待を持って観てくれているのを感じることができました。


――アニメでは、まひるは5話、双葉は6話でそれぞれフィーチャーされていました。それを経てキャラクターの印象は変わりましたか?

岩田

 うーん、そうですねー……。

生田 私は変わったよ! まひるちゃんに対しての見方が380度ぐらい変わった。1周回ってもうちょっと変わったから! 5話って、結構衝撃回じゃない? 『#1』だとまひるちゃんっておとなしい子っていう印象しかなかったのに、アニメですごく深掘りされて。

岩田 舞台のときは人に向かって「ノー」と言えなさそうだったけど、アニメではひかりちゃんが一緒の部屋になったときに「なしだよ!」って言えたんです。それで、自分の思いを言葉にできる子なんだなと感じました。あと、5話までは華恋ありきの自分だったまひるが、レヴューで華恋に背中を押されて、自分自身と向き合えるようになったなと感じて。私自身も背中を押してもらい、まひると一緒に前に進めたような気がしています。

生田 私、5話好きだな。まひるちゃんがよりいっそう人間味のある子になって。もともと華恋のことを朝、ちゃんと起こしてあげるいい子なところがあって、すごくよく世話をしているなって思うもん。

岩田 双葉も似た者同士だと思うよ。

生田 そうだね、世話焼き組だよね。

岩田 輝ちゃんは、6話はどうだった?

生田 ずっと香子の後ろについていくのが当たり前だったけど、聖翔音楽学園に入って、初めて「香子が」じゃなくて「自分が」っていう思いが生まれてきたんだなって感じたかな。ただ結局、最後は香子のキラめく姿を目の当たりにして負けちゃったんだけど、私は負けてよかったと思ったんです。きっとこれからも香子を追いかけ続けることで、上にのぼっていけるだろうから。6話を経て、香子に手を引っ張ってもらっていたのが、手をつないで一緒に横を走っていきたいと思えるようになったという感覚です。

――10月に行われた舞台『#2 Transition』は、第100回の聖翔祭後の話でした。まず、物語を知ったときの感想を教えてください。

生田 ビックリしました。

岩田 そうだね。

生田 双葉とまひるは一緒に青嵐(総合芸術院)に行っちゃう組だもんね。まず、行くんだってことにビックリした。

岩田 私たちのなかでも、聖翔を蹴ってまで青嵐にいくのかなっていう戸惑いがあったんです。

生田 最初は「行かないだろう!」と思ったんですよ。でも、稽古を重ねていくうちに「双葉の舞台に対する思いって、私が思っているよりもずっと強いんだ」と気づいたんです。もっといい芝居がしたい、もっといい殺陣をしたい、そういう思いがあるから、もっとできると思える場所に行きたいと思うのは当然で。だったら、私自身がもっとレヴューに対する思いを強くしないとダメだと気づいて、よりいっそう思いを入れて稽古に臨むようになりました。双葉の気持ちに気づけたからこそ、『#2』の芝居ができたんだなと思っています。

岩田 私も、最初はどうしようか悩んだんですね。「華恋ちゃんを置いてまで行くのか?」と。でも、『#2』は華恋と絡むシーンがそれほど多くなかったので、それを「もうまひるは、華恋ありきのまひるじゃない。アニメを通して成長したから違うんだ」と解釈して、踏ん切りがつきました。

――『#2』では、まひるには南風涼という中学時代の同級生が登場しますよね。しかも、実は彼女はまひるに憧れていたという設定でした。

岩田 涼ちゃんの存在も、まひるが青嵐に行く大きな理由になったと思っています。「まひると舞台に立ちたい」という思いって、「華恋ちゃんと舞台に立ちたい」と思っていたまひるとまさに同じなんですよね。華恋はまひるの背中を押して、独り立ちさせてくれたけど、まひるはやさしすぎちゃって前の自分と涼ちゃんを重ねてしまったんだと思うんです。涼ちゃんに対しては、昔ケガをさせてしまった負い目もあるし、ずっと罪悪感を持っていて、罪滅ぼしじゃないですけれど、「一緒に立ってあげたい」と一瞬でも思ったから、大事な聖翔を裏切ってまで青嵐に行ったんだろうと。私自身は、それも彼女なりの成長だったんじゃないかなと思っています。

生田 双葉とまひるは、一歩進んだ結果青嵐に行こうって決めるふたりだよね。でも……ずっと揺れてる(笑)。

岩田 そうそう、葛藤しているよね(笑)。

生田 ずっと後ろ髪を引かれて、最後までみんなを気にしている。ただ、真矢だけは「私は、クロディーヌさんと戦いたいから」っていう理由だったけどね。

岩田 まひると双葉って、まだ弱いんだろうね。

生田 うん。成長はしたけどね。


――人間関係の変化という意味では、まひるはひかりとの関係性も大きく変化していましたよね。

岩田生田 そうなんですよ!

生田 ひかりちゃんと仲よくなったんだなって思ってた。

岩田 うれしかったの!

生田 「私はまひると未来でつながる者」だもんね!

岩田 まひるに「自分の道を行くの!」って声をかけてくれたのもすごく感動して。アニメでは描かれなかったまひるとひかりの関係の進歩も見られて、本当に幸せでした。

――双葉と大きく関わるのは、やっぱり変わらず香子でしたね。

生田 香子ではじまって、香子で完結するのが双葉です。

――でも、今回双葉は、青嵐の八雲響子先生との関わりが大きかったですね。

生田 そうなんです! 八雲先生が双葉と香子の間に入っているんですよ。ただ、八雲先生のバックボーンは何も聞かされていないんです。だけど、それだと双葉が青嵐に行くためのエンジンが手に入らないなと思って、私が勝手に双葉は八雲先生に憧れているという設定を作りました。いつかどこかで観て憧れていた人が、交流プログラムで聖翔に来る。何かを教えてもらえると思っていたんだと。だから、プレコールのときの双葉は張り切っているんです。そんな八雲先生に「うち(青嵐)に来ない?」と言われたから「えっ?」ってなるじゃないですか。

岩田 しかも心が弱っているときだったもんね。

生田 そうそう、殺陣が得意って大声で言ったあとに、八雲先生にこてんぱんにされているわけだから。あのシーンは本当にしんどかったの。気持ち的には「今日こそ勝つぞ」って思うんだけど毎回負けるんだよね。

岩田 私たちも舞台裏で応援していたんだよ。もえぴ(大場なな役・小泉萌香)とかひーちゃん(星見純那役・佐藤日向)と「今日こそは勝てるよね。10回もやっているもんね」って(笑)。

生田 そんなこと言ってたの?(笑)。

岩田 言ってた(笑)。

生田 でもね、勝てないんだよ。強いんだよ。圧がすごいから(笑)。こっちは木刀で、あっち素手なのに!

岩田 ふたりの殺陣はきれいだったよ。

生田 『#1』のときはコロスに対してケンカ木刀みたいな感じで対峙しているんだけど、八雲先生に対しては正眼に構えて抜刀するのもあるのかな。殺陣の基本でかかっていくから、よりきれいにみえるように練習しましたので!

岩田 殺陣に真剣だからこそ、負けたときの双葉のショックはすごくわかる。誰もがあのシーンは双葉に感情移入していたと思うんだよね。「なんでこんなに弱いんだ!」って言うところとか。

生田 あそこは、腹の底から悔しかったなぁ……。「殺陣が得意なのに、こんなに負け続けることある!?」っていうくらい負けるから。涼ちゃんに蹴られるわ、(穂波)氷雨ちゃんに平手打ちされるわ……心がつらい前半だったな。しかもそのあと、香子と戦わないといけないじゃん? つらすぎて「99 ILLUSION!」のあと、「still in a dream」を歌うときが晴れやかでたまらなかった(笑)。

――12月22日には2ndスタァライブ「Starry Desert」が行われますが、見どころなどを教えてください。

岩田 1stライブはアニメの放送直前だったので、アニメへの期待やドキドキ感が詰まったライブになったと思います。今回はアニメを経てのライブなので、アニメ後ならではのライブになります!

生田 アニメを観ておいていただけるとより楽しんでいただけるんじゃないかなと思います!


――そして、1月9日は5枚目のシングル「約束タワー」がリリースされます。

岩田 メロディも歌詞も本当にエモーショナルで、涙が出そうになりました。歌割がいいよね。

生田 いい!

岩田 この歌詞をこのキャラが歌ってくれるんだとか、ここをこのふたりが追っかけしてくれるんだとか、とにかく発見がいっぱいあるんです。

生田 スタァライト九九組の曲って、激しい曲も爽やかな曲も元気な曲ありますが、全部九九組らしい曲だなと思っているんです。今回の曲ではどんな九九組らしさが聴けるのか、楽しみにしていてください。

構成/野下奈生

〈『少女☆歌劇レヴュースタァライト』情報〉
Blu-ray BOX 第2巻 オーバーラップより12月26日(水)発売

◆スタッフ
原作:ブシロード/ネルケプランニング/キネマシトラス
監督:古川知宏
シリーズ構成・脚本:樋口達人
キャラクターデザイン:齊田博之
副監督:小出卓史
プロップデザイン:高倉武史/谷紫織
グラフィックデザイン:濱祐斗/山口真生
色彩設計:吉村智恵
美術監督:秋山健太郎/福田健二(studio Pablo)
3D監督:秋元央(T2studio)
3D舞台照明:カミヤ ヒサヤス
撮影監督:出水田和人(T2studio)
編集:黒澤雅之
音響監督:山田陽
音楽:藤澤慶昌/加藤達也
戯曲脚本・劇中歌作詞:中村彼方
アニメーション制作:キネマシトラス

◆キャスト
小山百代(愛城華恋役)
三森すずこ(神楽ひかり役)
富田麻帆(天堂真矢役)
佐藤日向(星見純那役)
岩田陽葵(露崎まひる役)
小泉萌香(大場なな役)
相羽あいな(西條クロディーヌ役)
生田輝(石動双葉役)
伊藤彩沙(花柳香子)

© Project Revue Starlight

《超!アニメディア編集部》
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