道後温泉本館に手塚治虫の『火の鳥』が降臨!保存修理工事中のコラボPRを発表 | 超!アニメディア

道後温泉本館に手塚治虫の『火の鳥』が降臨!保存修理工事中のコラボPRを発表

2018年12月9日、松山市の観光のシンボルである道後温泉本館の正面入り口前にて、2019年1月15日よりスタートする道後温泉本館の保存修理工事を活用した観光資源化のためのPR事業「道後REBORNプロジェクト」の制作 …

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 2018年12月9日、松山市の観光のシンボルである道後温泉本館の正面入り口前にて、2019年1月15日よりスタートする道後温泉本館の保存修理工事を活用した観光資源化のためのPR事業「道後REBORNプロジェクト」の制作発表会を実施。松山市の野志 克仁市長のもと、「道後REBORNプロジェクト」の受託業者である株式会社ポニーキャニオンの代表取締役社長・吉村隆がプロジェクト制作発表のため訪松し登壇。ゲストに俳優のつるの剛士を迎え、同プロジェクトの舞台となる道後温泉本館前での記念すべきプロジェクト制作発表会を行った。


 「道後REBORNプロジェクト」は、明治の改築から120年を超え、多くの人々に愛されてきた道後温泉本館を次代に受け継ぐため、重要文化財の公衆浴場としては全国で初めて、営業を続けながら、約7年にわたり行われる保存修理工事の期間中、その期間でしか実現できないプレミアムなコンテンツやPR展開を実施し、日本国内や海外にも、道後温泉本館の持つ文化的、歴史的意義を伝えていく事業となる。

 この事業のシンボルとして、松山市は、株式会社手塚プロダクションと連携し、日本のストーリーマンガの創始者、手塚治虫がライフワークとして生涯をかけて描き続けた漫画『火の鳥』のキャラクターを起用。プロジェクトの周知のためのオリジナルデザインのポスタービジュアルを発表した。また、この日から期間中の道後温泉本館の姿をリアルタイムで伝えるため、2基のライブカメラを設置し、ポニーキャニオンYouTube公式チャンネルや道後温泉公式サイトからの24時間配信が開始された。


 制作発表会では、野志松山市長は、営業しながらの保存修理工事の間、『火の鳥』が原作中で「不死鳥とも火の鳥とも呼ばれていた」という言葉を引用し、「100年先まで輝き続ける道後」を目指して、次代に宝を受け継いでいくために皆が力を合わせ、道後温泉の魅力を発信していくことを熱くアピール。ポニーキャニオンの吉村社長は、エンターテインメント企業として手塚プロダクションや関係企業の40名にのぼるスタッフが団結して、3年間の事業で新たなブランド、価値を生み出していくことを力説。また、自身が地元の道後中学校に通っていたことを述べ、道後への愛着を明らかにした。その後、手塚プロダクションの取締役であり、手塚治虫の娘である手塚るみ子氏からのコメントが披露された。「生命は永遠のものではないが、別の姿に変わってその魂は生き続ける。」と、手塚治虫没後の30年を振り返り、このプロジェクトが『火の鳥”道後温泉編”』として親しまれることへの期待をよせた。続いて、今後『火の鳥』のオリジナルアニメーションへの出演が予定されている つるの 剛士は、伯父が『火の鳥』が連載されていた虫プロによる雑誌「COM」の編集者であったことを述べ、手塚治虫や『火の鳥』との意外な接点があることを明らかにした。


 本プロジェクトのこれからの事業展開としては、第1弾として、2019年1月15日からは本館西面入口に『火の鳥』到来を告げる「日除け幕」や「灯籠」の設置。また、本館入浴券も『火の鳥』のデザインに一新。第2弾として、2月1日からは、明治の改築当時に使用されていた北面「二の湯」入口が本事業期間中の新たな正面入口となることに伴い、その入口の上に『火の鳥』オブジェを設置し、「道後REBORN×火の鳥」ライトアップを予定。さらに、第3弾として、2019年4月頃からは手塚プロダクション自らの制作によるオリジナルアニメーション『火の鳥”道後温泉編”』の配信を行う。

 本事業推進のため、創業52年のエンターテインメント企業であるポニーキャニオンを中心に、同じメディアグループ傘下の広告代理店と地元テレビ局や、大手旅行会社とタッグを組むことにより複合的で実効性ある事業展開につなげていく。

 手塚プロダクションが制作するオリジナルアニメーション『火の鳥”道後温泉編”』は『火の鳥』は勿論、原作のキャラクターも一部に登場。記紀の時代から語り継がれる道後温泉にまつわる伝説や物語をベースに、道後温泉の歴史絵巻が分かりやすく楽しめる作品となる。主人公の少彦名命(スクナヒコナノミコト)役には、人気声優の三森すずこ、大国主命(オオクニヌシノミコト)役には、この日の登壇者、つるの 剛士の出演を予定。

 前述の「道後REBORN×火の鳥」ライトアップでは、プロジェクションマッピングをはじめ、空間全体を演出するクリエイティブカンパニー 株式会社ネイキッドが担当。手塚プロダクションが制作のオリジナルアニメーションとも連動し、3年間、道後温泉本館を光のアートで演出する。

 2020オリパラの開催を翌年に控え、平成最後の一年に始まる本事業は、時代の転換点を迎えているともいえる日本において、この道後温泉本館の保存修理工事を日本文化の「再生」の象徴と捉え、多くの人にその意義について知っていただき、その素晴らしさを再発見するための事業となっていく。

 「道後温泉本館」は、時代を超えて人々を癒し続けてきた命の泉。『火の鳥』は時空を超えて人類を導く永遠の生命の象徴。この両者のコラボレーションにより生み出されるプレミアム感あふれるコンテンツを軸に、3年にわたり、営業しながらの本館保存修理工事の魅力と、道後温泉本館と道後地区の話題を国内外に発信していく。

 是非、道後温泉に足を運んでいただき、この「道後REBORNプロジェクト」をその目で確かめてみて欲しい。

道後温泉公式サイト
https://dogo.jp

◆道後温泉本館ライブカメラ YouTube 

道後温泉本館ライブカメラ 正面カメラ


道後温泉本館ライブカメラ 冠山カメラ


《超!アニメディア編集部》
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