ある日、一本の電話が超!アニメディア編集部宛にかかってきた。「『ぷよぷよeスポーツ』でプロと勝負していただけませんか?」。電話の相手はセガゲームスの広報担当さんだった。電話を聞いただけでは意味が分からなかったものの、とっても、とっても、とっても、とっても、とっても、とってもお世話になっているセガゲームスさんのお願い。無下にはできないので二つ返事でOKをした。
返事のあと詳しく内容を聞いてみたところ、どうやら、ジャパン・eスポーツ・プロライセンス認定タイトルである対戦アクションパズルゲーム『ぷよぷよ』の認知拡大、そしてセガゲームスから配信中のPS4/Nintendo Switch用ダウンロードソフト『ぷよぷよeスポーツ』の宣伝を行いたいということらしい。今回いらっしゃるのは、セガゲームスの広報さん、そして『ぷよぷよ』プロライセンスを保有するくまちょむ選手と「ぷよぷよeスポーツ」のスペシャルサポーターであるタレントの橘ゆりかさん。しかもふたりが「ぷよぷよ」で対戦をしてくれるらしい。
……しかし、プロっていったい、どれくらい強いんだろうか。スペシャルサポーターってどれくらいの実力の持ち主なんだろうか。家族で「ぷよぷよ」大会をしてご飯の優劣(勝者は神戸牛、敗者は白飯と漬物と卵のみ)を決めていたくらいに「ぷよぷよ」をプレイしてきた筆者としては気になるところ。それならばと今回、対決のために超!アニメディア編集部が用意したのは、声優アイドルユニット・CLU+CH(クラッチ)の3人。若くて、声優Jrバスケリーグの選手としても活躍する運動神経抜群の3人なら、きっといい勝負をしてくれるはずだ! 本稿ではCLU+CHとくまちょむ選手、そして橘さんとの対戦の模様、そしてその顛末を紹介していく。
(左から) 石原千尋、町田美優、宍戸智恵(以上3人CLU+CH)、くまちょむ選手、橘ゆりかさん
初っ端から予定外
そもそもCLU+CHの3人はどれくらいの実力を持っているのだろうか。まずはテストプレイでその力量を見てみよう。
3人の実力は……
石原「あの、透明なぷよは何だっけ……?」
町田「あーー、失敗した!」
宍戸「私、完全初心者です。あー、終わっちゃった」
……若くて頭の回転が速そうだからって別に「ぷよぷよ」が得意なわけじゃないよね。そうだよね。うん。これは3人一緒になって戦わないとプロになんて勝てるわけがない。ということで、まずは、CLU+CHの3人VSくまちょむ選手1人、しかも3人は落ちてくるぷよの色の数が減る、「激甘」の難易度という有利な設定で、一戦交えることになった。くまちょむ選手は3人が連鎖した「おじゃまぷよ」の攻撃を一手に受けなければならないため、相当不利。これなら同等以上に戦えるでしょう!
さぁ、ゲームスタート!
ワクワク。橘さんはみんなを応援!
気づいたらCLU+CHが負けていました
先ほど同等以上に戦えるといったな、あれは嘘だ。プロがなんと10連鎖を炸裂させて勝利! 3人は成す術もなく、完膚なきまでにコテンパンにされてしまった。
……プロの強さは既に分かった。なら、果たしてどれくらいのハンデをもらったら、プロに勝利できるのだろうか。そこでセガゲームスの広報さんにご協力いただき、さまざまなハンディキャップ戦を行わせていただいた。
ハンデ1:開始から20秒操作を放置してもらう
ハンデ戦1は、くまちょむ選手に開始20秒コントローラ操作をせずにいてもらうというもの。「ばたんきゅ~」ギリギリまで「ぷよ」が積まれるだけに、一瞬でも気を抜くと負けるという状態になる。
ほぼほぼこういう状態に(左端)
これなら勝てるだろうと思ったが、結果はまたもや惨敗。途中、くまちょむ選手が「ヤバい、ヤバい」と言っていた気がするが何がヤバかったのか分からないくらいに圧勝していた。くまちょむ選手はどうやら、次にくる「ぷよ」の組み合わせを見て、どう組み立てて、消していけばいいのかというのを瞬時に把握しているようだ。それならば、こういうハンデだとどうだろうか。
ハンデ2:NEXTのみしか見られない状態でプレイ
組み立てをしている画面を見えなくして、くまちょむ選手は次にくる「ぷよ」だけしか見えない状態にしてみた。
この状態
自分がプレイしていたら適当に積んで奇跡を待つしかないだろう、というくらい過酷な状況を作り出した。これならプロといえど、何もできないまま敗北を期すだろう。
!!!?
……今、4連鎖しましたよね?
驚きを隠せない。なんと、この状態でもくまちょむ選手は4連鎖を繰り出したのだ。その後、「おじゃまぷよ」がくまちょむ選手を襲うも、それを見切っているが如くさらに連鎖を繋げるくまちょむ選手。これはすごい……。すごすぎて3人は「(おじゃまぷよが突然落ちてきて)怖い!」と悲鳴を上げていた。とは言え、やはりこのハンデだとさすがのくまちょむ選手も徐々に劣勢に…。結果はCLU+CH3人の勝利となった。
勝利のポーズ、決め!
これでハンデ戦1勝1敗。最後の勝負でケリをつけようではないか、くまちょむ選手!(ハンデをもらっている側の態度ではない)。
NEXTが見えない状態のプレイ動画を公開!(左がくまちょむ選手。NEXT以外は見えていません)
ハンデ3:30秒目隠し
30秒目隠しをした状態でプレイ。何も見えない状態なので、どう積まれているのかも分からない。
こういう感じで30秒プレイ
3人も慣れてきたところだし、30秒画面が見えないままプレイをするくまちょむ選手は圧倒的に不利。どうなることかと思っていたが、なんてことはない。くまちょむ選手の圧勝で対決は終了。どんな状態からでも一瞬で状況を判断して組み立てをしていく。プロとしての強さを見せつけられた。「もっと練習して強くなってください。また対戦しましょう」とくまちょむ選手。今回のハンディキャップ対決は2勝1敗でくまちょむ選手の勝利。これぞ、プロというスーパープレイに胸が熱くなった。感動!!
※激辛(おじゃまぷよがある程度重なった状態からスタート)+20秒目隠しでなおかつ3人は激甘という状態での対決もしましたが、さすがにハンデがありすぎて勝負にならなかったので、これはノーカンとしました。
女子ぷよ対決!
プロの腕前が判明したところで続いてはスペシャルサポーターの橘さんと「ぷよぷよ」をプレイ! 今回は比較的プレイが上手だったCLU+CHの町田さん&石原さんチーム、橘さん&宍戸さんチームに分かれて対決していただいた。
石原「マッチ、どう組み立てていこうか?」
町田「とりあえず消していこう」
橘「それ、アドバイスですか(笑)」
宍戸「おっ、おー」
女子ぷよ対決! 皆さん楽しそうです
石原「………」
町田「………よし」
宍戸「………」
橘「……。みんな真剣(笑)」
みんな無言になりながらプレイ! 白熱しています
橘さん、楽しそうです!ちなみにTシャツの数字も「24(ぷよ)」
勝負の結果は1勝1敗! ワイワイ盛り上がりながらも時折見せるその真剣なまなざしに思わず両チームとも応援したくなった。もはや勝負の結果なんてどうでもいいやと思えるくらい和やかな空気のなか、橘さんは「初めて(会った)気がしない!」「(ぷよぷよは)最高のコミュニケーションツールですよね」と一言。女子ぷよがきっかけでツッコミを入れられる仲にまで打ち解けていく姿を見ると、その言葉は決して言い過ぎなんかじゃない。これが「ぷよぷよ」の魅力だと改めて感じられるとてもいい時間だった。「すごく楽しかったです!今晩、ダウンロードして特訓始めます!また対戦したいです!」とは宍戸さん。CLU+CHのレベルアップにも期待したいところだ。
女子ぷよ後はエキシビションマッチ! 橘さんとCLU+CH連合でくまちょむ選手に挑むもコテンパンにやられました……
今回紹介したように、「ぷよぷよ」はコミュニケーションツールにもなる、ワイワイ楽しめるゲーム。そして、スポーツのようにプレイヤーも熱中して、応援している人たちも熱くなれるものである。『ぷよぷよeスポーツ』は現在、キャンペーンを実施中。定価1,999円のところ2018年11月30日までは500円で、PlayStation Store、ニンテンドーeショップにてダウンロードすることができる。昔にプレイしたことがある人も、まだ一度も手に取ったことがない人もぜひ一度、夢中になれる「ぷよぷよ」をプレイしてみてはいかがだろうか。
また、2018年12月15日(土)、16日(日)にはセガサミーグループ本社にてセガゲームス公式「ぷよぷよカップ」2018年度12月大会(ジャパン・eスポーツ・プロライセンス認定大会)が行われる。ますます盛り上がりを見せる『ぷよぷよeスポーツ』を超!アニメディアではこれからも応援していきたいと思う。
なお、橘さんが持っている「ぷよぷよ ダイカットクッション」は12月1日~12月16日の間、東急ハンズ梅田店にて行われる「セガフェア」にて発売! ぷよぷよ商品の他にもソニック、セガハードの商品も多数取り扱っているので要チェック!
ぷよキャン
https://puyo-camp.jp/
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@t_yurical
CLU+CHTwitter
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