伊藤美来が4thシングル「恋はMovie」について語る!【インタビュー】 | 超!アニメディア

伊藤美来が4thシングル「恋はMovie」について語る!【インタビュー】

ニューシングル「恋はMovie」が発売中の伊藤美来。その制作秘話を聞いたインタビューが、発売中の『アニメディア9月号』に掲載されている。「超!アニメディア」では記事内でお届けしきれなかった部分も含めたインタビュー全文を …

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 ニューシングル「恋はMovie」が発売中の伊藤美来。その制作秘話を聞いたインタビューが、発売中の『アニメディア9月号』に掲載されている。「超!アニメディア」では記事内でお届けしきれなかった部分も含めたインタビュー全文をご紹介する。

――4枚目のシングルとなる「恋はMovie」は、どのような楽曲に仕上がりましたか?
 今回の「恋はMovie」は、自分の恋を自分でプロデュースする女の子の恋愛ソングになっています。メロディーラインがすごくポップで、洋楽っぽい雰囲気のある、リズム感が楽しい楽曲に仕上がっているところが魅力ですね。歌詞も回りくどい言い方というよりストレートに伝わるような表現が多いので、そこは女の子でも男の子でも、聴いていてキュンとくるのではと思います。

――楽曲の方向性などについて、スタッフの方とはどんな話をされたのですか?
「次の曲はどうしましょうか」とディレクターさんと打ち合わせをしたとき、今回は“かわいい曲”で行きたいね、っていう話になったんです。今までは「守りたいもののために」や「Shocking Blue」など、それぞれに色が違いながらも、全体的にナチュラルで等身大のイメージの曲が多かったかなと。今回も等身大ではあるけれど、ほかよりもポップさが際立っている楽曲になっていたので、そこを新しいチャレンジとしてやってみようか、ということを話し合いで決めました。リリースされる夏にピッタリというか、カップリング曲も含めて楽しくハッピーになるような楽曲なので、夏らしく暑い日々も、この曲でさわやかに過ごしてもらえるんじゃないかなと思います。

――レコーディングはいかがでしたか?
 今までこういう洋楽っぽいリズム感のある曲は歌ったことがなかったので、すごく勉強になったレコーディングでした。節回しなど技術的な部分でも難しいところがいくつかポイントとしてあったので、レコーディング前にはたくさん練習もしました。作曲してくださった多保(孝一)さんからもアドバイスをいただき、こういう表現の仕方もあるんだとか、こういう歌い方を勉強しようとか、考えることの多いレコーディングでしたね。

――楽曲について、ご自身のこだわりポイントを挙げていただくとしたら……?
 英語の歌詞は頑張りました。「恋はMovie」の「vie」とか、ちょっとネイティブな発音に聞こえるように指導してもらいながら歌ったので、ぜひ聴いてほしいなと思います。あと、Bメロは一番かわいらしく歌っている部分でもあるので、そこでキュンとしてもらえたら私はうれしいです(笑)。今回キュンとするポイントが、たくさん散りばめられているんですよ。歌詞はすごくストレートだけど、今までより“恋を楽しむ大人の余裕”を感じさせるイメージで歌っているところもあるので、そこも注意して聴いてほしいですね。

――MVからも曲のイメージとマッチした楽しい雰囲気を感じますね。
 曲と同じく、MVのコンセプトも「自分の恋は自分でプロデュースする」というものになっています。自分が映画監督になり、妄想のなかで恋愛映画を作って、その主人公を自分で演じてセルフプロデュースしている……という内容です。ひとりで何役もやっているので、いろんな顔をした私が映っているところが見どころじゃないかなと思います。今までのMVでは自然に囲まれて、ナチュラルな雰囲気でカメラを意識せずにお芝居をして撮ってもらうスタイルが多く、今回のようにカメラに向かってリップシンクをしたり、かわいい格好で踊ったりすることはなかったので、伊藤美来史上一番ポップでかわいい印象の作品になりました。

――今回のカップリング曲「all yours」では作詞も担当されていますね。
 アルバムでは一度だけ作詞に挑戦したことがあるんですけど、そのときは私の詞が先にあって、それに曲をつけてもらいました。今回は曲が先にあって、そのイメージを受けて私が詞を書くという形でしたね。「all yours」は、私のレギュラー生配信番組『フレッシュはじめました』のテーマソングプロジェクトから生まれた曲で、ファンのみなさんからタイトル案を募集したり、どんな曲や歌詞にしてほしいかアンケートをとったりと、ファンの方たちと一緒に作り上げたものなので、その過程で私がインスパイアされた気持ちを込めながら詞を書き進めていきました。自分で作詞すると、自分の分身ができたようなイメージがありますね。

――作詞をする際には、苦心されたりすることもありますか?
 私は書き出すまでにいろいろ悩むタイプなんですけど、いざ書き始めたらけっこう早くて、この歌詞も1日ぐらいで仕上げました。ファンの方からは「勇気が出るような曲にしてください」とか、そういう意見がたくさんあったので、誰かの背中を押せるような曲にしたいなって思っていましたね。そして、せっかくなら私が書いている意味も持たせたいという思いがありました。よくファンの方から「みっくの声を聴いて頑張ってるよ」とか「いつも癒されているよ」とか、そういう手紙をもらうことが多くてうれしかったので、「私はあなたの隣にいるよ」という気持ちを伝えて、私を近くに感じてもらえるような歌詞にしました。詞を書いている間はずっとこの曲のことばかり考えていたので、創作の苦しみというものはなく、むしろ楽しかったですね。

――以前から作詞には興味をお持ちだったのですか?
 元々作詞には興味がありました。今、大学の文学部に通っているんですけど、本を読むことも好きなので、自分で歌詞を書いてみたいなとずっと思っていましたね。アルバム制作で一度やらせていただいたとき、詞が先なのと曲が先なのとでは全然違うということを教えてもらっていたので、今回新曲のタイミングで曲が先の作詞に挑戦できたことはすごくよかったなと思います。

――ご自分で作詞された曲をレコーディングするときは、歌詞の背景を知っているだけに心持ちも変わるのでは?
 自分で考えていた歌詞は言葉の意図が全部わかるので、自分でディレクションしているような感じでしたね。ここはもう少し強く歌いたいとか、ここはやさしく行きたいとか、ディレクターさんも私の意見を尊重してくださったので、自分が伝えたいことは全部入れ込めたかなと思います。作曲はデビュー曲の「泡とベルベーヌ」をリリースしたときからお世話になっている睦月(周平)先生なので、大好きな睦月先生の楽曲に自分が書いた歌詞を乗せて歌えるという光栄さもあり、本当に早く歌いたくて。実際に歌っているときも、楽しさしかなかったですね。歌い方も「恋はMovie」はちょっと“大人かわいい”イメージですけど、「all yours」は私自身が思っていることを真っすぐに伝えるために、意志の強さを感じてもらえるように歌ったつもりです。

――伊藤さんの今後のアーティスト活動について、何か目指しているもの、目標はありますか?
 今回のシングルがもう4作目だということに驚きがありますけど、「Shocking Blue」みたいな強い楽曲から「守りたいもののために」みたいなバラード曲まで、今までいろんな曲にチャレンジさせていただきました。昨年にアルバムを作ってからアーティストとしての方向性が固まったかなと思っているので、アルバムタイトルである「水彩〜aquaveil〜」というイメージのまま、自分らしさ、伊藤美来らしさを伝えていけるようなアーティストになれたらいいなと思います。私の楽曲の一番の魅力は等身大なところなので、私自身が年を重ねることによって、歌う楽曲もどんどん変わっていくような気がします。なので、それぞれの年代ごとに刺さるような、メッセージ性の強い楽曲をどんどん歌っていきたいですね。いつかセルフプロデュースもできたらいいなと考えています。

――今年は「Animelo Summer Live 2018“OK!”」へのご出演やソロライブの開催などが続きますが、意気込みをお聞かせください。
 今年のアニサマでは、初めてソロでステージに立ちます。昨年ユニットで出させていただき、あの景色を一度見ているので、ひとりで立ったらどうなっちゃうんだろうと、今の時点では想像がつかないですね。だから緊張のしようがないんですけど、アニサマでは私を知らない人もたくさんいらっしゃると思うので、みなさんに私がこだわりを持って作ってきた楽曲を聴いていただけるいい機会として、しっかりアピールできるように頑張ろうと思います。

 9月にはソロライブもあります。今まではバースデーライブとまとめていたんですけど、今回の4thライブからは分けて開催することになりました。バースデーライブはイベント色が強くてトークや企画ものがメインですけど、ソロライブのほうではアーティスト・伊藤美来としてステージに立つので、気合いの入り方が昨年までとは全然違うなと思います。バースデーライブは自分のお祝いということで、趣味のコーナーを作ったり特撮ソングを歌ったりしましたが、ソロライブでは真っ正面から自分の楽曲と向き合い、今まで以上にアーティストとしての自覚を持ってやらないといけないなと思っていますね。

――ソロライブでは、セットリストの作成にも携わっているのですか?
 毎回スタッフの方たちとの打ち合わせには参加させていただいています。「この曲はもう少しあとで」とか「この曲は盛り上がるから最初にやりましょう」とか。私は昔からライブにたくさん行く人ではなかったんですけど、今までユニットなどでいろんなステージに立たせてもらったことで、お客さんが盛り上がりたいところとか、この曲を聴きたいという気持ちがどんどんわかるようになってきましたね。そういう感覚と、自分のなかにある「ここでこの曲が聴きたい」という理想を重ねて、いつもセットリストを組んでいます。

 やっぱり年に1回のライブなので、来てくださった人たちみんなに幸せな気分で帰ってほしいというのが私の毎年のコンセプトなんです。だから、ステージングでもお客さん全員が満足できるように、どの席からも私の姿が見えるように考えながら動いたりします。私がスタッフさんたちと一緒に作り上げた世界観のなかで、全部終わったあとにほっこりした気持ちやスカッとした気持ちになってもらえるような、幸せになれるライブを目指して、いつもやっています。今回もそんなライブになるよう、私自身も楽しみにしています。

――では最後に、アニメディア読者へのメッセージをお願いします。
 4thシングル「恋はMovie」が発売されました。今までとはちょっと違う印象の、ポップでハッピーな気持ちになれる夏にピッタリの楽曲なので、ぜひ聴いていただけたらうれしいです。夏から秋にかけてはライブでみなさんに会える機会もたくさんあると思いますので、ぜひ一度、生の私に会いに、そして楽曲を聴きに来てください。今年の夏も頑張ります。よろしくお願いします。

<プロフィール>
【いとう・みく】10月12日生まれ。東京都出身。スタイルキューブ所属。2016年にCDデビューし、これまでにシングル3枚、アルバム1枚を発売。豊田萌絵とのユニット「Pyxis」としても活躍。

<ニューシングル「恋はMovie」情報>
発売中
日本コロムビア
DVD付き限定盤A:1,944円、DVD付き限定盤B:2,160円、通常盤:1,296円

 4枚目のシングルは、洗練されたナンバーにキュートな歌声が響き渡るポップな1曲。自身が作詞を手がけたカップリング曲「all yours」は配信中のレギュラー番組『フレッシュはじめました』のテーマソング。限定盤AにはMVとメイキング、限定盤Bには2017年のバースデーライブの映像を収めたDVDが付く。

DVD付き限定盤A


DVD付き限定盤B


通常盤


取材・文=株田馨(アイプランニング)

《超!アニメディア編集部》
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