【インタビュー】鈴木愛奈×芹澤優がTVアニメ『魔法少女サイト』の魅力を語る!「友情を超えた絆にドキドキ!」 | 超!アニメディア

【インタビュー】鈴木愛奈×芹澤優がTVアニメ『魔法少女サイト』の魅力を語る!「友情を超えた絆にドキドキ!」

「魔法少女」たちが自らの命を削りながら、ステッキで戦いを繰り広げる『魔法少女サイト』。本作に出演している潮井梨ナ役の鈴木愛奈と、穴沢虹海役の芹澤優に、キャラクターの魅力や本作の“初ミミ”な情報について語ってもらったイン …

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  • 【インタビュー】鈴木愛奈×芹澤優がTVアニメ『魔法少女サイト』の魅力を語る!「友情を超えた絆にドキドキ!」


 「魔法少女」たちが自らの命を削りながら、ステッキで戦いを繰り広げる『魔法少女サイト』。本作に出演している潮井梨ナ役の鈴木愛奈と、穴沢虹海役の芹澤優に、キャラクターの魅力や本作の“初ミミ”な情報について語ってもらったインタビューが、「アニメディア」6月号に掲載中。「超!アニメディア」では、誌面では紹介しきれなかったロング版インタビューをお届けする。

――『魔法少女サイト』の原作マンガを読まれたご感想を教えてください。

鈴木 私はもともとダークな雰囲気の作品が好きなんですが、とくに『魔法少女サイト』は個性の強いキャラクターや、衝撃的な展開の連続で、物語に引き込まれました。「魔法少女」という女の子にとっての憧れである存在が、感情をむき出しにして、傷だらけになりながらぶつかり合う。そうした辛い状況だからこそ、キャラクター間の絆や愛情がより深く感じられる気がします。

芹澤 「魔法少女」と聞くと、キラキラしたファンシーなイメージが浮かびますが、『魔法少女サイト』はそれとは真逆を行く作品ですよね。ほか作品と違って、変身することもないですし。登場する魔法のステッキには、「時間停止」や「瞬間移動」などいろいろな能力があるんですけど、使うたびに寿命を消費するというリスキーなアイテムです。つねに誰かが命を削りながら戦っているので、もうハラハラしっぱなしで……。原作マンガも続きが気になって、一気に最後まで読み切っちゃいました。とくに、魔法のステッキの形態がフリーダムすぎるところも面白いですよね。私が演じるにじみん(虹海)なんか、パンツ型ですし(笑)。

――演じたキャラクターの印象や、演じる際に気をつけたことを教えてください。

鈴木 梨ナちゃんは本来そばかすっ子で貧乳で、自分に自信がないインドア派な子だったんです。でも、姿を変える魔法のステッキのおかげで、ナイスバディーなメガネ美少女の姿を手に入れました。なので、見た目は萌え要素満載なんですが、本性はガサツで口が悪くて。外見と内面のギャップに驚かされました。私自身、梨ナちゃんみたいなキャラクターを演じたのは初めてなんです。ですから、視聴者のみなさんに驚いたり恐がってもらえるように、自分の中の新しい扉を梨ナちゃんと一緒に開いていくつもりで、振り切った演技をするよう心掛けています。

芹澤 梨ナちゃん初登場時のドスのきいた声には、あいにゃ(鈴木)の新しい演技が出せていましたよね。2話では梨ナちゃんが「さつりく帳」を見ながら笑っているシーンがあるんですが、ああいう心の内からにじみ出る〝汚い笑い〟は、私には難しくて……。それなのに、あいにゃはノリノリで演じていてすごいなって。

鈴木 ホントに!? ありがとうございます!! 感情を思いっきり引き出して演じたんですけど、最初は〝三下〟っぽい感じになっちゃったんですよね。それで、「もうちょっとかわいさを出してほしい」というディレクションをいただいたこともありました。ああ見えて梨ナちゃんは、彩や露乃よりも年下の13歳なんですよね。それで「彩と露乃に捕まってからはあまりドスをきかせず、か弱い部分を出してほしい」など、細かい演技プランを指示いただいたりして、すごく勉強になりました。梨ナちゃんを通して、私自身の可能性が広がったと実感しています。


――虹海の方はいかがでしょうか?

芹澤 にじみんは国民的アイドルユニット「いぬあそび」の人気メンバーで、キラキラしたトップアイドルの顔と、負の感情に支配された「毒りんご」の顔という、二面性が強烈ですよね。にじみんは本当はどす黒い性格なのに、アイドルらしく装っている、というわけではありません。思ったことはすぐに口に出すし、相手に気をつかったりもしない、自分の感じるままに生きている子なんです。かわいらしい顔と「毒りんご」の顔、どちらも彼女の本来の姿。そのため、演じる際もあれこれ考えず、心のそこからチャーミングなアイドルになりきって演じています。

鈴木 芹澤さんが演じているのを見ていてすごいなと思うのは、アイドル状態のときと、「毒りんご」状態のときとで、演技の切り替えを一瞬でできるところです。ものすごい負の感情がにじみ出るような声のすぐあとに、アイドル状態の声に切り替わるところを見ていると「今の私には、そこまで瞬時に演技の切り替えはできない!」って思います。

芹澤 アイドル状態と「毒りんご」状態、どっちも同じにじみんだと思っているから、心の切り替えができるんです。ただ、思いっきり低いトーンから高いトーンへの声の切り替えで、のどに負担がかかるのがしんどくて……。

鈴木 その甲斐あって、「毒りんご」のにじみんを見ていると、ゾワゾワくるね。

芹澤 「毒りんご」状態のにじみんは、私が経験したことのない感情の塊です。今まで私は、にじみんのように本気で誰かに殺意を抱いたり、身近な人を亡くした経験がないので……。少しでも彼女の気持ちに近づけるために、凄惨な事件の記事を見るなどして、負の情報をインプットしたりしました。

鈴木 そういう記事をたくさん読んだりすると、気分的に落ち込まない?

芹澤 落ち込む! 読んでいるうちにドロドロした感情が湧き出てくるんだけど、そのときの感覚を大事にしながら演じようと思って。上辺だけで演じるより、少しでもヒントがあった方がやりやすいですしね。

――では、主人公である彩と露乃の関係について、どう思われますか?

鈴木 彩と露乃は、お話が進むにつれてどんどん絆が深まっていますよね。彩は露乃を自分の恩人だと思って心から信頼しているし、ずっと孤独だった露乃も少しずつ彩に気を許していって。その過程がていねいに描かれているのが印象的です。私的には、ふたりの顔と顔が近づいて、思わず頬を染めてしまったりするところを見て「おおっ!?」みたいな。友情を超えたふたりの絆を見ていると、ドキドキワクワクしちゃいます(笑)。

芹澤 あいにゃ、そういうの好きそうだもんね(笑)。私は1話なんか見ていると、さりなたちにいじめられても反撃しない彩ちゃんに「やられてばっかりいないで、やりかえせー!」なんて思ったりしました。でも、彩ちゃんの代わりに露乃がさりなに天誅を下してくれてスッキリ! その後も露乃は、厳しくも優しく彩を叱咤してくれるので、私は彩と露乃がセットで気に入っています。ふたりともお互いにいい影響を与え合っていて、ナイスなコンビだと思います。

――ほかにおふたりが注目しているキャラクターはいますか?

鈴木 やっぱり彩のお兄ちゃんの要かな(笑)。

芹澤 収録現場では人気ナンバーワンだよね。要がしゃべったあと、スタッフブースの方から笑い声が聞こえてくるし。ただ、徹頭徹尾クズですけどね! あと、私としてはにじみんのファンである直戸さんが結構気に入っています。演じられているのが安里勇哉さんなんですが、舞台を中心に活動している方だけあって、すごく生っぽいリアルな演技をされるんですよ。

鈴木 あの生っぽさは、舞台俳優の方ならではだと思います。

――アフレコ現場で要が人気というのは“初ミミ”な情報ですね! それでは、アニメディア読者に向けてメッセージを。

鈴木 今は梨ナちゃんは病院のベッドでずっと寝ている状態ですが、今後は新たな魔法少女たちがぞくぞくと登場します。彼女たちの出現によって、物語がどんな方向に転がるのか、楽しみにしていただけたらと思います。

芹澤 魔法少女たちがさまざまな不幸を背負うなかで、どんな選択をしながらどう生き抜いていくのか、最後まで見守ってほしいです。これからにじみんの大きな見せ場が待っていますので、ぜひにじみんの活躍を見届けてあげてください。

〈プロフィール〉
【すずき・あいな】7月23日生まれ。北海道出身。IAMエージェンシーに所属
【せりざわ・ゆう】12月3日生まれ。東京都出身。81プロデュース所属。

<TVアニメ「魔法少女サイト」情報>
◆放送情報
MBS/TBS/BS-TBS“アニメイズム”枠他にて放送開始!
・MBS:毎週金曜26:25~
・TBS:毎週金曜25:55~
・BS-TBS:毎週土曜24:30~
・SBS:毎週火曜日25:58~
・ATV:毎週月曜日25:28~
・AT-X:毎週水曜22:30~
(※リピート放送:毎週金曜14:30~/毎週火曜6:30~)
Amazonプライム・ビデオにて日本・海外独占配信!
※放送日時は変更になる可能性がございます 。

◆CAST
朝霧 彩:大野柚布子
奴村露乃:茜屋日海夏
潮井梨ナ:鈴木愛奈
穴沢虹海:芹澤 優
雫芽さりな:山崎はるか
朝霧 要:岡本信彦
美炭貴一郎:鈴木達央
サイト管理人 漆:中尾隆聖
直戸圭介:安里勇哉

◆STAFF
原作:佐藤健太郎『魔法少女サイト』
(秋田書店「週刊少年チャンピオン」連載)
監督:松林唯人
シリーズ構成:伊神貴世
キャラクターデザイン:渋谷 秀
音楽:井内啓二
アニメーション制作:production dóA

オープニングテーマ:i☆Ris
エンディングテーマ:山崎はるか

アニメ公式サイト 
http://mahoushoujyo-anime.com/

アニメ公式Twitter 
@MGSanime

©佐藤健太郎(秋田書店)/「魔法少女サイト」製作委員会

 

 

《超!アニメディア編集部》
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