現在「月刊コミックバンチ」で連載中の、清水ユウ原作「鹿楓堂よついろ日和」のTVアニメの放送を記念し、1話&2話の先行上映会が4月8日(日)MOVIX亀有で開催。当日のトークショーには、ぐれ役・小野大輔、椿役・山下大輝、きなこ役・天﨑滉平、そして米森裕人プロデューサーが登壇し、作品やキャラクターの魅力、見どころ、アフレコでの様子などがたっぷりと語られた。
<キャストコメント>
①それぞれの役が決まって。
②最後にメッセージを。
◆小野大輔(ぐれ役)
②アフレコは非常にいい雰囲気で進んでいます。収録も与えられた5時間をフルに使い、台本とスタッフと映像と向き合って丁寧にアフレコしています。それがすごくやりがいあって、あがりを見ると「いいものができたな」と思います。みなさんも我慢せず、極上の飯テロを味わっていただき、おいしいもの食べていただきたいです。「なくても生きていけるけど、あるとホッとする時間」を本気で作っているので、最後まで楽しんでください。
◆山下大輝(椿役)
①椿の役は、オーディションを受けたんですが、「すごくカッコいい感じで、いい声でお願いします」と言われて、そのときは、僕の中で全力でできるカッコいい声でやりました。でも実際に現場に参加してからは「もっと少年っぽく」と変わっていきました。椿は4人の中で最年少ですし、そっちの方が僕もやりやすかったです。等身大の自分らしく、ナチュラルにニュートラルに演じられているし、いろんな幅が出せてよかったです。ぐれ役との小野さんとは、アドリブで後ろのほうでわいわいしているので、ぜひ注目してみてください。
②非常に温かい作品です。アフレコをして僕が一番思ったことが…やっぱり、我慢良くないなと感じました。我慢しないほうがいいよ(笑)食べたいときは食べていいんだな、って自分に優しくなれる、そんな作品かなと。皆さんも作品を見て、ほっこりと楽しんでもらえればと思います。我慢せずにいきましょう。
◆天﨑洸平(きなこ役)
②この作品を見ていると、「この時間がずっと続けばいいのにな…」そんな感想を抱きます。「鹿楓堂」という作品が、皆さんの日常に寄り添い、いつもそばにあるようなものになれば良いなと思います。きなこも、みなさんの日常になれればと思いながらやっています。
<米森裕人プロデューサーコメント>
――キャスティングについて
基本、各キャラクターはそれぞれ過去やバックボーンがあるので、そこに合わせて考えて選んでいます。
まず「ぐれ」ですが、アドリブが一番多く、自由にできる役でテンションの上げ下げの幅があるキャラクターですし「グラッツェ!」など、声を張るセリフは、小野さんが言うのが似合っているだろうなと思いました。僕の印象では、小野さんはがっちりしているタフなキャラを多く演じられている感じですので、ぐれはぴったりと思っています。女性向け作品と男性向け作品で、観ている方も小野さんから受ける印象が違うようで、ぐれに関しては男性目線のキャスティングになっているのかなと思いました。
中村さん(中村悠一)の「ときたか」ですが、キャラクターとしてのときたかは、4人の中でも、実は一番「芯の強い人」ではないかと感じました。バックボーンも一番深いものを持っているのではと思います。中村さんは男らしい芯の強い声を持っている方なので、刀を鞘に納めるように、ときたかというキャラクターの中にきちんと収めて、時折、そういった力強さが表に出るというのがぴったりじゃないかと思ったんです。
「椿」は、ぐれに対し、かなりな激しいツッコミセリフが多いので、色が付いて、動きが付くと、少しきつく聞こえるかもしれないと感じました。ですが山下さんの声は、根底に「優しさ」があるので、激しくつっこんでも嫌に聞こえないのではと考えました。ツンはありつつも、根底にある愛情が見え隠れして、それが「椿」の魅力になるのではと。監督の強い希望もあり、お願いする事に致しました。
「きなこ」ですが、僕の中で一番ギャンブルなキャスティングでした(笑)。候補の方々から声のサンプルをいただきましたが、もちろん「ニャーン」というボイスはないので(笑) 結局候補の方についていろいろ調べさせて頂いて、写真やWebを見て、いろいろなエピソードを読んで、「この人にお願いしたい!」と思ったのが天﨑さんだったんです。ギャンブルでしたがハマりました。現場でもみんな「ハマってるよね」って驚いていました。
「スイ」は鹿楓堂の店主で、基本的には優しい爽やかなキャラクターですが、案外挑発的なことを言うシーンもあったり、そのバックボーンを考えると必ずしも「優しいだけの人」ではないと感じました。もし「鹿楓堂」に関わっていなければ、カリスマ社長というか、人たらし的な存在になっていたのかもしれないと考えました。また、スイはお店に来た人に「いらっしゃいませ」と最初に言う人で、そこでお客さんの、お店の印象は決まってしまうと思うので、そういう一言で相手をひきつける求心力というか、色気的な部分は必要じゃないかと考えました。色気があり、さらにカリスマ性もある、そんな雰囲気を出してくれると思い、諏訪部(順一)さんにお願いしました。
――最後にメッセージを
「なくても生きていけるけどあると少しだけホッとする」という言葉に全てが集約されていると思います。4月になって、環境が変わって不安な方も多いと思いますが、振り返れば「鹿楓堂」はいつもそこにある。そっと背中に手を添えてくれる。そんな作品になればと思います。
<TVアニメ「鹿楓堂よついろ日和」情報>
●AT-X 毎週(火) 24:30~
[リピート放送]毎週(木)16:30~/毎週(日)6:00~/毎週(月)8:30~
●TOKYO MX 毎週(水) 22:00~
●KBS 京都 毎週(水) 23:00~
※放送日時は予告無く変更になる場合がございます。
配信情報 GYAO!にて先行配信予定!
◆イントロダクション
ここは和風喫茶「鹿楓堂」 店主でお茶担当のスイ、ラテアート担当のぐれ、料理担当のときたか、スイーツ担当の椿。 それぞれのスペシャリスト 4 人が働く隠れた人気店。 彼らはお客さまを「おもてなし」しながら、時にはお客さまの「悩み」を解決することも。 喫茶店を舞台に、素敵な 4 人が織り成すハートフルストーリー。 さて本日のお客様は…?
[キャスト]
スイ(東極 京水):諏訪部 順一
ときたか(永江 ときたか):中村 悠一
ぐれ(グレゴーリオ ヴァレンティーノ):小野 大輔
椿(中尾 椿):山下 大輝
八京:前野智昭
角崎役:鳥海浩輔
きなこ役:天﨑滉平
[スタッフ]
原作:清水ユウ(新潮社「ゴーゴーバンチ」連載)
監督:神谷 友美
シリーズ構成:赤尾 でこ
キャラクターデザイン:安食 圭
サブキャラクターデザイン:郷津 春奈
料理デザイン:伊藤 憲子
色彩設計:品地 奈々絵
美術監督:小倉 宏昌
撮影監督:口羽 毅
プロデュース:GENCO
アニメーション制作:ZEXCS
製作:鹿楓堂よついろ日和製作委員会
OP テーマ「桜色クリシェ」aki
公式 HP
http://rokuhoudou-anime.jp
公式Twitter
https://twitter.com/RokuhoudouAnime
©清水ユウ・新潮社/鹿楓堂よついろ日和製作委員会