【インタビュー】『Dance with Devils-Fortuna-』羽多野渉-もし妹がいたらリンドみたいなお兄ちゃんになるかも!? | 超!アニメディア

【インタビュー】『Dance with Devils-Fortuna-』羽多野渉-もし妹がいたらリンドみたいなお兄ちゃんになるかも!?

女性向けコンテンツメーカー・Rejetと音楽制作ブランド・Elements Gardenが初タッグを組み、ドラマティックな愛を描いたミュージカルアニメ『Dance with Devils』(通称:ダンデビ)。2015年 …

ニュース
注目記事
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
  • OLYMPUS DIGITAL CAMERA
  • OLYMPUS DIGITAL CAMERA
  • OLYMPUS DIGITAL CAMERA
  • OLYMPUS DIGITAL CAMERA
  • OLYMPUS DIGITAL CAMERA
  • %e3%80%90%e7%94%bb%e5%83%8f%e3%80%91%e4%bd%9c%e5%93%81%e3%82%ad%e3%83%bc%e3%83%93%e3%82%b8%e3%83%a5%e3%82%a2%e3%83%ab
  • ddmo_0036_t2
  • ddmo_0311_t1

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 女性向けコンテンツメーカー・Rejetと音楽制作ブランド・Elements Gardenが初タッグを組み、ドラマティックな愛を描いたミュージカルアニメ『Dance with Devils』(通称:ダンデビ)。2015年10~12月にTVシリーズとして放送された際にキャラクターたちが作中で想いを伝えるために“歌を歌う”という斬新な演出方法が注目を浴びた。
 その後、ゲーム、2.5次元ミュージカル、コミックなど、様々なメディアミックスを経て、最新作である劇場版『Dance with Devils-Fortuna-』が11月4日(土)よりシネ・リーブル池袋他にて公開される。新たな物語が描かれる本作は、TVシリーズからのカットに新作カットを加え、台詞はすべて新規に収録、さらには新曲6曲を加え、全12曲もの歌で紡がれる。期待が高まる本作から主人公・立華リツカ(CV:茜屋日海夏)の兄で、リツカをアクマたちから身を挺して守るエクソシスト・立華リンドを演じる羽多野 渉に作品のこと、役柄のことについて聞いた。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ーー「ミュージカルアニメ」という今までにない形態で話題となったTVシリーズから2年、あらためて本作に出演された感想からお願いします。

 相手を強く憎んだり、守りたいと思ったり、好きという気持ちを伝えたりといった感情を表現する部分を歌で表現しなければいけない、しかも演じながら流れで歌うということではなく、歌の部分はレコーディングとして別のスタジオで録って、それとセリフのパートをなめらかに繋がっているように表現する、というのは非常に斬新というか、今までにないんじゃないかなと思いました。新たな挑戦でしたが、共演者はもちろん、スタッフさんみんなが「ダンデビ」という作品を楽しんで作っているのを肌で感じることができたので、関われて嬉しかったですし、楽しかったです。

ーー収録をしている中で、「この作品ならではだな」と感じた部分はありましたか?

 尺の関係で、セリフの収録よりも前に歌を録らなければならなかったのですが、シーンとシーンの一番盛り上がるところに歌が入ってくるので、レコーディングの前に絵コンテを見せていただいて、これはどういうシーンで歌っていて、誰に対して歌っているのかをきちんと理解して歌ったところかなと思います。シーンとしては鼻と鼻が触れ合うような距離にいるように描かれているのに、遠くに向かって歌っているのはおかしいですからね。より演技に近い感じで歌うというのが面白かったです。

ーーアフレコ現場の雰囲気はいかがでしたか?

 キャストが全員集合するのは2年ぶりだったので、めちゃくちゃ楽しかったです。同窓会みたいになるかなと思ったら全然そんなことなく、「毎週一緒にやってた?」って思うくらい、2年前の空気のままでしたね。相変わらず木村  昴くんが明るい空気にしてくれたり、休憩時間はみんなでお喋りしながら和気あいあいとしてましたね。とっしー(豊永利行)が演じるマリウスというキャラクターは、TVシリーズではいない新キャラだったんですけど、とっしーともずっと2年間やってたんじゃないかってくらい何の違和感もなく、彼は現場に馴染んでました(笑)。

ーーそんな中で久々にリンドを演じてみた感想は?

 リンドとしては、TVシリーズから今回の劇場版の間に、ゲームであるとかドラマCDやイベントで触れてきていたので、「めちゃくちゃブランクが空いたな」という感じはなかったです。ただ、過去に一度演じたシーンを今の自分が新たに録り直していくという経験が初めてだったので、最初アクマたちと邂逅する瞬間まで時を巻き戻して演じていくというのが新鮮でした。TVシリーズのときは線画の状態の画を見ながら収録をしていて、細かいアニメーション表現はオンエアで初めて分かるという感じだったんですけど、今回の劇場版では収録の段階でオールカラーだったんです。だからキャラクターの細かい部分も分かったので、そういう意味でのアドリブの入れ方や、セリフの処理の仕方は冷静に収録できたかなと思います。

ーー演じる中で、リンドをカッコイイと感じたり、共感できる部分はありましたか?

 カッコイイかどうかは見てくださった方に判断は委ねたいところですが(笑)、個人的に好きだなと思うところは、自分の生きる意味を貫いているところですかね。はっきりと口に出せるくらいの疑いのない生き方というか、妹のために生きると決めている。純粋な男だなと思います。純粋ゆえに重いですけどね(笑)。でもそういう愛情の大きさ、重さみたいなところは共感できるなかなと。僕も嫌ですよ、自分の大切な人がイケメンたちに囲まれていたら。外は危険だからリンドみたいに家に閉じ込めちゃうかもしれないですね(笑)。

ーーではもしリツカのような妹がいたら、リンドみたいなお兄ちゃんになりそうな自覚があると?(笑)

 この発言は非常に責任を伴いますけど…(笑)、どうでしょうね。ただ、昔から妹は欲しかったです。きっととても大事にすると思いますけど、大事にしすぎて妹からは『ウザい!』って言われると思います(笑)。妹の着るものや行動にいちいち口出ししちゃいそうですね。お父さんみたいになっちゃうかもしれない(笑)。「何だ、その足丸出しの格好は! そんなのダメだ」とか、言っちゃうかもしれないですね(笑)。

ーー役柄としてですが、作品内で妹ができてうれしい気持ちも?

 そうですね(笑)。でも作品の中では、リンドは、戦いに巻き込まれていく中でお兄ちゃんとしてリツカを身を挺して守るみたいな立ち位置なので、平和な兄弟らしい会話はそんなに多くはないんですけどね(笑)。ただ、そうやってお兄ちゃんが妹を守るのは当然だと思いますし、そのシーンを演じる際には気合いがいつも以上に入りました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ーー今回、主題歌「KING & QUEEN」も担当されていますが、収録した感想をお聞かせください。

 最初に「次の『Dance with Devils』の主題歌です」ってデモが上がってきて、聞いたら「何かの間違いかな」って思ったくらい、とにかく底抜けに明るくて意外な楽曲でした。でも、あとで監督から「ミュージカルアニメなので、エンディングのカーテンコールで役者さんたちが笑顔で『今日は見てくれてありがとう!』って言いながら出てくるにぎやかさを表現したかった」という話を聞いて、だから今回の楽曲になったのかと納得しました。ただ、そのにぎやかな中に、岩崎(大介)さんの切なげな歌詞が入ってくるので、楽しみながら本編を観終わった後にシーンをいろいろ思い出していただけるんじゃないかと思いますし、「あー、楽しかった!」と劇場を後にできるんじゃないかなと。

ーー最後の最後まで楽しめる作品になっているということですね。ところで、今回の作品のキャッチコピーが「選べる道が一つじゃなくても、今この道を選びたい」ですが、羽多野さんご自身は決断を迫られる中で、即断するタイプですか? もしくは迷うタイプですか?

 内容やタイミングにもよりますけど、長く悩むということはあまりないかもしれないですね。あと、自分の中で決めることももちろんありますが、人が決めたことであっても、全力でその道に進めると思います。たとえば明後日撮影があって衣装が必要だってなったとき、自分でお店に行ってすごくざっくりと「紫色の衣装をください」って言って、「ではこちらですね」って店員さんから薦められたら、それがどういうものであっても買っちゃうんです。そこに自分の好みとかは考えない。「これを着たらどんな感じになるんだろう、面白そうだな」と思うんです。結果、「すごい服を着て出てきたぞ」ってお客さんから笑われることもあるんですけど(笑)。これは役者という仕事をしているからなのかもしれないですね。僕らの仕事は「羽多野さん、この役やってください」と決められたものをやらせていただくので、日常でも役者的な考えになっているのかもしれないです。自分でも決めるけど、人が決めたことも楽しい、乗っかることって楽しいんです。そこから自分が思いつかなかったことが生まれることもありますしね。

ーー最後に作品公開を楽しみにしている人にメッセージをお願いします。

 皆さんの応援と愛情のおかげで、「ダンデビ」が劇場版となって帰ってきました。TVシリーズをご覧になっていただいた皆さんは、「懐かしい、こんなシーンあったなぁ」って思いながら見返していただけるようになっていますし、楽曲など劇場版ならではの新しい要素も入っていたり、みんなでコール&レスポンスができるシーンもありますので、ぜひいろんな楽しみ方で「ダンデビ」と向き合っていただけたらなと思います。楽しい時間をぜひ劇場で過ごしていただけたらなと思います。そして、主題歌の「KING & QUEEN」もよろしくお願いいたします!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

<劇場版「 Dance with Devils-Fortuna-」情報>
11月4日シネ・リーブル池袋他ロードショー

スタッフ
原案:岩崎大介(Rejet)
原作:グリモワール編纂室
監督:吉村 愛
脚本:金春智子
キャラクター原案:前田浩孝(Rejet)
キャラクターデザイン:高品有桂
音楽プロデューサー:藤田淳平
音楽:Elements Garden
音楽制作:DIVEIIentertainment
アニメーション制作:ブレインズ・ベース

キャスト
立華リツカ:茜屋日海夏
鉤貫レム:斉藤壮馬
立華リンド:羽多野 渉
楚神ウリエ:近藤 隆
南那城メィジ:木村 昴
棗坂シキ:平川大輔
ローエン:鈴木達央
マリウス:豊永利行
葛葉アズナ:松田利冴
ジェキ:鈴木裕斗
ネスタ:小山力也
アンサンブル:劇場版をご覧頂くみなさま

公開劇場 
シネ・リーブル池袋/TOHOシネマズ 仙台/TOHOシネマズ 川崎/伏見ミリオン座/シネ・リーブル梅田/シネ・リーブル神戸/福岡中洲大洋
劇場予告:https://www.youtube.com/watch?v=z0lrVvOw7MQ

STORY
立華リツカは、四皇學園に通う高校2年生の少女。見知らぬ誰かとの恋にあこがれながらも、日々変わらぬ穏やかな生活を送っていた。
それは、イギリスに留学中の兄、立華リンドが帰国する日。彼女は學園の生徒の憧れである、生徒会長・鉤貫レムからの呼び出しを受け、生徒会の面々と不思議な出会いを果たす。それは少し変わった1日。それだけのはずだった。しかし、帰宅した彼女が目にしたのは倒れた母親の姿。そして、フードを被った怪しげな男たち。彼らは、ヒトではなかった――。
アクマ、ヴァンパイア、エクソシスト。彼らが求める『禁断のグリモワール』とは何なのか? 突如崩れ去った日常の中、窮地を救ってくれる生徒会長に徐々に心惹かれていくリツカ。その一方、秘密を抱える兄に戸惑いは深まっていく。はたして、彼女はどんな道を選ぶのか?
ひとりの少女を巡る愛の物語は、今、新たな結末を迎える――。

%e3%80%90%e7%94%bb%e5%83%8f%e3%80%91%e4%bd%9c%e5%93%81%e3%82%ad%e3%83%bc%e3%83%93%e3%82%b8%e3%83%a5%e3%82%a2%e3%83%ab

ddmo_0036_t2  ddmo_0311_t1

ddmo_0339a_t2  ddmo_0774_02_t2

ddmo_1019_t1  ddmo_1026_t1

公式サイト
http://dwd-movie.com 

公式Twitter
@DwD_info

©グリモワール編纂室/Dance with Devils F 製作委員会

《超!アニメディア編集部》
【注目の記事】[PR]

特集