公演開始記念! 「ミュージカル『スタミュ』」に出演の杉江大志&高橋健介対談インタビューをお届け!! | 超!アニメディア

公演開始記念! 「ミュージカル『スタミュ』」に出演の杉江大志&高橋健介対談インタビューをお届け!!

2017年4月1日からZeppブルーシアター六本木で「ミュージカル『スタミュ』」(通称『スタミュミュ』)の公演がスタートした。  原作は、2015年10月に放送されたオリジナルミュージカルアニメ『スタミュ』。名門高校の …

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 2017年4月1日からZeppブルーシアター六本木で「ミュージカル『スタミュ』」(通称『スタミュミュ』)の公演がスタートした。

 原作は、2015年10月に放送されたオリジナルミュージカルアニメ『スタミュ』。名門高校のミュージカル学科を舞台に、スターを目指す主人公たちのライバル関係や友情、成長が熱く描かれた作品で、スターを目指し、壁にぶつかりながらも夢を諦めず、前に進んでいく彼らの姿が多くのファンを獲得。公演と同じ4月からはアニメーション第2期の放送がスタートした人気作品。

 ミュージカルでは2.5次元系の舞台で活躍する俳優陣はもちろん、アニメでメインキャラクター・月皇海斗を演じたランズベリー・アーサーさんが同じ役で出演することでも話題で、その人気から追加公演が即決定したほどだ。

 今回、星谷悠太役の杉江大志さんと空閑愁役の高橋健介さんにインタビュー。初主演・座長を務めることになった杉江さんの意気込み、高橋さんの学生時代のエピソード、そしてお2人がアニメを見た感想などたっぷりとお話をうかがった。

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――まずは、それぞれ役が決まったときの感想をお聞かせください。

杉江大志さん(星谷悠太役/以下、杉江):僕は『スタミュ』への出演オファーをいただいたとき、ミュージカル『ヘタリア』をやっていたんです。『ヘタリア』ではメインキャラクターではありましたが、主演ではなくて、そんなときに「ミュージカル『スタミュ』の主演としてどうでしょうか?」とお話がありまして。それを聞いたとき、はじめに「僕で大丈夫ですか?」と言いました。ミュージカルという時点でハードルが高いのに、しかも主演。心配でしたが、お話をくださったスタッフさんに、星谷くんという役が僕にぴったりだと言われまして、実際にアニメを見たときに星谷くんと自分がどこか似ているなと感じたので、「ぜひやらせてください」とお話を受けさせていただきました。はじめこそ、不安はありましたが、現時点では「やるしかないな」という思いが強くて。ただ、わからないこと、できないことは山ほどあるので、僕がみんなに支えてもらうという意味も込めて、みんなで支えあえるチームにできたらいいなと思っています。「初座長」というりきみを早くとって、みんなが仲よく楽しい作品を作れたらと思っています。

――初座長は緊張しますか?

杉江:う~ん……わからないです(笑)。はじめてなので、わからないことが多すぎて。いつも通りの場所のはずなのに、そわそわしちゃったりするので、それをなくしたいですね。

高橋健介さん(空閑愁役/以下、高橋):僕はミュージカルをやるのは今回で2回目です。前回やったときに、その時点での自分のダンスや歌のレベルがどの程度なのかわかったので、『スタミュ』に臨むにあたって、しっかりとスキルを身につけなくてはと思っています。本番までにダンス、歌、お芝居とすべて人に見せられるレベルにしなくてはと思いますね。

――前回出演されたミュージカルを含めて、歌やダンス、ミュージカルというものの経験はそれまでありましたか?

高橋:普通に生きてきたのでなかったです(笑)。ごくごく普通に高校、大学と過ごしてきたので……。

――それでは、今回メインキャラクターを演じるというのはまるでシンデレラストーリーのような展開ですね。

高橋:そうですね(笑)。だからこそ、みなさんの前に出るにあたって恥ずかしくないよう、できる限りのことをやって臨みたいです。

――『スタミュ』はミュージカルが題材の作品ですが、だからこそのプレッシャーというのはありますか?

杉江:歌とダンスを、他の舞台以上にがんばらなくてはいけないというのはすごく感じています。他のストレートな舞台作品と比べて、ミュージカルはやるべきことが多いので。ミュージカルは歌とダンスが重要なファクターですから、そこに自分が割く時間を減らすことはできないですしね。やるべきことがとにかく多くて、大変です(苦笑)。

高橋:僕はものすごくプレッシャーを感じています。お芝居は上手い・下手の捉え方に人ぞれぞれのふり幅がすごくあると思うんですけど、歌とダンスって下手なのは如実にわかるので、「上手いな」とか「下手だな」という線引きがしやすいんですよ。お客さんも『スタミュ』にかんしては、お芝居の部分以上に見ると思うので、繰り返しになってしまいますけど、しっかりやらなくてはならないし、お客さんが想像しているラインを越えていかなくてはならないと思っています。越えた先でようやく役者の味というか魅力が出せると思うので……そこに至るまでがプレッシャーです。

――アニメを見ている人は、アニメのような雰囲気でやってくれるのではないかとどこかで期待してしまいます。

杉江:アニメそのままの雰囲気で作るのか、舞台作品ならではの手法でくるのか……期待しちゃいますよね、きっと。あ、そこはプレッシャーかもしれません。そもそも、ミュージカルを題材にしたアニメを本当のミュージカル仕立てにするというのはハードルが高いです(苦笑)。

高橋:僕が確実に言えることは、空閑が歌とダンスが下手だったらみなさん、嫌だと思うんですよ。僕が『スタミュ』ファンで、空閑ファンだったら、ミュージカル化されたときに期待するし、見に行って、下手だったらがっかりしますもん。だからこそできる限りがんばりたいんですよ。

――原作であるアニメをご覧になってみていかがでしたか?

杉江:僕、普段から結構アニメを見るんですけど、歌を題材にしたアニメはあってもミュージカルを題材にしたアニメって珍しいなと思って。でも、珍しいはずなのに思ったよりもしっくりきて、新鮮で、すごくおもしろかったです。

高橋:ミュージカルもいいんですけど、そもそも学園ものっていいなと思いました。

杉江:わかる~!

高橋:中学でも高校でもどちらでもいいんですけど、男の子たちが制服着て、ひとつの目標に向かってがんばっていく姿がすごくよかったです。

――ご覧になったなかで、印象的だったシーンやセリフを教えてください。

杉江:どれも印象的ですけど、1話ごとにあるキャラクターのソロ曲がすごくよかったです。個性的ですてきな曲ばかりだったので。

高橋:第2話で、team鳳のメンバーが即興劇を披露しているときに、空閑が星谷に紙を渡すシーンがありまして。みんなは素人の星谷を手助けしたと思っていますけど、じつはまっしろな紙だったというのはすごく印象的です。

杉江:星谷くんのポテンシャルを感じるシーンだよね。僕も役者ですし、即興劇の難しさは多少なりともわかるので、あの機転を利かせたところはワクワクした。

高橋:あと、即興劇がはじまったときの、みんなのモノローグがおもしろかったですね(笑)。

――個人的には第1話で階段を下りる星谷くんと面接に向かう空閑くんが階段で出会うシーンが印象的なのかと。

高橋:4秒くらいのシーンですよね(笑)。

杉江:あ~わかります。あれは王道のシーンです(笑)。

――それでは杉江さんと高橋さんが演じられる星谷くんと空閑くんの魅力、そしてご自身との共通点をお聞かせください。

杉江:星谷くんはとにかくポジティブで明るくて、元気で、ザ・主人公という子です。それに負けず嫌いだし、めげない心を持っているし……というところが僕と似ています(笑)。「めげない心」は昨年、一昨年くらいに僕がテーマにしていたことだったので、すごく近いものを感じるんです。僕は周りからよく「悩みがなさそうだね」と言われるんですけど、前向きで明るい子もしっかり悩んだうえで前向きな選択をしているので、バカみたいにしんどいことをほったらかして前だけ見ているわけではないんですよ。きっと星谷くんもそういうところがあると思うので、ステージではきちんとキャラクターとして表現できたらと思っています。

高橋:空閑は、一歩引いた、視野の広い青年という感じですね。自分がセンターに立つわけではないけれど、誰よりもみんなのことを見て、サポートしてあげるところがすてきだなと思います。

杉江:じつは一番人付きあいがうまい子かもね。

高橋:かもしれないですね。だって距離感の保ち方とかうまいですもん。いい意味で誰とでもほどよい距離感にいるのが彼です。似ているところはほとんどないですけど、僕は高校のときに学級委員長をやっていまして、視野が広いというほどでもなかったですけど、視野を広げようとがんばっていました。文化祭をやるときに、クラスメート全員に仕事をきちんと振り分けていましたし。普段はあまり目立たないような子がじつはすごく絵がうまくて、それなら看板を描いてもらおうとか、個々がどういう子たちなのかを見て、割り振っていました。空閑が視野を広げようと思って広いのかはわからないですけど、そこは近い部分があるかもしれません。

――リーダーそのものですね。

高橋:team鳳では星谷がリーダーですけどね(笑)。部活の部長もやっていたので、僕自身はリーダータイプなのかもしれないです。

杉江:何部だったの?

高橋:高校はサッカー部で、部長やっていました。あと、また高校の話に戻りますが、運動会とか文化祭をやるときにそれらを運営するための有志を集めて、人数がそろわないとやらないという学校で、結構生徒たちが主体となって活動する学校だったんですよ。そこで僕は有志として参加することが多くて。

――自分たちが主体となって動く、という点では『スタミュ』みたいですね。

高橋:歌ったりダンスをしたりはなかったですけど(笑)。

――ポスターやパンフレット用に衣装を着て撮影したときというのはいかがでしたか?

杉江:みなさんがご覧になっているメインビジュアルの撮影のときは、その日にはじめてウイッグをつけて、衣装を着させていただいたんですよ。どうなのかなと思ったら、ものすごくしっくりきました。「あ、これはいけたな」と思って、ホッとしたのはすごく覚えています。原作がある作品をやるうえで、ビジュアルというのは大きなファクターなので、そこにまず「はまったな」と自分で思えたことがすごく安心したんですよ。そこさえはまれば、あとは精一杯、役者としての仕事をするだけなので。

高橋:僕は「ちゃんと空閑に見えてる? 大丈夫?」ってなりました(苦笑)。撮影してくださるスタッフさんは「いいね~」と言ってくださいますけど、とにかく不安で何度も聞いてしまいました。

杉江:オレはバカだから「いいね!」って言われたら、素直に信じちゃうよ(笑)。

高橋:(笑)。いくらメイクをしてウイッグをつけて衣装を着ても、鏡に映っているのはいつも見ている自分の顔で。自信がなかったというか、ちゃんと空閑になれているのかなぁと。だって、アニメと並べてみても彼らは次元が違うから……。でも、ビジュアルを見て、少しでもいいなと思ってくれる方がいたらうれしいです。

――ちなみにステージ衣装と制服、そのほかの衣装も着られていると思いますが、どの衣装がお気に入りですか?

杉江:僕は制服ですね。

高橋:僕も。制服を着る機会がもうないので……。

杉江:だってさ、この制服、かわいいよね。

高橋:ですよね。僕、好きな少女漫画があるんですけど、その漫画の制服とすごく似ていて、おしゃれでかっこいいなと思ったんですよ。ただの学ランやブレザーではない、しっかりエンブレムが入った綾薙学園の制服なので好きです。

杉江:あとさ、ぴったりサイズがあったジャケットっていいよね。

高橋:いいですよね。

杉江:テンション、超あがる(笑)。

――杉江さんと高橋さんは今回初共演ということですが、お互いの印象はいかがでしたか?

杉江:第一印象から仲よくなれそうだなと思いました。話しやすい感じがすごくありましたし、今、インタビューを受けていても話がぽんぽん弾むから楽しいです。あくまでも僕はそう思っています(笑)。

高橋:僕も思ってますよ! 杉江さんの出ている舞台は拝見させていただいたことがあるので、ステージに立つ杉江さんはどのような方かは知っていました。実際に素の状態でお話してみたら、見た目から想像できるような明るい方だったので、よかったなと。これですごいオラオラ系とか無口だったらしんどかったですけど、本当に話しやすくて楽しいです。

杉江:ありがとう(笑)。

――最後にファンへのメッセージをお願いいたします。

杉江:僕にとっては初主演の作品になるので思い入れは強いですし、一生忘れない作品になると思います。「がんばらなきゃ……!」と気合を入れて一生懸命作らなくても、自然とがんばれると思っています。座長を務めるにあたり、わからないことだらけでみなさんに迷惑をかけることもあるかもしれないし、助けてもらうこともあるかもしれません。その恩返しではないですが、自分が作品のためにできること、みんなのためにできることを常に模索して、自分だけでいっぱいにならないように全員で力をあわせて、すてきな作品にできたらいいなと思っています。人数が多いことを強みにがんばります。

高橋:歌にダンスにお芝居に、やることはたくさんありますが、そのひとつひとつをしっかりとがんばっていきたいですし、学園ものですので、みなさんも同じ綾薙学園の生徒として、一体感を持って盛り上がっていけたらと思います。ぜひ楽しみにしていてください。

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写真撮影:加藤幸広

<ミュージカル『スタミュ』概要>
公演日程:
<東京公演>2017年4月1日(土)~4月9日(日) Zeppブルーシアター六本木 ※終了
<大阪公演>2017年4月15日(土)~4月16日(日) 森ノ宮ピロティホール ※公演チケット完売
原作:ひなた凛 演出:吉谷光太郎 脚本:大和田悟史 振付:ただこ
出演:杉江大志、ランズベリー・アーサー、高橋健介、山中翔太、櫻井圭登、北川尚弥、星元裕月、丹澤誠二、滝澤諒、釣本南、TAKA、畠山遼、高野洸、鈴木勝吾、丘山晴己ほか
制作:パルコ・ポリゴンマジック
主催:ミュージカル「スタミュ」製作委員会(ポリゴンマジック、パルコ、サンライズプロモーション大阪、NBCユニバーサル・エンターテイメント)/Zeppブルーシアター六本木運営委員会

★「ミュージカル『スタミュ』」千秋楽はGYAO!での配信決定!
 千秋楽(大阪公演)はGYAO!での配信が決定。東京公演、大阪公演ともに劇場で見たという人もぜひチェックしてみてください。

配信媒体:GYAO!
配信開始日時:2017年4月16日(日)17:00
価格:3,000円(税込)
販売期間:2017年4月7日(金)~4月16日(日)17:30
配信ページ:https://gyao.yahoo.co.jp/special/25stage/ch01/
視聴対象:ミュージカル「スタミュ」生配信およびアンコール配信

ミュージカル『スタミュ』公式サイト
http://star-mumu.com

ミュージカル『スタミュ』公式Twitter
https://twitter.com/star_mumu

(C)ミュージカル「スタミュ」製作委員会

《超!アニメディア編集部》
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