2004年から続く大人気シリーズ「プリキュアシリーズ」の劇場アニメ最新作『映画魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!』が、2016年10月29日から公開となる。シリーズ通算13作品目となる『魔法つかいプリキュア!』の劇場版である本作の完成披露親子試写会が、10月23日、お台場シネマメディアージュで開催された。
舞台挨拶に先立ち、会場ロビーで完成披露イベント「クマプレミアム」がスタートすると、『魔法つかいプリキュア!』の主題歌「Dokkin♢魔法つかいプリキュア!」に乗せて、映画劇中にも登場するというクマキャラクターたちが登場。熊本のくまモン、北海道小樽市のゾンベアーのほか、全国から集まった9体の人気キャラクターが壇上に勢揃い。続いて、高橋李依さん(キュアミラクル/朝日奈みらい役)、堀江由衣さん(キュアマジカル/十六夜リコ役)、早見沙織さん(キュアフェリーチェ/花海ことは役)、齋藤彩夏さん(キュアモフルン/モフルン役)らキャスト陣が入場した。
▼完成披露イベントに駆けつけたクマキャラクターたち
(左よりくまモン、ぽすくま、ポテくまくん、ハンバーグマのグーグー)
▼プリキュアたちと入場するキャスト陣/クマキャラクターたちに迎えられるキャスト
(画像左より早見沙織、高橋李依、堀江由衣、齋藤彩夏)
最後に本作の主題歌「正しい魔法の使い方」を歌う渡辺麻友さんが楽曲とともに現れ、壇上には豪華キャスト・キャラクター・アーティストが一堂に会した。
▼楽曲と共に登場した渡辺麻友
映画本編の感想を求められた高橋さんは、「映画という独立した物語になる印象を受けつつも、みらいとモフルンの友情などが描かれるTVシリーズの延長線上にある作品」と、TVシリーズからのファンにもうれしいコメント。堀江さんは「台本のチェックで3回泣いてしまって」と語り、子供はもちろん大人が見ても“刺さる”、感動できる作品だと力強く本作の物語の魅力を語った。
本作から「映画デビュー」となったキュアフェリーチェを演じる早見さんは、「春の映画では出演していなかったんですけれども、今回ようやくみんなと一緒に映画に参加できてうれしい」としつつ、TVシリーズで築かれてきたきずなを映画でも感じることができる、とまとめた。
そして今回、まさかのプリキュアに変身することとなったモフルン。モフルンを演じる齋藤さんは、最初に映画のあらすじを聞いた際には「ドッキリかな?」と驚きを隠せず、夢のようだとうれしさをにじませた。「普段のモフルンはプリキュアたちに守ってもらってばかり」と評し、本作では「守ってみたり、一緒に戦ってみたりすることができて、いつものアフレコで感じている歯がゆさをぶつけることができた」と手ごたえを語る。
そんなキュアモフルンを迎える側となったプリキュアキャストたちは、「どんな技を使うんだろうかと妄想が膨らみました」(高橋さん)、「印象がモフルンそのままですんなりと受け入れることができました」(堀江さん)、「とにかくかわいらしくて、映画のなかでも印象的なシーンに描かれます」(早見さん)と、モフルンの変身に対してさまざまな感想を述べた。
本作の主題歌に話題がうつると、「幼い頃から見ている大好きなプリキュアシリーズの映画の劇中で、自分の歌が流れることが夢なんじゃないかと不思議な感じ。自分の曲にあわせて踊ったり動いたりするシーンをたくさんの人に楽しんで欲しい」と、主題歌起用への喜びを語る渡辺さん。
キャスト陣が「楽曲と振り付け、両方がかわいらしくて、今回の映画の“かわいいパート”を全部引き受けてくれた楽曲になっている」(高橋さん)、「『キュアップ・ラパパ!』のような“まほプリワード”がたくさん入っていて感動です」(齋藤さん)、「すごく素敵なシーンで流れるので、そのシーンを全国のいろいろな人に見ていただきたい」(早見さん)、「歌がさわやかでかわいくて、まゆゆちゃん(渡辺さん)にピッタリ」(堀江さん)と感想を伝えると、渡辺さんは照れながらも「ありがとうございます」と答えた。
そして、話題はともにイベントを盛り上げているクマキャラクターたちへ。壇上で9体のクマキャラクターに囲まれるキャスト陣は、「すごい景色ですね!」と、なかなか経験できない光景を楽しみつつ、みらいとモフルンが築く友情になぞらえた「仲良くなりたいクマキャラクター」という質問に、「ポテくまくん」(高橋さん・渡辺さん)、「ぽすくま」(堀江さん)、「くまモン」(早見さん)、「ゾンベアー」(齋藤さん)をチョイス。70年間持ち主を探しているというゾンベアーを選んだ齋藤さんは、「モフルンもみらいに大事にしてもらっているので、持ち主と会えることを願っています」と作中のエピソードのように、ゾンベアーに激励を送った。
プレミアイベントの最後には、本作に登場する「100年に1度願いを叶えてくれる伝説の石」にちなみ、この石にどんな願いをするかという質問が。「TVシリーズが無事に走りきり、またこの『魔法つかいプリキュア!』チームで作品を作りたい」(高橋さん)、「ひざ下が3センチ長いセレブになりたいです(笑)」(堀江さん)、「争いが起こらないように1年に1度のペースにしてくれないかとお願いしたいです」(早見さん)、「みんなの願いが叶うようにお願いしたいと思います」(齋藤さん)、「1日の時間を増やしたいです」(渡辺さん)と答え、完成披露イベント「クマプレミアム」は終了となった。
イベントは続いて完成披露親子試写会の舞台挨拶へ。プリキュアファンの親子で埋まった会場に、引き続き出演キャストが登場。それぞれのキャラクターの決め台詞で会場いっぱいのファンに挨拶をすると、子どもたちからは元気な返答が。これにはキャストたちも大興奮な様子。
また、本作をいち早く鑑賞するファンを前に高橋さんは「感想を周りのお友達に一番最初に言ってほしいなという気持ちでいっぱいです」と自身の“ワクワク”を余すことなく伝え、「大人のみなさまは子どもの前で泣いてもいいような準備をして見ていただければと思います」(堀江さん)、「見終ったあとも、おうちでプリキュアを議題に語りあっていただきたいと思います」(早見さん)と、大人も子どもも同じ感動を味わえる本作の魅力をまとめた。
テーマソングの話題では、自分の曲が劇中で流れることを不思議な感じとしつつも「曲もかわいらしくて、プリキュアの世界観にピッタリ」と渡辺さん。みらいの大切なぬいぐるみであり友達のモフルンにちなんで、キャスト陣が「大切にしているもの、手放せないもの」について質問されると、「子どもの頃の声を録音したカセットテープ」(堀江さん)や、「産まれたときに母が作ってくれた枕カバー」(早見さん)、「彩夏新聞(母のつけた成長記録新聞)」(齋藤さん)、「目薬」(渡辺さん)などが並ぶ。
子どもの頃から大切にしているぬいぐるみ「チュッピーちゃん」をあげた高橋さんは、「自分のそばにいてくれたチュッピーちゃんやモフルンがどのような存在なのか映画で特に描かれているので、映画を観て、大切にしてあげて欲しい」と語った。
完成披露親子試写会の舞台挨拶の最後には、再びクマキャラクターたちが登場。会場に集まったファンと記念撮影を行い、舞台挨拶は幕を閉じた。
『映画魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!』は2016年10月29日から全国劇場で上映開始。
<『映画魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!』完成披露クマプレミアムイベント&完成披露親子試写会概要>
日時:2016年10月23日(日)
場所:東京・お台場シネマメディアージュ1Fロビー、スクリーン2(319席)
出演:高橋李依(キュアミラクル/朝日奈みらい役)、堀江由衣(キュアマジカル/十六夜リコ役)、早見沙織(キュアフェリーチェ/花海ことは役)、齋藤彩夏(キュアモフルン/モフルン役)、渡辺麻友(主題歌アーティスト)
キュアミラクル、キュアマジカル、キュアフェリーチェ(『魔法つかいプリキュア!』)
あべのべあ(あべのハルカス 展望台「ハルカス300」)、アルクマ(長野県)、くまモン(熊本県)、コアックマ&アックマ(北海道)、ゾンベアー(小樽市)、ハンバーグマのグーグー(日本ハンバーグ協会)、ぽすくま(日本郵便)、ポテくまくん(秩父市)
寺迫麿(MC)
<『映画魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!』作品概要>
この秋、モフルンがプリキュアに!
わたし、朝日奈みらい!みんな、“願いの石”って知ってる?どんな願いも叶えてくれるすっごい石なの!今日はその復活をお祝いする、100年に一度の大魔法フェスティバル♪リコもはーちゃんも一緒に“願いの石”にお願いごとをしたんだけど、なんと石のちからに選ばれたのはモフルンだったの!ほんとワクワクもんだぁ!!なのに…とつぜんあらわれた謎のクマ・ダークマターに、モフルンが連れさられてしまったの!!モフルンは絶対に助けてみせる!離ればなれになっても、みんなの願いが奇跡をおこすよ!!と思ったら、え~~~!!モフルンがプリキュアになっちゃった~!?
『映画魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!』公式サイト
http://www.precure-movie.com/
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