【TGS2016】『龍が如く6 命の詩。』ステージイベントでシリーズ総合監督・名越稔洋氏が本作への想いを語る | 超!アニメディア

【TGS2016】『龍が如く6 命の詩。』ステージイベントでシリーズ総合監督・名越稔洋氏が本作への想いを語る

2016年9月16日、「東京ゲームショウ2016」(TGS2016)で開催されたゲーム『龍が如く6 命の詩。』ステージイベントに、『龍が如く』シリーズの総合監督を務める名越稔洋氏が出演。シリーズ最新作にかける想いを語っ …

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 2016年9月16日、「東京ゲームショウ2016」(TGS2016)で開催されたゲーム『龍が如く6 命の詩。』ステージイベントに、『龍が如く』シリーズの総合監督を務める名越稔洋氏が出演。シリーズ最新作にかける想いを語った。

『龍が如く』シリーズは、セガゲームスが発売するゲームシリーズで、2005年にゲーム第一作目が発売されてから現在まで、多数のゲーム作品やスピンオフ作品、それを原作とするTVドラマや映画などが制作されている。そんな『龍が如く』シリーズは、最新作『龍が如く6 命の詩。』の発売を12月に予定している。

▼『龍が如く』シリーズ総合監督・名越稔洋

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 名越氏は最終章というシリーズの一区切りとなる本作のタイトル「命の詩。」の「。」を付けたことについて、「大変だったけど、このシリーズにを重ねて、たくさんの方に愛されたことは、ある意味大変でしたけど、幸せな時間でした。ドラマにはどこかで終わりがあるように、一度完結させる流れを作ることにしました」と語り、また、「ストーリーの流れや、血の繋がりとか、絆とか…多くの意味を込めています。サブタイトルを決めて最後に『。』を打つまでに、かなり時間はかかりました」と、「命の詩。」というサブタイトルに込められた想いを語った。

 その思い入れの一つとして、今回の『龍が如く6 命の詩。』に楽曲提供をしているテーマタイアップ担当アーティストが山下達郎さんであることを発表。全編に山下さんの有名な楽曲が使用されているとのこと。これについて、「今までの方たちも含め、楽曲タイアップはとても大変です。実現するには作品に対するご理解あってこそ。本作で山下さんに楽曲提供いただけたのは、11年の積み上げだなと思っています」とその胸中を語り、「パンチのあるストーリーとやさしいバラードにピンとこない人もいるようですが、ゲームをやっていただければ納得してもらえると思います」と、山下さんの楽曲タイアップに自信を覗かせた。

▼楽曲提供・山下達郎

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 さらに今回の舞台は、最高のクオリティでさらにリアルになった「東京・神室町」と、シリーズで初めて田舎町を舞台とした「広島・尾道仁涯町」であることが明らかに。広島には遥の子供「はると」の父親探しの土地としても意味があり、その謎解きの面白さも楽しんで欲しい、ということだ。

 豪華キャスティングについても話題が及び、キーマンとなる役どころのビートたけしや、シリーズ3にも登場してもらった宮迫博之さんと藤原竜也さん、尾道でのキーステーションになるスナックのママ役の真木よう子さん、小栗旬さんは、前シリーズで出演した大東俊介さんを通して、本人から出演したいと逆オファーでの参加。また、とつとつと声や間合いの抑揚で表現する大森南朋さんは、技術が上がり繊細な表情づけができるようになったからこそお願いでき生かすことができたと明かした。このキャスティングについて、名越は「『龍が如く』ブランド11年目でたどり着いた、最終章にふさわしいキャスティングがそろいました」と総括した。

▼キャスト

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 本作がPlayStation4のみでの発売となることについては、「最終章にふさわしい最高のクオリティを実現するために、今回はPS4版のみにしぼりました」としたうえで、『ドラゴンエンジン』と名付けた新開発のエンジンによって、ゲームの限界を超えた『龍が如く6 命の詩。』は、PS4版だから実現したと名越は語る。

 その結果、フルコンタクトの生々しいバトルが実現。今までは入れなかったビルの隙間や屋上などのディープな探索も可能になり、殴る、蹴る、ジャンプする、飛び降りる、乗り越えるなど、アクションも多彩に。殴られた箇所が頬なのか顎なのかでリアクションも変わり、戦う地形でも変化するとのことだ。

 また、新機能のアルティメットヒートモードを使うと、闘争心がオーラに変わってブースト状態で敵を圧倒する仕様になっており、ずっと主観視点でもプレイできるのも今作より搭載された新機能の特徴になる。

 そして、話題は本作の最新情報に移り、名越氏からその詳細が発表された。まずは、主人公・桐生日常生活が変わるというのだ。「本作で桐生はスマホデビューするんです(笑)どうせなのでエクスペリアの最新機種を持たせました」(名越)とのこと。能力管理システムも搭載し、カメラ機能で景色を撮ったり、自撮りもでき、撮った写真はプレイステーションネットワークでほかのプレイヤーとシェアすることができるそうだ。

 シリーズ初の組育成モード「クランクリエイター」機能の詳細も発表。この機能を使って自分の組を作り育成し、AIによって戦い合う100超VS100超の大人数バトルが実現。さらに、新日本プロレスとのコラボによって、人気プロレスラーが強敵として登場する。

▼登場する人気プロレスラー(一例)
オカダ・カズチカ 選手 / 棚橋弘至 選手

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『龍が如く』シリーズの楽しみでもあるプレイスポットもさらに充実することとなった。「猫カフェ経営」「草野球」「ライブチャット」「素潜り漁」「VF5FS」「ぷよぷよ」「スナック遊び」などなどその数は多数。もちろんキャバ嬢とのおしゃべりも楽しめるぞ。本作の発売日は2016年12月8日で、シリーズ第一作と同じ発売日となる。

 名越氏は「うちのチームは発売日をずらしたことは一度もありません!楽しみにしてください」とステージに集ったファンに約束し、ステージイベントは幕を閉じた。

 シリーズ最終章にふさわしい豪華な内容とシステムの数々に、ますます本作への期待が膨らむステージとなった。発売日を楽しみに待ちたい。

『龍が如く6 命の詩。』公式サイト
http://ryu-ga-gotoku.com/six/

《超!アニメディア編集部》
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