フランシュシュのベストアルバムがついに発売! メンバー4人が作品への思いを語る!【インタビュー】 | 超!アニメディア

フランシュシュのベストアルバムがついに発売! メンバー4人が作品への思いを語る!【インタビュー】

2018年末のアニメ業界を席巻した新感覚ゾンビ×アイドルアニメ『ゾンビランドサガ』。すでにTVアニメ続篇『ゾンビランドサガ リベンジ』の制作も決まっている本作発のユニット「フランシュシュ」初のベストアルバム「ゾンビラン …

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 2018年末のアニメ業界を席巻した新感覚ゾンビ×アイドルアニメ『ゾンビランドサガ』。すでにTVアニメ続篇『ゾンビランドサガ リベンジ』の制作も決まっている本作発のユニット「フランシュシュ」初のベストアルバム「ゾンビランドサガ フランシュシュ The Best」が、11月27日に発売された。今回はフランシュシュのメンバー4名がベストアルバムの聞きどころや作品への思いなどを語ってくれた。


ゾンビの体は冷たくても作品の熱は絶やさない

――テレビ放送終了から約1年後に、主題歌や劇中歌を収録したベストバムが発売となりました。いまのお気持ちはいかがですか?

田野アサミ(以下、田野) 「“待ってました!”」ですね。これまでフランシュシュの曲のリリースは、シングルとBlu-rayの特典CDだけだったので、アルバムも出てほしいってずっと思っていたんです。

本渡楓(以下、本渡) 『ゾンビランドサガ』は放送前、“どんな作品かよくわからない”という評判からのスタートでした。私たちキャスト陣もどうなるかわからないまま、勢いで突き進んできましたが、多くの人に支持されて、ベストアルバムを出すことができて嬉しいです。

衣川里佳(以下、衣川) フランシュシュの曲ってどれもカッコよくて、いい意味でアイドルっぽくないんです。物語はもちろん、音楽面にも力が入っている作品なので、このアルバムもぜひ多くの人に手にとってもらいたいですね。

河瀬茉希(以下、河瀬) この作品は、ゾンビになった少女たちが時代を超えて集まるという内容で、例えば、私の演じる昭和のアイドル・(紺野)純子と平成のアイドルである水野愛が、アイドル観の違いで対決する話があるんです。そんな風にいろいろな価値観がぶつかり合う作品なので、曲もバラエティー豊かで。ただ、雰囲気がバラバラでも不思議と全部が“フランシュシュの曲だ”ってなるんです。それが面白い部分なんですよ。


――『ゾンビランドサガ』はアニメの放送終了後も、多くのファンに愛されている印象があります。改めて、作品の魅力だと思う部分を教えてください。

本渡 ギャグとしても突き抜けたところもありますが、登場人物たちはまさに作品のキャッチフレーズのとおり「私たち、生きたい」と考えていて、常に真剣です。ギャグもシリアスも常に全力で、だからこそ次に何が起きるかわからない。そんなところがこの作品の魅力なのかなと思っています。

田野 本渡ちゃんの言う通り、みんな全力なのがいいですよね。だからこそ見ていて応援したくなりますし、「ゾンビになっちゃった子たちがこれだけ頑張っているんだから、生きている私たちはもっと頑張らなくちゃ」って自然と思えてくるんです。

河瀬 キャラクターがとにかく個性的で、みんな立っているんです。ただフランシュシュがかわいいだけじゃなくて、プロデューサーの巽幸太郎とかもいいキャラクターで、誰に感情移入するかで見方が変わるので、そんなところもおもしろいです。

衣川 キャラクターだけじゃなくて、スタッフさんもみんな全力ですよね。私たちもまさか、これだけの曲数を歌わせてもらえるとは思っていなくて。そういう熱さがファンの方にも伝わっているのかと思います。

――ベストアルバムに収録されている2つの新曲『佐賀事変』と『輝いて』の魅力や聞きどころは?

衣川 『佐賀事変』は、私が演じるゆうぎりが初めてセンターを務める曲です。全体的に和の雰囲気があって、とてもカッコいい楽曲でした。実はほかの曲を歌うときって、ゆうぎりのキャラクターを保ちながら歌うのが大変なんですよ。だけど、この曲は『最初と最後だけゆうぎりらしくすれば、あとは自由に歌っていい」といわれて歌ったので、すごく歌いやすかったです。

河瀬 『佐賀事変』のレコーディングでは、『エロく歌ってほしい」とディレクションを受けました(笑)。いままでなかったタイプの曲なので、新境地を開けたかなと思います。

田野 アルバムには収録されていないのですが、『輝いて』は、通常バージョンのほかに『日清カレーメシ』とのコラボバージョンがあるんです。私はそのバージョンを先に歌ったせいで、フランシュシュver.を歌ったとき“物足りない!”と思っちゃいまして。どっちも、いい曲なんですけどね(笑)。

本渡 コラボバージョンはギャグテイストのコラボ動画も作られていたので、そのイメージが強いというのもあると思います。

河瀬 フランシュシュver.は、つらいことがあったけど一生懸命進んでいこう、といった内容の歌詞に、すごく共感できます。仮歌を聞いた時点でアニメのいろいろなシーンが思い浮かび、ぼろぼろ涙が出ました。コラボバージョンが話題になっていますけど、フランシュシュver.も名曲です!

――7月27日には、アニメにも登場した、佐賀・ふるさと会館アルピノ(アルピノ)で単独ライブがありました。そこで印象に残ったことは?

衣川 アルバムにも収録しているんですが、1曲目を飾った『特攻DANCE ~DAWN OF  THE BAD~』から最高に盛り上がっていましたね。

本渡 そうですね。(田野)アサミさんがとても盛り上げてくれて、私たちも自然と笑顔になれました。

田野 (二階堂)サキのセンター曲が1曲目って聞いたときは緊張したんです。でも、みんなが後ろで盛り上がってくれて、私も楽しくできました。前からはお客さん、後ろからはメンバーの熱を感じられて最高に幸せでしたね。

河瀬 『ヨミガエレ』が使われたアニメ最終話でのステージを、舞台になったアルピノで実際にできたのは嬉しかったです。本当に最高でした!

衣川 ステージが崩壊して歌を中断するというアニメ内での出来事を模した演出があったんですけど、そのとき劇中同様に客席からいただいた声援には力をもらいました。

本渡 声援を受けて、みんながひとりずつ立ち上がるときに、ステージの上でメンバー同士の目が合ったんです。打ち合わせをしていたわけでもなく、自然と息を合わせられたことに感動しました。

田野 あと、演出で暗転が必要なところがいくつかあったんですけど、アルピノって完全に真っ暗にできない会場だったんです。でも当日、スタッフの皆さんが少しでも会場を暗くするために、窓に黒い袋を貼ってくださって。そういう努力もありがたかったです。

衣川 地元の人たちが、本当にみんなあたたかかった。ライブの前日に佐賀入りしたとき、地元のおじさんや子供たちとか、あんまり深夜アニメを見なそうな人たちが『明日は頑張って』と声をかけてくれて。佐賀で作品が愛されているんだなって感じました。

河瀬 当日、会場の控室以外にもライブ前のメイクルームとして、県庁の会議室を貸していただいたんです。そういったところでも佐賀の人たちが全面的に協力してくれているのを感じて、すごく楽しかったです!

――ライブ活動などを通じて仲も深まったと思いますが、自分がフランシュシュの中で、どんな立ち位置を確立したと思っていますか?

田野 私は“空間をひとつにする”ポジションですかね。ライブでお客さんに『楽しい!?』って聞いたりしてみんなのテンションを上げるとか、場を楽しくするのが私の役割です!

衣川 私は自分ではフランシュシュのツッコミ役と思っているんですけど。

河瀬 ……キヌちゃん(衣川)がツッコミ? ボケの間違いですかね?

衣川 こういわれちゃうんです(笑)。でも私は、ツッコミ役と主張します!

河瀬 私はフランシュシュのみんなが大好きなので、たとえウザいと思われたとしても隙あらば話しかけます。だから、うるさい担当ですかね(笑)。

本渡 フランシュシュのキャストの皆さんは本当に個性が強いので、私はずっと(源)さくらと同じように、“自分は個性が薄い”と悩んでいたことがありました。それでもセンターを任せてもらっているので、その重責をしっかり背負えるように頑張っています。強いていえば、作品愛が深すぎるといわれるので“重い女”担当かもしれません(笑)。

――自分以外のフランシュシュメンバーについて、第一印象はどうでしたか? またフランシュシュとしての活動を経て、ギャップがあった人は?

本渡 衣川さんはすごくしっかりされていると思ってましたが、お話してみると不器用そうなところが少しあってギャップがあると思いました。ゆうぎりさんとちょっと似ているなと思いました。

田野 私もキヌちゃん(衣川)かな。最初は清楚なお姉さんかと思ったら、話してみると会話の内容がおじさんみたいで(笑)。

河瀬 私もです。脚の長いきれいなお姉さんかと思ったら、かなり天然キャラだったのが意外でした。お話していて楽しいから、ついつい話しかけちゃうんですよ。

衣川 私ばっかり(笑)。私は特にギャップとか感じなくて、みんな第一印象通りでした。人見知りで最初のころのアフレコではみんなをずっと観察していたので、河瀬ちゃんとかが私にどんどん話しかけてくれて、本当に助かりました。

――TVアニメ続篇『ゾンビランドサガ リベンジ』の制作もすでに決定しています。次回作は、どんな内容になると思いますか?

衣川 現時点で私たちも、どんなことをするのか全然わからないんですよ。私としては、ゆうぎりの過去に何があったのか、ぜひ知りたいです。

河瀬 個人的には幸太郎の正体を知りたいので、続篇では、ぜひそこに触れてほしいです。ファンの皆さんもそこは期待しているところだと思うんですけど、この作品のスタッフの方たちはいい意味で期待を裏切ってくるから、どうなるか全然わからないですね。

田野 私はそもそも、何に対して“リベンジ”するのか気になります。けど、もしかしたらタイトルすらフェイクで、特にリベンジしないなんて展開もこの作品ならありえますからね。まあ、何が来ても私たちは全力で挑むだけです!

本渡 幸太郎がなにかにリベンジするのか、それともフランシュシュが人生にリベンジするという意味なのか……。タイトルだけで妄想が膨らみます。私たちも何が起こるか楽しみなので、皆さんもぜひ楽しみにしながら待っていてほしいです!

――最後に、フランシュシュとしての今後の目標や、読者へのメッセージをお願いします。

河瀬 すでにアニメは続篇が決まっていますが、その先もいろいろな分野で長く続いていってほしいです。建設予定のSAGAアリーナでフランシュシュのライブをさせてもらうことです。完成するまで作品が続くように、私たちも頑張ります!

本渡 テレビ放送が終わってから1年経っても、声優アニメディアさんでこうして取り上げていただけることが本当に嬉しいです。私たちにできることは、いつまでも『ゾンビランドサガ』の熱を絶やさないようがんばるだけなので、引き続き応援よろしくお願いします!

PROFILE
本渡楓【ほんど・かえで】3月6日生まれ。主な出演作は『手品先輩』先輩役、『戦×恋(ヴァルラヴ)』早乙女七樹役など。アイムエンタープライズ所属。
田野アサミ【たの・あさみ】2月12日生まれ。主な出演作は『スマイルプリキュア!』日野あかね/キュアサニー役、『ラブライブ!サンシャイン!!』鹿角聖良役など。アミューズ所属。
河瀬茉希【かわせ・まき】12月31日生まれ。主な出演作は『戦×恋(ヴァルラヴ)』早乙女八雲役、『ひそねとまそたん』星野絵瑠役など。アーツビジョン所属。
衣川里佳【きぬがわ・りか】12月17日生まれ。主な出演作は『orange』茅野貴子役、『私に天使が舞い降りた!』山中先生役など。WITH LINE 所属。

取材・文/斉藤優己(パワフルプロダクション) 撮影/尾形正茂(SHERPA+)

■リリース情報
『ゾンビランドサガ フランシュシュ The Best』
エイベックス・ピクチャーズより発売中
価格:6,050円(税込)


 フランシュシュ初のアルバムは、ゆうぎりがセンターを務める『佐賀事変』と、『日清カレーメシ』コラボレーションしたカレーメシver.も話題となった『輝いて』の新曲2曲を含む、全18曲を収録。『佐賀事変』のアニメMVを収録したBlu-ray Discが付属している。

「ゾンビランドサガ フランシュシュ The Best」 発売記念イベント
日時:2020年1月26日(日)
・1回目 12:30開場/13:00開演
・2回目 15:30開場/16:00開演
出演者:田野アサミ(二階堂サキ役)、田中美海(星川リリィ役)

 対象店舗で、「ゾンビランドサガ フランシュシュ The Best」を予約、購入した人は、発売記念イベントへの参加応募が可能だ。対象店舗などの詳細については、ゾンビランドサガ公式webサイトを確認してほしい。

ゾンビランドサガ 公式サイト
https://zombielandsaga.com

(C)ゾンビランドサガ製作委員会

《超!アニメディア編集部》
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