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アニメディア連載「シンカリオン制作日誌」第6回『新幹線変形ロボ シンカリオン』音響監督・三間雅文

2019/7/21


 先日最終回を迎え、映画化が発表されたTVアニメ『新幹線変形ロボ シンカリオン』。最近知ったという人にも作品の魅力をわかりやすくお届けする「新幹線変形ロボ シンカリオン応援連載 全速前進!こちら鉄分給配所」が、「アニメディア」にて連載中。そのなかで、制作に携わる関係者に話を聞いた「シンカリオン制作日記」が掲載されている。第6回目は、音に関するすべてを統括する音響監督を務める三間雅文が登場。本誌では紹介しきれなかった部分を含んだ長文版を、超!アニメディアでもご紹介する。

――まず、音響監督の役割を教えてください。

 僕は、自分の仕事を「通訳」だと思っています。監督の「音」に関する希望を、キャストや作曲家など、それぞれの専門家にわかりやすく伝える仕事ですね。キャラクターの明るい声の芝居が必要ならば、なぜその場面では明るい感情なのかを監督と話し合い、それを役者に伝えてディレクションをします。逆に、役者のアイデアを監督に伝えて納得してもらうこともあります。音楽の場合は、監督の思いをくみ取り、どんなイメージの曲なのかを「メニュー」という形でまとめて作曲家に伝えます。メニューは漢字一文字だったり、逆に細かいリズムや使用イメージの楽器などの指定を入れたりなどして、作曲家によって伝え方を変えています。作曲家それぞれの個性に合わせたメニューを書くことで、作曲家がイマジネーションを膨らませてくれます。気をつけているのは、監督の通訳というポジションなので、僕自身の意向を入れないことです。音響監督は、役者や作曲家の個性をいち早く把握することが大切です。「この人は真面目な性格だからこういう対応をしよう。この人はしなやかな振る舞いが得意そうだからこうしよう」というように、それぞれ対応と言葉を変えます。そういう意味でも、僕は自分が通訳者だと思っています。ただ、これはあくまで僕の仕事のスタイルなので、もちろんすべての音響監督が僕と同じ考えを持っているわけではありません。

――『新幹線変形ロボ シンカリオン』という作品に対して、どのような印象をお持ちでしたか?

 僕は自動車が大好きで、『トミカハイパーレスキュー ドライブヘッド 機動救急警察』をやりたかった(笑)。切符の買い方も知らないくらい、鉄道に対して知識がなかったんです。ところが、そんな僕が今では『プラレール』にハマっています(笑)。新幹線のファーストクラスと呼ばれる『グランクラス』に乗るためだけに北陸新幹線で東京と金沢を往復したほどです。今まで鉄道に目を向けなかったのは、ただの食わず嫌いだったんです。『シンカリオン』に関わることで、新幹線の奥深さを知ることができました。

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