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沢城みゆき・宮野真守「声優やってて良かった~!!」『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』公開記念舞台挨拶レポート

2019/11/18


 日本映画界を代表する名優・役所広司が主演を務め、名監督ジョン・ウーのハリウッドデビューを後押しし、『フェイス/オフ』『M:I‐2』『レッドクリフ』シリーズなど、世界的大ヒット作を多く手掛ける名プロデューサーのテレンス・チャンと初タッグを組んだ日中合作映画『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』(原題『Wings Over Everest』(中国題:冰峰暴))が11月15日(金)より世界最速公開中。


 本作は、高8848M/氷点下83℃という過酷な条件下の世界最高峰・エベレストを舞台に、圧倒的スケールと映像美で贈るスペクタクル・エンタテインメント。ヒマラヤ救助隊「チーム・ウィングス」のジアン隊長を役所広司、その「チーム・ウィングス」のメンバーにチャン・ジンチューやリン・ボーホンら国際色豊かな俳優陣が扮している。

 11月16日(土)、東京・TOHOシネマズ日比谷にて、公開記念舞台挨拶が行われ、主演の役所広司をはじめ、日本語吹替を担当した沢城みゆき、宮野真守らが登壇した。

 上映後の熱気も冷めやらぬなか、役所広司、沢城みゆき、宮野真守らが登壇すると、場内は大きな歓声と拍手に包まれた。主演の役所は撮影を振り返り「監督が粘り強くて、何がダメなのかと思うくらい何度もアクションをやる。ガタイのいい俳優さんもヒイヒイ言うくらい。僕もヒイヒイ。アクションのある映画は大変だなぁと思いました」とハードな演出スタイルを回想。キャリア初のワイヤーアクションにも挑戦したが「吊るされているだけなので楽かなと思いきや、体幹も必要。体中がロープに絡まっていたので、アザだらけになりました」と苦笑い。共演者のチャン・ジンチューは30時間近くワイヤーで吊るされた状態だったそうで「近くのホテルで出番を待っていたら、深夜12時になってもお呼びがかからず。スタッフが現場に確認に行ったら『チャン・ジンチューさんがまだ吊るされていましたよ』と…」と衝撃的状況を明かした。

 これにチャン・ジンチューの日本語吹替を担当した沢城と、リン・ボーホンの日本語吹替を担当した宮野は「そんなエピソードの後に僕らが話すものはありません! 僕たちの苦労なんて比べ物にならないですよ……」と大恐縮。それでも吹き替え時の苦労を聞かれた沢城は「1フレームごとにアクションが変わるし、そのなかにあるキャラクターの感情や情報を拾い上げていくという果てしない作業がありました。セリフよりも呼吸や吐息がモノをいうアクション作品なので、そのアクションをいかに言語化していくか。吐く息も白いのでそれに自分の呼吸を合わせるのも大変。もしかしたら今年1番大変な仕事だったかもしれない」とアフレコ現場の知られざる熱演を紹介した。

 宮野も「短い収録時間のなかでドラマチックな展開を一気に録っていく作業。今回はアクションとサスペンス要素もあり、感情の動きも激しくて、グッと力が入る部分がありました」と疲労感があった様子。役所も吹き替えに挑んだが「確かに疲労感はありますね。呼吸も映像だと編集がなされてるので、正常な呼吸のスピードではない。それが結構大変でした」と苦労を滲ませた。声優としての労力を知った役所から、声優としての役作りや事前の準備などを感心された沢城と宮野は「声優をやっていたよかったぁ~!」と大喜びだった。

 本作の撮影はカナダの雪山とオープンセットの双方で行われ、CG技術も投入されている。しかしあまりのリアリティと迫真さに沢城はまんまと騙されたようで、役所から「沢城さんは本当にいいお客さんです! CG部分もすべてホンモノだと騙されてくれました」と大絶賛(!?)されていた。

 また役所は、本作を通して刺激を受けたことを尋ねられると「4カ月くらいの期間をかけての撮影で、時間を掛けて作るのは大変なことだと思う一方、腰を据えて役と向き合うのはとても贅沢な経験でした」と日本とは異なった製作スタイルに魅力されたよう。しかしMCから「アクション映画は任せろ!という感じ?」と振られると、「アクション映画はもういいかな・・・という感じ。怪我したくありませんから!」とジョーク交じりに“アクション作品見納め”宣言をして笑わせた。

 最後に役所は「様々な国と地域のスタッフが力を合わせて作った映画です。日本語吹き替えバージョンではない字幕版もありますので、それも観ていただき、また吹き替え版も観ていただけると嬉しいです。応援してください」と呼びかけた。

 

『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』公開記念舞台挨拶
開催日:11月16日(土)
場所:TOHOシネマズ日比谷
登壇者:ジアン役 役所広司、吹替え:チャン・ジンチュー/シャオタイズ役 沢城みゆき、吹替え:リン・ボーホン/ハン役 宮野真守

『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』作品情報
【作品紹介】
ヒマラヤ地域の平和のため『ヒマラヤ公約』を締結する会議開催前、一機の飛行機がエベレスト南部、通称デスゾーンに墜落。その飛行機には、平和のカギを握る重要機密文書が載せられていた。墜落から3日後、ヒマラヤ救助隊「チーム・ウィングス」に、特別捜査官を自称する2人の男、ヴィクターとマーカスから、多額の報酬と共に機密文書を探す依頼が入る。チーム・ウィングスは“ヒマラヤの鬼”と呼ばれるジアン(役所広司)隊長中心に、エベレストで遭難した恋人を探し出すために入ったシャオタイズ(チャン・ジンチュー)、若く情熱を持ったヘリパイロット・ハン(リン・ボーホン)らが日々危険なミッションに臨んでいた。またジアンは無謀な行動の多いシャオタイズに亡くした娘の面影を重ねていく。危険なミッションと感じながらも、財政難に悩むチーム・ウィングスは依頼を引き受ける。残された時間は48時間。酸素ボンベ残量も限られる中、死に至る場所・デスゾーンに向けて決死の登頂を始める。刻一刻と時間は過ぎ、様々な思いと世界規模の陰謀が絡まる中、世界最高峰の頂には、予想もつかない事態が待ち受けていた――。

出演
役所広司。チャン・ジンチュー、リン・ボーホン
ビクター・ウェブスター、ノア・ダンビー、グラハム・シールズ、ババック・ハーキー、プブツニン

声の出演:役所広司、沢城みゆき、宮野真守
神尾佑、山野井仁、俊藤光利、高木渉、細貝光司、沖原一生

スタッフ
監督・脚本:ユー・フェイ プロデューサー:テレンス・チャン 
撮影監督:ライ・イウファイ 
美術監督:パク・イルヒョン、チー・セバク 
音楽:川井憲次 
編集:デビッド・リチャードソン、ジョーダン・ディーセルバーグ、ゾア・ジュイン
視覚効果スーパーバイザー:ユー・ジャン、ジ・レイレイ 
視覚効果コーディネーター:ジョウ・イェンチュン

日本語吹替版主題歌:GLAY「氷の翼」(LSG)
提供:バップ
配給:アスミック・エース
2019/中国・日本/110分/原題:Wings Over Everest(中国題:冰峰暴)/PG-12

公式サイト
http://over-everest.asmik-ace.co.jp/

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