突然、女神によって勇者に選ばれた主人公・アステルが、天の加護の力をスレイヤーに分け与ながら、一緒に魔王を倒す――。
乙女ゲーム好きではあるものの、熱い少年漫画作品の主人公のような気分も味わうのも大好きなアニメディア編集部員・タナカ。雑誌の編集という仕事を始めて約３か月が経ち、ようやく仕事に慣れ始めて余裕ができた矢先、彼女は自分が記事を担当したゲーム『天惺のイリュミナシア～オトメ勇者～』にひと目ぼれしてしまった様子。本記事では、彼女がいかにして『天惺のイリュミナシア～オトメ勇者～』にハマってしまったのかを探るべく、彼女の甘くてアツ～いゲームレビューをお届けする。
６月×日
『天惺のイリュミナシア～オトメ勇者～』の倉花千夏先生の絵がそのまま動いているようでドッキドキ
ついにサービス開始したということで、さっそくゲームにログイン。私（主人公）のポジションは勇者だけど、剣で敵をバッタバッタ薙ぎ払うという「ザ・勇者」ではなく、加護の力でスレイヤーを強化するサポートタイプ。
スレイヤーは、勇者の加護を受けながら魔物と戦う戦士たちのこと。主人公が女神様から告げられたことによると、魔王を封印できるのは、勇者と、ひとりのスレイヤーだけで、そのひとりを決めるために『ロードオブグローリー」という大会で24人が戦うというのが、ゲームのメインストーリー。
ゲームをプレイする前に、24人も攻略対象（スレイヤー）がいるということで、公式サイトでどんな子たちがいるのか下見をしてみることに。その時点でいいなと思ったのはファル（声／緑川光）、ライアス（声／岡本信彦）、ゼクウ（声／小野賢章）の3人。決め手はズバリ、顔が好みだから（笑）。声優が豪華なのはもちろん、キャラクターの幅がとても広い！ 記憶喪失の剣士や、故郷の国が滅ぼされた王子、年上魔術師、獣人、エルフ、俺様皇子などなど……女子にとって必ず好みのキャラクターがひとりはいると思う。もし「この子！」という子がなかなか決まらなかったら、公式サイトにて無料でプレイできる「アレルヤの館」という相性診断コーナーをやってみるのをオススメ。私がやってみた結果、マティアス（声／鳥海浩輔）との相性がバッチリ。そのほかにも、サンプルボイスや他キャラクターとの関係が観られるので、始める前にチェックしとおくといいかも。
アレルヤの館はこちらから
https://www.otome-yusha.jp/shindan/
ローディングすると、スレイヤーたちが草原で、激しい戦いを繰り広げているショートアニメーションが流れる。その作画がめちゃくちゃキレイ！ （じつはホーム画面を放置していたら何度でも見られる）。ゲーム内では主人公（私）の顔は映らず、基本的に後ろ姿のみの登場。
※画像はクリックすると拡大できます。
その後、本作をいろいろプレイしてみて驚いたのは、倉花千夏先生の絵が動いているかのような臨場感を味わえるということ。静止画ではなく、腕や顔がちゃんと動きに合わせて揺れたりするLive2Dモデルなのがポイント高すぎ。スレイヤーたちがセリフをしゃべるときにもちゃんと彼らの口が動くし、瞬きをするタイミングもすっごくリアルな感じがしてドキドキした！
▲左がスラッシュ、右がマティアス
６月×日
『天惺のイリュミナシア～オトメ勇者～』のチュートリアルで聞ける24人の自己紹介フルボイスのボリュームにビックリ
私（主人公）が最初に住んでいた村はかなりの田舎なうえに、若者は私とスラッシュくらいしかいないようで、明らかに戦力不足。村は魔物に荒らされまくる……。もちろん魔物は人間にも襲いかかり、主人公は魔物に食べられそうになる……。そのとき、厳かな雰囲気の魔王城的なとこに飛ばされて、女神と対峙。そして、女神によって私の衣装は勇者スタイルへと変更され、私は「勇者」に選ばれたと告げられる。この瞬間は、なんだかジャンヌダルクになった気分♪
▲神々しく輝いているのが、女神様
目覚めると加護の力を使えるようになっていて、スラッシュや村の人が驚くなか、なぜかマティアス先生だけは私が加護の力を発動しても驚かない。これ、伏線かも……。これまで書いたプロローグの流れ（主人公の村が襲われる→女神によって勇者に選ばれる→加護の力が使えるようになる）は、乙女ゲームのヒロインとは違い、どこか王道RPGの主人公になったようなワクワクドキドキ感があって、少年マンガやRPG好きの私としてはすごくテンションが上がった。
その後、本編のストーリーが始まっていく……。戦士たちの力を競ういにしえの大会『ロードオブグローリー』に参加するために集まったスレイヤーたちは、小さな田舎村生まれの主人公としては少しビビっちゃうくらい地位の高い人ばかりで、高圧的な人（獣含む）も多々いらっしゃる……。こうなると、ツンデレながらもやさしいスラッシュ、いつでも見守ってくれているマティアス先生が心強い……！ここでチュートリアルが始まると、各キャラクターの自己紹介が聞ける。24人となると結構なボリュームがあって（フルボイス！）、どれも個性的で面白い。これらを聞いてみてから、私にとっての最初のパートナーを選ぶことに。
なぜか自己紹介の途中で寝ちゃったり…
▲ファル（声／緑川光）
なぜか敵意むき出しだったり…
▲イクサ（声／石川界人）
なぜか崇められたり…
▲アレルヤ（声／杉田智和）
私は、スラッシュと一緒に迷いに迷い……このライアス君をセレクト！ 決め手はシンプルだけど、かわいいから！ ライアス君は斧使いで、双子の弟がいるそう。
７月×日
『天惺のイリュミナシア～オトメ勇者～』レースバトルのチュートリアルに登場する「萌えキャラ大臣」がしんどい♡
最初のひとりを決めたら、次はレースバトルのチュートリアルがスタート。ここで、また素敵な出会いが生まれる。私は「勇者のことなんて認めないぞ！」という態度でありながら、めちゃくちゃ丁寧にチュートリアルを教えてくれる大臣（ベルカント）が登場しました。萌えキャラだよ、これ……しんどい（誉め言葉）。
▲ベルカント大臣
そんな萌えキャラ大臣によれば、スレイヤーは24人もいるものの、パーティーの人数は3人までしか選べないそう。3人に絞るのがとてもつらくなる未来が想像できたが、とりあえず選ばないと進められないので、選んでみたのはこの3人。
レースバトルの画面はこんな感じ。
タイミングよくタップすることで敵を倒すことができる！ ちびキャラが走っている姿がとてもかわいい。タイミングが悪いと、敵を倒しそこねるし、レースもビリになるし、敵の攻撃が当たって体力もなくなっちゃうという不の連鎖が起こるから大変。逆に独走状態になると、スレイヤーたちがこっちに「余裕だぜ！」と言わんばかりの笑顔を向けてくれる? これ、すごくかわいい～！
レースによってはボスバトルもあり。ついた順番で攻撃ができる。そこで、３Dモデルによる必殺技モーションを見ることが可能！
※画像はクリックすると拡大できます。
「勝利の舞」的なことをしてくれている^^くるくる回って決めポーズしてくれて、とてもかわいい……。
※画像はクリックすると拡大できます。
そして、レースバトルでは、ピンチになるとまれに「スピリットバースト！」なるものが発動！
※画像はクリックすると拡大できます。
イラストはもちろん！ 演出がすっっっごくかっこいい!! 服が破けたり、血が出ていて痛ましかったりもするけど、この必死な姿に萌えちゃう。表情もキャラクターによって、笑っていたり、かわいそうなくらい痛そうだったりと個性が出まくっているので、見ているだけでも楽しい(^^)
レースバトルではほかにも、ランダムで発動する「クリムゾンラッシュ」というものがあるのだけど、これが意外とコツが必要だった＞＜
大臣もビックリのクリムゾンラッシュは、このようにランダムに並ぶ魔物を指でなぞって倒す。結構入れ替わるスピードが速くて、なかなか良い結果にはならず。これは練習が必要かも。
レースバトルのチュートリアル後、あまりの下手さからか、ライアス君から辛辣なひと言を言われた……。
でも、その後すぐにフォローも入れてくれるんだから、彼は王子の鑑だと思う☆☆☆
７月×日
スレイヤーの部屋で行われる「スキンシップ」モードと「プレゼント」で修行の日々が続く
スレイヤーの部屋で行われる「スキンシップ」モードと「プレゼント」で修行の日々が続く。そのほかにも『オトメ勇者』はストーリーを進める以外にも、ドキドキできる要素が盛りだくさん。まず、スレイヤーの部屋に行くとできる「スキンシップ」と「プレゼント」モード。ここでも、やさしい萌え大臣が指南してくれる♪
「スキンシップ」モードをやってみると、どうやら触る場所によってスレイヤーの反応が変わる様子。私はなかなかよいポイントを見つけられず「ＢＡＤ」を連発してしまった………タップや、撫でるように触るなどでも反応が変わるようだ。。このモードもフルボイスなのだけど、実際にやってみるとフルボイスが強烈すぎて、恥ずかしいでというか照れてしまう……。スキンシップをすることで貯まる「マインドゲージ」は3段階あり、ゲージが上がるにつれて、だんだんスレイヤーたちが近づいてくる。というより私がグイグイ近づいていっているような感覚なのかもしれない……。同じ場所ばかりを触っていると嫌がられるので、タイミングで変わるポイントを見つけ出して！そして、最後はこんなに近づけちゃったりする……！
「プレゼント」では、スレイヤーにプレゼントを渡して親密度を上げることができるというもの。あげるものによって反応が変わるので、スレイヤーの好みを発見するのが楽しい。プレゼントするものによって、光と影の天秤の傾きも変わるようなのだが、これがプライベートエピソードの行方を変化させる！
▲リンドロ（声／山谷祥生）
結構見た目通りの物が好きだったりもする。ウサギだから人参が好きだったり（笑）
あげたものが嫌いなものだったとき。
2回連続でこれを引いてしまい、「ごめんなさい」という気持ちになった……。
そして、プレゼントによっては個別ストーリーが解放されることもあるので、これは絶対にやり込んじゃう。これはスラッシュの「故郷」という個別ストーリーの１シーンで、とても良い笑顔だったので思わず私もニヤッっとしてしまった。スラッシュはメインストーリーでも、いつでも味方になってくれるし、同郷だし、とにかくめちゃくちゃイイヤツ。
７月×日
武器・防具を工房で作成してちびキャラをコーディネート！ そして、ついに「天惺獣」が解放
乙女ゲーム要素はもちろん、RPG好きがめちゃくちゃ楽しめるなと思ったのは、武器・防具システム！
武器・防具を作成する工房には、ランダムでスレイヤーが登場（大体のスレイヤーが面倒くさいと言ってくる…笑）
武器・防具の作成画面では、その武器・防具が装備可能なスレイヤーもパッと見でわかるので、非常に見やすい！
これは装備画面で、まだ武器・防具を付けていない状態。ちびキャラの持っている武器に注目してほしい。
これが武器を装備したあと。ちびキャラの持っている武器が変わっていることが一目瞭然！ すごい！ もちろん、このちびキャラの姿でレースバトルも遊べる。
こういうRPG好きも楽しめる要素がたくさんあるのが本当にうれしい。
そんな感じでいろんなことをして楽しみつつ、レジェンドラ王国のストーリーをクリアしたら、ついに「天惺獣」が解放された！ なんか、あっという間だった気がする。「天惺獣」が解放された瞬間は、いわば急に「ママ」になってしまったという感覚。女神のもとから逃げ出して、勇者に会いに来た小鳥ちゃん。現状だと、チュートリアルでしかまだ大人になった姿しか見られておらず。。。
まだこんな感じで卵の姿です。ここで、パートナーはスラッシュにしてみた！ これまでパートナーだったライアス君はまだ少年なので…。「ふれあい」というコマンドで「天惺獣」と昼寝したり、絵本を読んであげたり、散歩したり…早くおおきくなぁれーーーと思いながら、現在もプレイ中。
●『天惺のイリュミナシア～オトメ勇者～』プレイまとめ
イラストはずっときれいで、乙女ゲームの要素とRPGの要素が違和感なくミックスされているところが個人的にはすごくハマッた！ あと、ずっと縦画面なので、いちいちスマホを横にする必要がないのも、わかりやすくていいかなと。ストーリーは「ただ勇者だから」と持ち上げられるのではなく、ちゃんと主人公にも試練があり、スレイヤー同士でも過去にいろいろあったり、仲良しだったり、兄弟だったりと意外な関係性が見れて、ストーリーを読んでいてもとても面白い。私とスレイヤーとの会話だけでなく、スレイヤー同士の会話があることで、会話にもバリエーションを感じられて妄想が広がる。イベントやストーリーを進めていくと「本当に24人全員で魔王封印しに行こうよ！！！」という気持ちになってくる。何週間かプレイしてみて、私はスラッシュ、ライアス君がもっと好きになった……けれど、最近イベントストーリーをクリアしてみたら、ヒューズとジャミも気になり始めてきてしまった……。パーティー人数に収まりきらない！ 悩みは解決するどころか、増えるばかり＞＜
天醒のイリュミナシア～オトメ勇者～
●レベルファイブより配信中
●二人の愛で世界を救うＲＰＧ
●基本無料（アイテム課金あり）
●対応端末：iOS 8.0以降（iPhone5、iPad3、およびiPod touch（第6世代）以降に対応）／Android 4.4以上
オフィシャルサイト
http://www.otome-yusha.jp/
App Storeダウンロードページ
https://apps.apple.com/jp/app/id1223390920
Google Playダウンロードページ
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