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「伊藤家バンザイ!」10周年イヤーの集大成! 伊藤かな恵 10th Anniversary LIVE「カナエルケシキ」開催【レポート】

2020/1/15


 2019年でソロデビュー10周年を迎え、8月には10周年記念ベストアルバム『カナエルケシキ』をリリースした伊藤かな恵が、年末にライブツアーを開催。千秋楽となった12月30日は、東京・下北沢GARDENで公演を行った。


 28日には地元・長野にてソロ公演、そして前日29日には渋谷CLUB QUATTROで開催されたnano.RIPEのライブにゲスト出演ということで、彼女にとってはライブ続きの3日間となっていたこの日。その疲れを感じさせずに「ユメ・ミル・ココロ」でライブの幕を開けると、TVアニメ『しゅごキャラ!』日奈森あむのキャラクターソングをリアレンジした「君のBirthday(Rearrange Ver.)」、さらにちょっぴり切ない歌声が胸を打つ「メタメリズム」と続けざまに披露。

「君のBirthday(Rearrange Ver.)」に関しては、のちのMCで「この曲は、当時小学生だったあむちゃんの10年後を思いながら歌いました。10年経ってもまだ大学生の彼女自身、まだまだ“なりたいものはなにか”を考えている頃だと思いますが、『いつまでもずっと、優しい気持ちを持ちながら育って欲しいな』と思いながら、レコーディングしました」と語り、キャラクターに対する愛の深さを感じさせた。

 赤と黒を基調としたドレスに身を包んだ伊藤は最初のMCで「自己紹介がまだだったね。伊藤かな恵と申します!」とおどけながらあいさつすると、会場を埋め尽くした伊藤家(ファン)の面々と、いつものコミカルでハートフルなやりとりを展開。「かわいい!」という声に応えて、その場でクルクルと回ったり、約2年ぶりのライブを心の底から楽しもうとする彼女の姿が見て取れた。

 2019年は伊藤にとって「歌っていこう年間」ということで、その締めくくりとなった今回のステージに気合も十分。軽快なリズムが心地良い「君がいれば」、切なさを込めて歌う「くりかえして」、タンバリンを手に取り披露する「わたしの一部、きみの一部」へと続いていく。

 ちなみに、「くりかえして」と「わたしの一部、きみの一部」は伊藤本人が作詞をした、ひときわ思い入れのあるナンバーだ。「私が詞を書くと、気づいたら自分自身への応援ソングになっているのかもしれませんが、デビューから10年経った今、みんなにも歌詞から私の気持ちが伝わるようになっていたらいいな」と話すと、客席からは大きな拍手が上がった。

 さらに、「『わたしの一部、きみの一部』は、本当はタンバリンを叩くような曲じゃないと思っていたのに、舞台監督さんのこだわりでやることになりました(笑)」との裏話も語りつつ、中盤戦へ。

「みなさん、恋してますか?」と語りかけると、恋をモチーフにした2曲がスタート。「いじわるな恋」ではバックバンドとの呼吸もバッチリに、甘酸っぱい恋を歌声で表現。「大嫌いで大好き」ではうって変わって、オーディエンスとノリノリで盛り上がった。

 ここで伊藤愛用のギターが登場。あまり背が高くない彼女がギターを背負うと身体が見えづらくなってしまうということで、客席からは「かな恵ちゃんどこ~?」と、恒例の呼びかけが飛び出す。微笑ましい空気が漂うなか、披露したのは「サボテン」。しっとりとした歌声で、会場を優しい雰囲気に包みこんだ。

 青い光に照らされて「オトナになるまで」を歌い終えると、伊藤はステージを後にし、バンドメンバーによるインストゥルメンタルがスタート。手拍子のなかで軽快なリズムを刻んだ演奏が行なわれると、お気に入りのスカート姿に着替えた伊藤が再び登場。虹色に光る星型のタンバリンを手に、ステージ上でステップを踏みながら、TVアニメ『宙のまにまに』明野美星のキャラクターソングをリアレンジした「トキメキ座流星群☆(Rearrange Ver.)」を披露。「10年経っても美星は美星だなと思いつつ、スタジオでも飛び跳ねながら、楽しくレコーディングしました」とのエピソードも語られた。

 そしてライブはあっという間に後半戦に突入。「ここからさらに楽しんでいってください!」とクラップを促しながら「アンバランス」、胸に手をあてながらTVアニメ『花咲くいろは』松前緒花のキャラクターソングをリアレンジした「空に近い場所(Rearrange Ver.)」と続けると、「ペルシャ」では手に取ったタオルを振りまわしながら元気いっぱいのパフォーマンスを魅せた。

 3曲を歌い終え「みんな、最高じゃん! 何この空間! 最高じゃん!!」と興奮気味にまくし立てると、「あまり得意ではない」という投げキッスも披露。トークの流れでバンドメンバーにも投げキッスを強要し、会場の熱気も最高潮。

 本編は早くも残すところあと2曲。指揮棒を取り出すと「ドレミファソラシドのうた」を会場全員で大合唱。心がひとつになったところで、ラストは最新曲「あと3センチ」を、手を振りながら歌唱した。同曲は10周年を記念し、伊藤本人が大好きだと語るアツミサオリさんと共作した大事なナンバー。「『あの頃に比べて自分は変わっていけているのかな?』と不安に思うこともありますが、そんな時でもこの曲がみなさんの力になればいいな」と笑顔で語った。

「かな恵ちゃん!」コールに迎えられて再登場した伊藤が身につけていたライブTシャツは、誕生日に放送されたネット配信の特別番組で、ファンにデザインを決めてもらったメモリアルな一品だ。その後一通りライブグッズの紹介を終えると、この日のステージを盛り上げてくれたバンドメンバー紹介へ。

「伊藤かな恵との一番の思い出を言いながら自己紹介をお願いします!」と振られ、ドラムの「J.J」こと武並JJ俊明とベースの「カッシー」ことカシムラトモヤが「最初は楽器の音が怖いと言われた」と口をそろえると、伊藤は苦笑い。キーボードとバンドマスターを務めた宇田隆志が「最初のレコーディングで会ったころは、身長こんな(手で小ささを表現)だったよね?」とさらに追撃すると、伊藤も「宇田さんはいつもふざけているようで、実は一番真面目ですもんね!」と愛ある反撃を見せ、会場を和ませた。

 ここでふたたび伊藤もギターを手にすると、「つまさきだち」がスタート。「みんなでつまさき立ちしましょう!」と客席をあおると、会場のボルテージも上がる。歌唱後のMCで、自らギターをプレイした理由について「この曲って、ギター持っているとカッコいいじゃん!」と明かすと、会場からは大きな拍手が上がった。

 続く「オレンジ色」で、伊藤家のみんなに感謝の気持ちを伝えた彼女。最後の曲に向かおうとするも「これで最後だと思うと……」と感極まってしまい、マイクをバンドメンバーに託す一幕が。涙を拭きながら気持ちを落ち着かせると、「普段は照れくさくてちゃんと気持ちを伝えることができないあまのじゃくな性格ですが、みんながこうして集まってくれて一緒にはしゃいでくれているのを見たら、またライブをやりたいなと思ってしまいました。みんなの笑顔が見られてうれしかったです!」と感謝の気持ちを存分に伝え、いよいよラストナンバー「さいしょのさいしょ」を披露。

 時おり名残惜しそうな表情を見せながらも最後まで歌いきり、曲の終わりでは10周年になぞらえて10回ジャンプ。最後はひときわ大きく飛び、ステージを締めた。歌い終えるとファンからメッセージ入りの横断幕が掲げられ、感無量といった表情を浮かべる伊藤。最後は伊藤の音頭で、ステージ上のメンバーと客席全員が「伊藤家バンザイ!」と叫び、記念撮影へ。10周年を締めくくるライブは大成功で幕を閉じたのだった。

 

 

ライター:佐伯敦史 カメラマン:寺坂ジョニー

伊藤かな恵 10th Anniversary LIVE「カナエルケシキ」セットリスト
1.ユメ・ミル・ココロ
2.君のBirthday(Rearrange Ver.)
3.メタメリズム
4.君がいれば
5.くりかえして
6.わたしの一部、きみも一部
7.いじわるな恋
8.大嫌いで大好き
9.サボテン
10.オトナになるまで
11.トキメキ座流星群☆(Rearrange Ver.)
12.アンバランス
13.空に近い場所(Rearrange Ver.)
14.ペルシャ
15.ドレミファソラシドのうた
16.あと3センチ

EN1. つまさきだち
EN2. オレンジ色
EN3. さいしょのさいしょ

リリース情報
伊藤かな恵10周年記念ベストアルバム「カナエルケシキ」
発売中
品番:LACA-9688~LACA-9689
価格:¥3,500+税

伊藤かな恵 ランティス公式サイト
https://www.lantis.jp/artist/itokanae/

伊藤かな恵 オフィシャルブログ
https://ameblo.jp/ito-kanae

伊藤かな恵 Instagram
 https://www.instagram.com/kanae_1126_ito/?hl=ja



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