実写映画『ブルーロック』が現在、大ヒット上映中だ。8月7日の公開からわずか19日間で観客動員70万人、興行収入10億円を突破。その勢いはとどまることなく、公開31日間では観客動員83万人、興行収入12億円を突破するなど、大きな盛り上がりを見せている。
さらに現在は、通常上映に加えて4DX版も上映中。エゴイストたちがピッチを駆け回る熱戦を、座席の動きや振動、風などの特殊効果とともに“全身”で味わうことができる。実際に体験してみると、これが想像以上にすごかった! その様子を、ぜひこのレポート通じて皆さまに伝えたい。
■潔、凪、國神に“蹴られる”!? 4DXでまさかの“ボール”疑似体験

原作は「週刊少年マガジン」(講談社)にて連載中の、金城宗幸氏が原作、ノ村優介氏が漫画を手掛ける人気サッカーマンガ。日本をW杯優勝に導く“世界一のストライカー”を誕生させるため、全国から集められた300人の高校生FW(フォワード)が、“ブルーロック(青い監獄)”と呼ばれる施設で生き残りを懸けた熾烈な競争に挑む。
そんな人気作がついに実写映画化。公開前には、個性の強いキャラクターたちや『ブルーロック』ならではの超人的ともいえるプレーの数々が、実写でどのように表現されるのか気になっていた人も多いのではないだろうか。

実際に見てみると、まず感じるのは“実写だからこその迫力”だ。選手たちがピッチを駆け抜け、激しくぶつかり合う姿には生身の人間が演じるからこその力強さがあり、試合が進むにつれてこちらまで自然と力が入る。そこへ映像表現を組み合わせることで、キャラクターたちの“エゴ”や、常識を超えたプレーといった『ブルーロック』らしさもしっかりと表現されている。
また、実写化にあたって注目したいのが、個性豊かなキャラクターたちの再現度だ。ビジュアルはもちろん、それぞれの立ち振る舞いや表情からも“そのキャラクターらしさ”が感じられ、原作やアニメで親しんできたキャラクターたちが現実世界に飛び出してきたような感覚を味わえる。

中でも目を引いたのが、窪田正孝演じる絵心甚八。独特の佇まいや視線、淡々としていながらも選手たちを煽り立てるような言葉の一つひとつまで、「絵心そのまんまやんけ……!」と思わせる存在感を放っている。クセの強いキャラクターを単に外見だけで再現するのではなく、窪田の芝居を通して実写ならではの説得力を持たせているのも印象的だった。

もちろん、潔世一(高橋文哉)をはじめ、蜂楽廻(櫻井海音)、凪誠士郎(K)ら“エゴイスト”たちも、それぞれの個性が際立つ。原作の魅力を大切にしながら、生身の俳優が演じることで新たな息吹を吹き込まれたキャラクターたちも、本作の大きな見どころのひとつだ。

そして現在上映されているのが、そんな本作を“全身”で体感できる4DX版だ。
先に結論を言ってしまうと、これは映画鑑賞というより、ほとんど『ブルーロック』のアトラクションである。

試合が始まれば、選手たちの動きに合わせて座席がグイーッと動く。ピッチを駆ければ風が吹き、激しいプレーが繰り広げられれば、その衝撃が座席を通してこちらの身体にも伝わってくる。通常上映ではスクリーンの向こう側にあった試合が、4DXでは一気に自分のいる空間へ飛び出してきたような感覚になるのだ。

そして、何より面白いのが“ボールの気持ち”を味わえること。
選手がボールを蹴ると、座席もその動きに合わせて大きく動く。つまり、凪が蹴ればこちらも動く。潔が蹴っても動く。國神が豪快なシュートを放てば、こちらにもその威力を思わせる衝撃がやってくる。

そう、4DXなら凪に蹴ってもらえる。潔にも蹴ってもらえる。國神にも蹴ってもらえる。
『ブルーロック』を見ていて、「ボールになりたい」と思ったことがある人がどれほどいるのかはわからないが、少なくとも4DXではその夢(?)が叶ってしまう。
とくに、もともとプレーのパワーが桁違いな國神や馬狼が活躍するシーンはすさまじい。映像の迫力に比例するように4DXの効果も激しさを増し、「そこまで動く!?」と思わず笑ってしまうほど。気を抜いていると椅子から放り出されるのではないかと思う瞬間すらあり、スクリーンを見ながら座席にしがみついていたくらいだ。
さらに印象的なのが“風”。試合中は選手たちが走るたびに風を感じるため、こちらまで一緒にピッチを駆けているよう。激しい座席の動きだけではなく、こうした細かな効果が加わることで、『ブルーロック』の試合のスピード感がよりダイレクトに伝わってくる。
もちろん、大きな衝撃が描かれる場面では座席の動きや効果も一段階アップ。画面の中で起きていることを目と耳だけではなく身体でも受け止めることになるため、一度通常上映で見ている人でも、まったく違った感覚で楽しめるはずだ。

“世界一のエゴイスト”を目指し、フィールドを駆け回るストライカーたち。その戦いを観客席から眺めるだけではなく、自分まで試合の中に放り込まれたような感覚を味わえるのが、実写映画『ブルーロック』4DX版の醍醐味だろう。
潔たちと一緒に走り、シュートの衝撃を受け、そして時には“ボール”になれる――。
また、皆でお風呂のシーンでは……。
ここまで来ると、もはや鑑賞ではなく“ブルーロック入寮体験”。 映画館そのものをひとつのアトラクションに変えてしまうような4DXならではの迫力を、ぜひ全身で体感してほしい。
(C)金城宗幸・ノ村優介/講談社 (C)CK WORKS












