「仮面ライダー」や「スーパー戦隊シリーズ」、「ウルトラマン」も！ガンダム・仮面ライダー・ワンピースなどフィギュア大集結！【「TAMASHII NATION 2025」レポ／特撮編】

魂ネイションズブランドが展開する最新・最先端のフィギュアを一堂に集めた展示イベント「TAMASHII NATION 2025」は、2025年11月14日(金)から3日間開催される。会場にはすでに販売されているフィギュアはもちろん、初公開となるアイテムや今後の展開を示す試作モデルが勢ぞろい。「アニメ！アニメ！」では、数々のフィギュアをジャンル別に紹介していく。

「TAMASHII NATION 2025」は、2025年11月14日(金)から11月16日(日)の3日間にベルサール秋葉原1F・B1Fイベントホール、秋葉原 UDX 2F AKIBA_SQUARE、TAMASHII NATIONS STORE TOKYOの4会場で開催されるイベント。今年のテーマは “想像を超えた、その先へ”。イベント初展示となる新商品を多数公開し、完成品フィギュアならではの魅力を存分に体感いただける内容となっている。

本稿では、特撮のフィギュアを紹介していく。

METAL BUILD 仮面ライダーゼロワンは、劇中スーツの質感を徹底的に立体化した圧巻の仕上がりだった。特徴的な蛍光イエローの装甲は鮮烈な発色で、黒のメカニカルなフレームや赤い複眼とのコントラストが強く、光の当たり方によってさらに存在感が増す。全身の造形密度が高く、肩や脚部のエッジの効いたラインは金属的な質量感を感じさせるほど精緻だ。

また、クリアブルーのエフェクトパーツによる「空中静止」風の展示や、キック・射撃など複数のアクションポーズも用意され、ゼロワンの多彩な戦闘スタイルを立体で体感できる点も魅力。専用台座にはデジタルモチーフが施され、作品世界を象徴する“ハイテク感”を演出している。まさにMETAL BUILDならではの重厚感と可動性が融合した、特撮ブースの中でもひときわ輝く1体だった。

「仮面ライダー」や「スーパー戦隊シリーズ」、「ウルトラマン」はジオラマチックに展示されており、フィギュアを見て楽しむだけでなく、その風景そのものも楽しむことができた。

特に、爆煙が立ち上る岩場を背景に、V3がバイクでジャンプする名シーンを再現したジオラマが存在感抜群。アクションベースとエフェクトで“飛び出す瞬間”を的確に演出しており、まるで特撮のスチール写真をそのまま立体化したような仕上がり。バイクのディテールとV3のポージングも自然で、昭和ライダーらしい勇ましさが際立つ展示だった。

ライダーベルトとフィギュア、バイクのセット展示も印象的だ。特徴がそれぞれ異なるライダーベルトとバイクが並んでおり、それらを見ながら仮面ライダーの時代の流れを体感できる展示に。“そのライダーの世界そのもの”をひとつの箱庭として表現するような、満足度の高い展示だった。

スーパー戦隊シリーズでは、50周年を記念したバトルフィーバーJをはじめ、歴代レッドが並ぶ壮観なステージが登場。多彩なポーズと武器アクションを立体的に配置することで、シリーズの歴史と賑やかさを一挙に感じられる内容となっていた。さらに仮面ライダーV3のバイクジャンプシーンや、ウルトラマンの必殺技発動シーンなど、特撮作品ならではの“燃える瞬間”を切り取ったジオラマが次々と展開され、各作品の魅力をより深く味わえるブースとなっていた。

「ウルトラマン」エリアでは、迫力あるジオラマ展示が展開されていた。赤を基調とした背景とエネルギーエフェクトの組み合わせにより、ウルトラマンが必殺技を放つ瞬間をそのまま凝縮したようなダイナミックな構成に。複数体のウルトラマンが各方向から攻勢を仕掛ける立ち回りも再現されており、立体物ならではのスピード感と緊張感が伝わってきた。これだけ必殺技を放つウルトラマンをいっぺんに見ると迫力に圧倒されてしまった。

さらに、ウルトラマンと怪獣の激戦を切り取るアクション展示も印象的で、足技や構えの角度まで丁寧に調整された造形は、まさに“特撮の名シーンを立体化”したような完成度。ヒーローたちのスーツ造形、メタリックな質感、光を拾うクリアパーツが作り出す輝きなど、写真以上に生で見てこそ伝わる情報量が詰まったブースとなっていた。

ゴジラエリアでは、最新作や歴代作品をモチーフにした重厚なフィギュアが多数並び、怪獣王ならではの圧倒的な存在感を放っていた。全身のうねるような皮膚の質感や鋭い背びれ、咆哮する姿を再現した造形は迫力満点で、ライトアップによって影の落ち方まで計算された立体表現が際立つ展示に。放射熱線のエフェクトやジオラマベースを使った戦闘シーンも用意され、映画さながらの破壊力と躍動感を至近距離で体感できるブースとなっていた。