「デジモン」新シリーズ「DIGIMON BEATBREAK」はデジモン史を知らなくても大丈夫!? ゲッコーモンがかわいすぎ! ダークな世界観にも惹き込まれる♪ | 超!アニメディア

「デジモン」新シリーズ「DIGIMON BEATBREAK」はデジモン史を知らなくても大丈夫!? ゲッコーモンがかわいすぎ! ダークな世界観にも惹き込まれる♪

『デジモン』シリーズの新作アニメ『DIGIMON BEATBREAK(デジモンビートブレイク)』は、これまでのシリーズと違うからこそ面白い! なんなら、これまでシリーズに触れたことのない人も入りやすい物語になっていた。

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秋アニメ『DIGIMON BEATBREAK(デジモンビートブレイク)』キービジュアル
  • 秋アニメ『DIGIMON BEATBREAK(デジモンビートブレイク)』キービジュアル
  • 『DIGIMON BEATBREAK』メインPV
  • 『DIGIMON BEATBREAK』第2話先行カット(C)本郷あきよし・フジテレビ・東映アニメーション
  • 『DIGIMON BEATBREAK』第2話先行カット(C)本郷あきよし・フジテレビ・東映アニメーション
  • 秋アニメ『DIGIMON BEATBREAK(デジモンビートブレイク)』第1話「感情の鼓動」先行場面カット
  • 秋アニメ『DIGIMON BEATBREAK(デジモンビートブレイク)』第1話「感情の鼓動」先行場面カット
  • 秋アニメ『DIGIMON BEATBREAK(デジモンビートブレイク)』第1話「感情の鼓動」先行場面カット
  • 沢城キョウ(CV:阿座上洋平)

この秋に放送開始となった『DIGIMON BEATBREAK(デジモンビートブレイク)』は、前作『デジモンゴーストゲーム』から約2年ぶりの新作となる『デジモン』シリーズのTVアニメ。物語の舞台となるのは、人間の思考や感情から生まれる「e-パルス」が、AIサポートデバイス「サポタマ」のエネルギー源として活用されている世界。目覚ましい発展を遂げるその陰で、e-パルスを喰らい進化する生命体「デジモン」という恐るべき怪物が現れる。

シリーズの元となる『デジモン』こと『デジタルモンスター』は、1997年にリリースされた育成型携帯液晶ゲーム。手のひらサイズの携帯液晶ゲームでありながら、モンスターの育成だけでなく友達とモンスター同士のバトルを楽しめるという斬新な要素により、子どもたちから圧倒的な人気を集めた。

そのゲームを原案としたアニメは、1999年公開の『デジモンアドベンチャー』を皮切りに、TVシリーズが全9作・映画が全13タイトルが制作され、幅広い世代から支持を受けている。

これだけ歴史が長いと、「見たことないから/初期作品しか知らないから……」と最新作に触れるのを躊躇してしまう人もいると思う。筆者もその1人で、世代にあたる『デジモンアドベンチャー』~『デジモンフロンティア』までしか見ていなかった。大人になった今、上記に繋がる物語が描かれた劇場版は観に行ったものの、最新作は“完全オリジナル”の世界観が展開。「これはもう、デジモン離れの時期が来てしまったかもしれない」と思ったが……。

実際『DIGIMON BEATBREAK』を見てみると、これまでのシリーズと違うからこそ面白い! なんなら、これまでシリーズに触れたことのない人も入りやすい物語になっていた。

■これまでの『デジモン』とは一線を画す? ダークでシリアスな世界観

冒頭でも説明したが、本作は人間の思考や感情が「e-パルス」というエネルギーとして活用される近未来的な設定が特徴。このエネルギーは、AIサポートデバイス「サポタマ」の動力源となっているのだが、そのe-パルスを吸収して暴走する「デジモン」が出現。

主人公の天馬トモロウは、サポタマから生まれたゲッコーモンとの出会いをきっかけに、賞金稼ぎを生業とするチーム「グローイングドーン/Glowing Dawn」と共に、このデジモンの脅威に立ち向かっていくこととなる。

『DIGIMON BEATBREAK』メインPVカット

これまでのシリーズも、コンピューターネットワーク上に存在する仮想世界「デジタルワールド」を舞台に物語が展開するという近未来的設定になっていたが、今作はよりその設定に重厚感(ディストピア感?)が加わった気がする。

例えば、AIがe-パルスを通じて個人の健康や精神と一体化しており、その影響で格差社会化が進んでいることも描写されていた。

ここまでダークでシリアスな『デジモン』は、今までなかったのではないだろうか。少なくとも筆者の『デジモン』に抱く印象には一石を投じることとなった。

■主人公のパートナーデジモンがかわいすぎる!

キャラクターの設定にもオリジナリティが満載。キーとなるのは、やはり主人公のトモロウと、そのパートナーとなるゲッコーモンだろう。

第1話からゲッコーモンがトモロウのことを餌扱いしており、「捕食者」と「被食者」の関係性であることが、これまでのシリーズになかったポイントだ。これから2人はどのような絆を築いていくのだろうか? とても気になるところだ。

そして、この世界のデジモンは恐怖の対象として描かれているのだが、ゲッコーモンはめちゃめちゃかわいい!目がクリクリで、表情豊かで、元気に動き回る姿にいちいちキュンキュンさせられる。

第1話「感情の鼓動」場面カット

このほか、トモロウが関わることになる、デジモンに関わる賞金稼ぎチーム「グローイングドーン」のメンバーも個性豊かなキャラクターばかり。特にリーダーの沢城キョウは、優しそうな雰囲気を醸し出しているが、並大抵の犯罪者であれば名前を聞いただけで恐れをなして逃げ出すほどの実力者。パートナーデジモンのムラサメモンも圧倒的な強さを誇り、戦闘シーンでの活躍に注目だ。



ここまで、今シリーズならではの魅力を紹介したが、もちろん“『デジモン』といえば!”という共通要素も含まれている。それは…“進化シーン”!やはり進化シーンはかっこよくてワクワクする演出となっている。シリーズへの知識がなくとも、純粋に気持ちを高ぶらせてくれる演出は必見だ。

往年のファンはもちろん、これまで『デジモン』に触れたことのない層も楽しめる要素が詰まっている『DIGIMON BEATBREAK』。ぜひ一度見てみてはいかがだろうか。

<作品詳細>
■TVアニメ『DIGIMON BEATBREAK(デジモンビートブレイク)』
【放送情報】
フジテレビ他にて毎週日曜朝9時~放送
※地域により放送時間・曜日が異なります。

【配信情報】
地上波放送直後、毎週日曜9:30より見逃し配信スタート
・TVer/FOD
毎週水曜0:00より順次配信スタート
・見放題配信
FODプレミアム/Prime Video/U-NEXT/dアニメ/Hulu/DMM TV/ABEMA/TELASA/東映アニメチャンネル ほか
・レンタル配信
バンダイチャンネル/Lemino/HAPPY動画/ビデックス/Prime Video ほか
※配信開始日は予告なく変更となる場合がございます。詳しくは各配信サービスの情報をご確認ください。

【STAFF】
原案/本郷あきよし
シリーズディレクター/宮元宏彰
シリーズ構成/山口亮太
キャラクターデザイン/小島隆寛
デジモンデザイン/渡辺けんじ
アニメーションデジモンデザイン/浅沼昭弘
美術監督/神綾香
色彩設計/横山さよ子
CGディレクター/大曽根悠介
撮影監督/石山智之
編集/西村英一
音楽/桶狭間ありさ
制作/フジテレビ・読売広告社・東映アニメーション

【CAST】
天馬トモロウ/入野自由
ゲッコーモン/潘めぐみ
咲夜レーナ/黒沢ともよ
プリスティモン/田村睦心
久遠寺マコト/関根有咲
キロプモン/久野美咲
沢城キョウ/阿座上洋平
ムラサメモン/濱野大輝

(C)本郷あきよし・フジテレビ・東映アニメーション

《米田果織》
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