10月7日は「ミステリー記念日」です。
アメリカの小説家エドガー・アラン・ポーの命日が由来の記念日です。ポーは世界初のミステリー小説とされる『モルグ街の殺人』の作者としてよく知られています。
ミステリーはアニメでも根強い人気を誇るジャンルです。密室で起きる事件、個性豊かな探偵、謎が謎を呼ぶ展開、意外な犯人など、視聴者を魅了する要素が盛り沢山。これまでも多彩なミステリーアニメが放送・公開されてきました。
そこでアニメ!アニメ!では「“ミステリー”アニメといえば?」と題した読者アンケートを実施しました。9月29日から10月3日までのアンケート期間中に320人から回答を得ました。
男女比は男性約40パーセント、女性約60パーセントで、女性が少し多め。年齢層は19歳以下が約45パーセント、20代と30代がそれぞれ約15パーセントでした。
■王道から異色作まで バラエティ豊かなタイトルがランクイン!
第1位
1位は『名探偵コナン』。支持率は約40パーセントで、2021年から5年連続のトップとなっています。
『名探偵コナン』は1996年にTVアニメの放送がスタート。来年で放送30周年を迎えます。

「映画のラストでは次作のヒントが盛り込まれていて、最後まで謎を仕込むのが『コナン』らしい。最近は複数回リピートして深掘りするのも楽しみのひとつになりました。息子と一緒に語り合うと時間が経つのも忘れるほどです」と、親子で楽しむファンの声も届いています。
第2位
2位は『薬屋のひとりごと』。支持率は約9パーセントで、昨年の7位からランクアップしました。

読者からは「推理の鍵を握るのは毒、という後宮ミステリーの切り口が新鮮。探偵は登場しませんが、薬の知識で謎を解いていくストーリーが面白く、事件の背後に権力争いや政治的思惑が絡んでくるのもゾクゾクします」や「猫猫の毒への異常な好奇心に思わず笑ってしまう。宦官の壬氏様をはじめ、周囲の人たちもキャラが立っています」と、通常のミステリーと一線を画す作風が支持されました。本作は続編の制作も決定しており、今後の展開にも注目が集まります。
第3位
3位は『氷菓』。支持率は約8パーセントで、昨年の同率5位からトップ3に入りました。

読者からは「人が死なない日常系ミステリー。派手な事件ではなく、学生生活の中の身近な謎を丁寧に解き明かす心地良さが魅力です。京都アニメーションが手がけるミステリーアニメという点でも特別な存在だと思っています」や「古典部部長・千反田えるの“わたし、気になります!”の声に毎回癒される。主人公の奉太郎との関係も好き」と、青春要素も含めて好評を博しています。なお、6位には本作と同じく米澤穂信原作の『小市民シリーズ』もランクインしました。
■そのほかのコメントをご紹介!
『金田一少年の事件簿』には「海に囲まれた孤島など逃げ場のない舞台設定や、ショッキングで容赦ない殺人トリックに戦慄! その一方で、犯人に悲しい事情があることも多く、事件解決後も切なさや余韻が残ります」




■ランキングトップ10
[“ミステリー”アニメといえば? 2025年版]
1位 『名探偵コナン』
2位 『薬屋のひとりごと』
3位 『氷菓』
4位 『文豪ストレイドッグス』
5位 『金田一少年の事件簿』
6位 『小市民シリーズ』
7位 『サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと』
8位 『天久鷹央の推理カルテ』
9位 『鴨乃橋ロンの禁断推理』
10位 『謎解きはディナーのあとで』
(回答期間:2025年9月29日~10月3日)