メディアミックスプロジェクト『アイドリッシュセブン』が2025年8月20日にリリース10周年を迎えました。そんな記念すべき今年は、1月よりアイドルたちの誕生日をお祝いするバースデーストアが開催中のほか、アプリゲームのストーリーに「レインボーシティ編」が新たに展開されることも発表に。また、10周年記念ビジュアルお披露目イベントも開催され、盛り上がりを見せています。

アニメ!アニメ!編集部の『アイナナ』ファンである“マネージャー”たちも、そんな賑やかな雰囲気に浮き足立っていると……アニメディア編集長の姿が。
「『アイナナ』も10周年か……俺も年をとったもんだな……」

手元には、『アイナナ』が表紙を飾った過去のアニメディア。そしてその隣には……下岡Pのコスプレ写真!?
何を隠そう、実は編集長もマネージャー、というか“アイナナおじさん”だった事実が判明!
驚きを隠せない編集部員は、急遽アイナナおじさんにインタビューを実施することにしました。
■おじさんの心も揺さぶる…それが『アイナナ』
――『アイナナ』との出会いは、どのようなきっかけだったのでしょうか?
編集長:元々、「ファミ通」というゲーム雑誌の編集長を長年務めていたので、多くのゲームに触れる機会がありました。
2015年頃は、ニコニコチャンネルでゲーム番組をやっていたんですが、その番組のMCをやっていた仮面ライアー217さんと、番組に何度も出演してくれていた元コスプレ日本代表のコノミアキラさんが、『アイナナ』にドはまりしていて、2人に勧められたのがきっかけです。
――多くのゲームをプレイする中、『アイナナ』にハマったその理由は?
アイドルが成長していくという一見華やかな物語に見えますが、グッと来てしまう展開があるんですよね。アイドル一人ひとりに悩みや葛藤があり、丁寧に焦点を当てて描かれているので、どのキャラクターも個性がわかるし、アイドルとして輝いています。
――巷では、“メンタル育成ゲーム”と言われるほど、アイドルたちのリアルな葛藤が描かれるのが『アイナナ』の特徴かもしれませんね。
ストーリーが本当に秀逸で、たぶん今までで一番泣いたゲームかもしれないです。涙ぐみながら「頑張れ!」と応援していた思い出があります。その一方で、リズムゲームでは途中でミスしても最後までプレイできたり、アシスト機能が充実しているゲーム性も、とてもよかったんです。楽曲もいい曲揃いで、CDも買っていました。
――ちなみに、編集長には“推し”がいるんでしょうか?
どの子たちも魅力があって選べないけど……四葉環くんは元気がもらえますよね。あと、ダグラス・ルートバンク、(八乙女楽そっくりの)蕎麦屋さんも外せないです(笑)。
――『アイナナ』に関する思い出はありますか?
さっき写真を見返していたんですが、実はコスプレもしたことがあるんです。下岡Pをはじめダグラス・ルートバンクや小鳥遊社長とか……アイドルではなくおじさんキャラなのですが(笑)。おじさんキャラをコスプレする人は少ないので、コスプレイベントではレアキャラとして評判がよかったです。とくにダグラス・ルートバンクの衣装は、コスプレイヤーのコノミアキラさんに指導とアドバイスを受け、オカダヤに行って生地や鋲を買ってきて、自分で作ったのもいい思い出です。

――アニメディアでも、度々『アイナナ』特集や表紙も飾っていますよね。同じ編集部としてうれしいです。
TVアニメシリーズ、そして『劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD』でも表紙を飾ってくれていました。残念ながら僕が編集長になる前の号なので、あまり詳しくはわかりませんが、アイナナおじさんの僕が編集長になったからには今後も『アイナナ』は特集していきたいですね。10周年をぜひアニメディアもお祝いできたらと思います。
アニメディア編集長・バカタール加藤 PROFILE

アスキー、エンターブレイン、KADOKAWAでファミ通64+編集長、週刊ファミ通編集長、Walker47編集長等を務め、2018年に独立し、ハナペン合同会社を設立。2023年7月アニメディアの編集長に。ゲーム好きで、音楽好き。11月にゲーム業界のバンドを集めたライブイベントを開催予定(自身のバンドで出演)とのこと。