マンガ『ひらやすみ』の映像化プロジェクトが始動し、アニメ化と実写ドラマ化が発表された。アニメーション制作はProduction +h.が行う。
『ひらやすみ』は、真造圭伍が「週刊ビッグコミックスピリッツ」にて、2021年4月から連載中のマンガである。主人公は定職も恋人もいない29歳フリーターのヒロト。彼は人柄の良さだけで近所のおばあちゃん・和田はなえから、タダで一戸建ての平屋を譲り受けることに。
そして山形から上京してきた18歳の従姉妹・小林なつみと二人暮らしを始める。すると彼の周りには生きづらい“悩み”を抱えた人々が集まってきて……。

ヒロトの気ままな生き方や阿佐ヶ谷を中心とした下町の風景が読者の心に響き、全世界累計発行部数110万部突破。アワードは「輝け!ブロスコミックアワード 2021」大賞を受賞。イタリアで開催された欧州最大のポップカルチャーの祭典「ルッカコミックス&ゲームズ2024」でも最優秀連載コミック賞を受賞など、国内外から評価を得ている。
このたび、本作のアニメ化&実写ドラマ化が決定した。アニメは小学館集英社プロダクションが製作委員会の幹事社を務め、制作は『地球外少年少女』や『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』を手がけたProduction +h.が行う。実写ドラマはNHK「夜ドラ」枠にて今秋の放送を予定している。

情報公開にあわせて、真造圭伍の描き下ろしイラストが公開された。平屋の庭で屋根よりも高く咲いたひまわりの前で、大きな笑顔でジャンプするヒロトと、誇らしげな表情を見せるなつみが描かれている。水彩の滲みやホワイトでの色塗りなど、手描きならではの温かみも感じられる仕上がりとなった。
今回の映像化に向けて、真造は「アニメ化、ドラマ化とっても嬉しいです!!完成作品を観るのを楽しみにしています!!」と、コメントも発表している。7月30日には最新コミックス第9巻を発売予定。公式Xなどで情報を発信していく予定だ。
『ひらやすみ』
著者:真造圭伍
出版社:小学館
連載誌:週刊ビッグコミックスピリッツにて絶賛好評連載中
既刊:8集(2025年6月時点)次集となる第9集は7月30日刊行
■あらすじ
無料の楽園。もらった平屋モラトリアム。
生田ヒロト、29歳、フリーター。定職なし、恋人なし、普通ならあるはずの?将来の不安も一切ない、お気楽な自由人です。そんな彼は、人柄のよさだけで、仲良くなった近所のおばあちゃん・和田はなえから、タダで一戸建ての平屋を譲り受けることに。そして、山形から上京してきた18歳の従姉妹・小林なつみちゃんと2人暮らしを始めました。しかし、彼の周りには生きづらい“悩み”を抱えた人々が集まってきて……。
小学館の漫画雑誌「週刊ビッグコミックスピリッツ」にて、2021年4月から現在まで絶賛連載中。現在8集まで発行され、全世界累計発行部数110万部を突破中の大人気作。
■主な受賞歴
・「輝け!ブロスコミックアワード 2021」大賞
・「マンガ大賞2022」3位
・「THE BEST MANGA 2022 この漫画を読め!」3位
・「第2回出版社コミック担当が選んだおすすめコミック2022」6位
・「第27回手塚治虫文化賞」マンガ大賞ノミネート
・「マンガ大賞2024」9位
・「ルッカコミックス&ゲームズ2024」最優秀連載コミック賞受賞
■原作者:真造圭伍 プロフィール
1987年1月23日、石川県生まれ。東京造形大学在学中に『なんきん』でデビューし、その後『森山中教習所』で連載デビューを果たす。代表作に『ぼくらのフンカ祭』、『トーキョーエイリアンブラザーズ』など人気作を多数連載し、2012年12月には「平成23年度 第16回文化庁メディア芸術祭マンガ部門」新人賞を受賞した。2021年より、小学館の漫画雑誌「週刊ビッグコミックスピリッツ」にて、『ひらやすみ』絶賛連載中。
(C)真造圭伍/小学館