「光が死んだ夏」Netflix&ABEMAのアニメランキングで“堂々の1位”!高い注目度の理由は?見どころを解説! | 超!アニメディア

「光が死んだ夏」Netflix&ABEMAのアニメランキングで“堂々の1位”!高い注目度の理由は?見どころを解説!

7月5日より、Netflixにて世界独占配信、ABEMAにて無料独占配信中のTVアニメ『光が死んだ夏』が、Netflix国内デイリーランキング1位、ABEMAアニメランキング1位を獲得した。

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TVアニメ『光が死んだ夏』キービジュアル
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  • TVアニメ『光が死んだ夏』
  • TVアニメ『光が死んだ夏』第2話先行場面カット(C)モクモクれん/KADOKAWA・「光が死んだ夏」製作委員会
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2025年7月5日より、Netflixにて世界独占配信、ABEMAにて無料独占配信中のTVアニメ『光が死んだ夏』が、Netflix国内デイリーランキング1位、ABEMAアニメランキング1位を獲得した。

TVアニメ『光が死んだ夏』第2話先行場面カット

本作は、普通の男子高校生・よしきが、幼なじみの忌堂光を模倣する“ナニカ”=ヒカルとの奇妙な生活を送る中で、次々と巻き起こる怪事件に巻き込まれていく姿を描いた青春ホラー。
第1話「代替品」では、ABEMAのコメントランキングで“何者かに襲われる松浦のおばあちゃん”が1位にランクイン。続く第2話「疑惑」でも、SNS上に恐怖のコメントが飛び交う一方で、「続きが気になる」との声も多く寄せられるなど、各話の放送を追うごとに注目度を高めている。

なかでも際立っているのが、背景美術と音響設計によって生み出される余白の怖さだ。虫の音、風のそよぎ、静まり返る林。何も起きていないはずなのに、「何かがいる」と感じさせる絶妙な間と演出によって、視覚と聴覚の両面からじわじわと不安がせり上がってくる。

ホラー作品と聞くと、「ジャンプスケア」のような突発的な驚かせ方を思い浮かべるかもしれない。だが『光が死んだ夏』は、「何も起きない時間」こそが恐ろしい。観る者の想像力を刺激し、沈黙のなかで鼓動を高めさせる“静”の演出にこそ、本作らしさともいえる純国産ホラーとしての美学が宿っている。

TVアニメ『光が死んだ夏』第2話先行場面カット

たとえば第2話で登場する「くの字」の老婆のシーン。首が折れたかのような不自然な姿勢のまま、ゆっくりと近づいてくる老婆。その異様さに、視聴者はもちろん、よしき自身も一瞬戸惑い、目を凝らしてしまう。この判断の遅れこそが、恐怖の種となって内側で芽吹き、やがて一気に背筋を凍らせるのだ。この“語りすぎない怖さ”は、『仄暗い水の底から』や『呪怨』といった邦画ホラーの系譜に通じる部分もある。

また、音の使い方も秀逸だ。第1話・第2話では、真夏の蝉の声やスーパーの軽快なBGMといった、ごく日常的な明るい音が、静寂や異質な存在の気配を際立たせるための対比として用いられている。セリフのない音と映像だけのシーンも多く、どの一瞬を切り取っても恐怖を成立させる要素が緻密に設計されており、まるでじわじわと視聴者の五感に染み込んでくるかのようだ。アニメという表現形式を最大限に活かした、まさに職人技の結晶といえる。

そして、本作を単なるホラーにとどめていないのが、主人公・よしきと“ヒカル”との関係性である。ヒカルは、よしきにとって長年をともに過ごしてきた大切な幼なじみ。しかし、ある日突然姿を消し、1週間後に“別のナニカ”となって帰ってくる。ホラーでありながら、2人のあいだにはどこか繊細なブロマンスが漂う。ヒカルの何気ない仕草や、ふとした表情に“本物の光”を感じそうになったその直後、よしきはぞわりと背後から忍び寄る不穏な気配に身を震わせることになる。希望と疑念の間を揺れ動くような、この絶妙なバランスが、『光が死んだ夏』の中毒性の核なのだ。

TVアニメ『光が死んだ夏』第1話先行場面カット

この夏の終わりに、どんな“真実”が明かされるのか。それはまだ誰にもわからない。ただひとつ確かなのは、『光が死んだ夏』は間違いなく、2025年夏に最も注目すべき一作であるということだ。

夏アニメ『光が死んだ夏』は、毎週土曜日24時55分より日本テレビ系ほかにて順次放送開始。またNetflixでの世界独占配信、ABEMAでの無料独占配信も実施。


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TVアニメ『光が死んだ夏』作品情報
■放送・配信情報
7月5日から毎週土曜24:55より 日本テレビ系にて順次全国放送
Netflix世界独占・ABEMA無料独占配信開始
日本テレビ 7月5日より毎週土曜24:55~
Netflix(世界独占配信)7月5日より毎週土曜25:55~
ABEMA(無料独占配信)7月5日より毎週土曜25:55~
※放送・配信時間は変更の可能性があります。

【キャスト】
辻中佳紀:小林千晃
ヒカル:梅田修一朗
田中:小林親弘
暮林理恵:小若和郁那
山岸朝子:花守ゆみり
巻ゆうた:中島ヨシキ
田所結希:若山詩音

【スタッフ】
原作:モクモクれん(KADOKAWA「ヤングエースUP」連載)
監督・シリーズ構成:竹下良平
キャラクターデザイン・総作画監督:高橋裕一
ドロドロアニメーター:平岡政展
プロップデザイン:應地隆之介
サブキャラクターデザイン:渡辺舞、西願宏子、長澤翔子
美術設定:多田周平、高橋武之、曽野由大
美術監督:本田こうへい
色彩設計:中野尚美
色彩設計補佐:越田侑子
3D監督:中野祥典 撮影監督:前田智大
2Dデザイン:永良雄亮、津江優里
編集:木村佳史子
音響演出:笠松広司
音響制作:dugout
音楽:梅林太郎 オープニング主題歌:「再会」Vaundy
エンディング主題歌:「あなたはかいぶつ」TOOBOE アニメーション制作:CygamesPictures

(C)モクモクれん/KADOKAWA・「光が死んだ夏」製作委員会

《すなくじら》
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