6月6日は「恐怖の日」。
新約聖書のヨハネ黙示録にある「666」の数字に由来する記念日です。「666」は獣の数字として、古くから悪魔の象徴とされてきました。
そんな“悪”にまつわる日をきっかけに、今回は「悪役令嬢」のキャラクターにスポットを当ててみました。かつては主人公の恋路を邪魔する高飛車なライバルとして登場ことの多かった悪役令嬢ですが、近年ではその描かれ方も多様化しています。
物語の主役に抜擢されたり、実は誤解されているだけで情に厚かったり、あるいは主人公の成長を後押しする存在であったりと、その魅力は広がり続けています。
そこでアニメ!アニメ!では「“悪役令嬢”キャラといえば?」と題した読者アンケートを実施しました。5月27日から6月1日までのアンケート期間中に67人から回答を得ました。
男女比は男性約55パーセント、女性約45パーセントで、ほぼ同数。年齢層は19歳以下が約40パーセント、20代が約25パーセントと若年層が中心でした。
■2020年代のタイトルが上位を独占!
第1位
1位は『悪役令嬢転生おじさん』のグレイス・オーヴェルヌ。支持率は約18パーセントでした。

「悪役令嬢だけど中身はアラフィフのおじさん。悪役らしく振る舞おうとしても、根っからの優しさが隠しきれずに慕われてしまう。そんな今までにない悪役令嬢ものが新鮮で面白かった」や「おじさんが主人公という設定が斬新! 親父ギャグまでお嬢様言葉になってしまう特殊能力・優雅変換(エレガントチート)や、社会人経験で培った処世術でピンチを切り抜ける姿がエレガンス過ぎる」と、異色の主人公が支持を集めました。
第2位
2位は『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』(『はめふら』)のカタリナ・クラエスと、『悪役令嬢レベル99~私は裏ボスですが魔王ではありません~』のユミエラ・ドルクネスが同票。支持率は約12パーセントでした。


■そのほかのコメントをご紹介!
『歴史に残る悪女になるぞ』ウィリアムズ・アリシアには「乙女ゲームの世界に転生してきた主人公で、ヒロインよりも悪役令嬢に憧れているという、ちょっとズレた感覚が可愛い!」。


『エースをねらえ!』竜崎麗香には「通称・お蝶夫人。実際は悪役でも夫人でもありませんが、金髪縦ロールの華やかなビジュアルやお嬢様言葉など、悪役令嬢のイメージの源流と言える存在ではないでしょうか」と、主人公のライバルキャラクターにも投票がありました。

■ランキングトップ5
[“悪役令嬢”キャラといえば?]
1位 グレイス・オーヴェルヌ 『悪役令嬢転生おじさん』
2位 カタリナ・クラエス 『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』
2位 ユミエラ・ドルクネス 『悪役令嬢レベル99~私は裏ボスですが魔王ではありません~』
4位 ミーア・ルーナ・ティアムーン 『ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~』
5位 ウィリアムズ・アリシア 『歴史に残る悪女になるぞ』
(回答期間:2025年5月27日~6月1日)