『鬼灯の冷徹』の江口夏実によるマンガを原作とするTVアニメ『出禁のモグラ』が、2025年7月7日より放送される。このたびその第2弾PVが公開。オープニングテーマとエンディングテーマの情報も明らかになった。さらに、追加キャストとしてマギー君役で豊崎愛生、スケキヨ役でマフィア梶田の出演も発表され、それぞれからコメントも届いた。

『出禁のモグラ』は講談社「モーニング」にて連載中の、『鬼灯の冷徹』でも知られる江口夏実が「人」と「霊」が交わる“この世”の不可思議を怪しくおかしく描き出す“怪奇×コメディ”だ。
“自称仙人”のモグラこと百暗桃弓木は、あることからあの世から出禁をくらっているという。あの世に還ることを目指し、幽霊が持つ「灯」をカンテラに集めている彼と出会うと、妙なものが見えるようになるらしい。そんなモグラと、大学生の真木と八重子の出会いから、世にも「不死議」な物語の幕が開く。
いよいよ7月に放送が迫るなか、このたび第2弾PVが公開された。「仙人」を名乗る怪しい人物・モグラを中心に、怪しくおかしい、不可思議なキャラクターたちや化け猫が登場する。
また楽曲情報も明らかになり、オープニングテーマにはsyudouの「神頼み」、エンディングテーマには椎乃味醂の「喧騒 feat. Aile The Shota」が起用されることがわかった。syudou「神頼み」はこのたびのPVで楽しめる。両アーティストは楽曲についてコメントも寄せた。
さらに、追加キャラクターとそのキャストとして2名も発表された。真木のバイト先である100円ショップに出没したレッサーパンダの霊・マギー君役を豊崎愛生、その100円ショップの店長・スケキヨ役をマフィア梶田が務める。それぞれのキャストから意気込みなどのコメントも届いた。

このほか原作者の江口による原画展「江口夏実画業十五周年記念原画展 ~あの世とこの世の狭間にて~」が、8月22日から9月7日にかけて有楽町マルイの8Fイベントスペース 「SPACE7・8」にて開催されることも決定した。
『鬼灯の冷徹』、『出禁のモグラ』を中心に、江口のデビュー作や短編作品、公式SNSでお馴染みの落書きなども網羅した、150~200点前後のカラー原稿や原画などの展示が予定されている。年表や江口へのメッセージコーナーなども設置され、描き下ろしイラストを使用したグッズも販売予定とのことでファンはこちらも見逃せない。
『鬼灯の冷徹』の江口夏実によるマンガを原作とするTVアニメ『出禁のモグラ』は、2025年7月7日より放送される。今後のさらなる続報を楽しみに待ちたい。
<以下、コメント全文掲載>
syudou
自分は学生時代に「鬼灯の冷徹」を拝読していた身なので、今回江口夏実先生の作品に関われるのは本当に光栄です。
「出禁のモグラ」には様々なキャラクターが登場しますが、その誰もが幸せになろうともがきながら生きていると感じました。自分も毎日そうして生きています。その姿は時には醜くも映りますが、それはとても人間らしくて美しいとも感じます。「神頼み」はそういった誰もが持つ幸せへの渇望をテーマに作りました。
本楽曲および「出禁のモグラ」が多くの方に届くよう心からお祈りしております。
椎乃味醂
ぼくは、世のアニメーション作品を比較的たくさん嗜んでいる方だと思っているのですが、先生の前作「鬼灯の冷徹」は中でもお気に入りの作品で、今回新作「出禁のモグラ」のエンディングテーマをお任せいただけることが夢のようです。本作は設定から進行まで本当に死ぬほど面白いのですが、単なるコメディの枠に留まらない、人生を営んでいく上で重要な視点を多く感じ取れるのも魅力だと思っています。作品の持つ独特な世界観に相応しい楽曲とはなんだろうと考えつつ、散りばめられた哲学をぼくなりに解釈し、「喧騒」という楽曲を書き下ろさせて頂きました。今回ご一緒したAile The Shotaさんは、素晴らしいグルーヴとバイタリティをお持ちの方で、楽曲を世界観に合わせてパッケージングしていく上で、非常に良いタッグになったと思います。この楽曲が、「出禁のモグラ」を多くの人に届ける一助となれば幸いです。よろしくどうぞ。
Aile The Shota
出禁のモグラで描かれる浮世から離れた世界の中で、椎乃味醂さんが繊細に紡いだ言葉と音を歌えたことを嬉しく光栄に思います。
作品と現実世界を繋ぐ共通項、「曖昧との向き合い方」。
共に制作していく中で、Aile The Shotaが歌う意味を探求し、表現しました。
作品と共に楽曲が広く愛されることを、心から楽しみにしています。
マギー君 CV 豊崎愛生
Q1.本作の魅力
気づいてしまったら最後、人ならざる存在がたくさん登場する不思議な世界観。あの世とこの世の狭間で長い時間を過ごすモグラさんを中心に描かれるのは、さまざまな人の人生です。覗いてしまっていいのかなと思いつつも、好奇心の先に読み進めた物語では、赤裸々な人の心の内面が描かれます。江口先生が紡ぐ、凄まじい引力のある作品に関われること、とても光栄に思います。
Q2.演じるにあたっての意気込み
レッサーパンダの霊、というとてもキャッチーでゾクゾクする役をいただけたのは、人生初でした。マギー君自体はとても可愛らしい風貌ですが、ファンシーに演じるというよりは、リアルさを重視しながら声を出しました。幽霊でありながらとっても怖がりなマギー君。全力でビビり散らかしながら威嚇してます。ぜひお楽しみに。
スケキヨ CV マフィア梶田
Q1.本作の魅力
江口先生のインテリジェンスに富んだユーモアがふんだんに盛り込まれており、エキセントリックかつ妙に親しみを感じるキャラクター達の掛け合いが味わい深いです。会話の妙を楽しむギャグ漫画として非常にレベルが高いのですが、その一方で目を背けたくなるような人間の業をも真正面から描く作風が、本作を唯一無二の特別な物語にしています。
Q2.演じるにあたっての意気込み
自分は専業役者ではないのですが、なんと江口先生から直々に御指名いただきスケキヨを演じさせていただくことになりました。ラジオで自分の声を聴いた際、「スケキヨのイメージにハマる」と思ってくださったとのことなので、それを念頭に役作りをしてアフレコに挑んでおります。実はオファーをいただく以前から原作を読んでおり、スケキヨは印象深いキャラクターだったので嬉しくもありつつ、彼の持ち味である“キレ芸”を成立させられるようなお芝居をせねばというプレッシャーも大きかったです。
「江口夏実画業十五周年記念原画展 ~あの世とこの世の狭間にて~」
■会場・日程
2025年8月22日(金) ~ 9月7日(日)
有楽町マルイ 8F イベントスペース SPACE7・8
11:00~19:00
※入場は有料です。
※施設情報の詳細は有楽町マルイHPをご覧下さい。
※最終入場時刻を設定する場合がございます。
※最終日は終了時刻が異なる場合がございます。
※開店時間前の待機は固くお断りさせていただきます。開店時間以降、店頭へお越しください。ご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
■チケット価格
チケット情報の詳細は後日解禁予定です。
●TVアニメ作品概要
◆放送情報
2025 年7月7日(月)よりTOKYO MX、BS11ほかにて放送開始
TOKYO MX:2025年7月7日より毎週月曜日22:00~
BS11:2025年7月7日より毎週月曜日24:00~
◆配信情報
各配信サービスにて配信予定
※詳細は追って公式サイトをご確認ください
◆STAFF
原作:江口夏実「出禁のモグラ」(講談社「モーニング」連載)
監督:石踊 宏
シリーズ構成・脚本:藤田伸三
キャラクターデザイン:たなべようこ
クリーチャーデザイン・総作画監督:渋谷一彦
プロップデザイン:與儀有美
美術監督:森尾麻紀
美術:スタジオ・ユニ
色彩設計:福田由布子
撮影監督:関谷颯人
編集:池田康隆
音楽:長谷川智樹
音響監督:山田 陽
音響制作:サウンドチーム・ドンファン
音楽制作:エイベックス・ピクチャーズ
アニメーション制作:ブレインズ・ベース
製作:出禁のモグラ製作委員会
オープニングテーマ:syudou「神頼み」
エンディングテーマ:椎乃味醂「喧騒 feat. Aile The Shota」
◆CAST
モグラ:中村悠一
真木栗顕:大河元気
桐原八重子:藤井ゆきよ
犬飼詩魚:藤田 茜
猫附梗史郎:村瀬 歩
猫附藤史郎:武内駿輔
猫附杏子:種崎敦美(崎は「たつさき」)
マギー君:豊崎愛生
スケキヨ:マフィア梶田
(C)江口夏実・講談社/出禁のモグラ製作委員会