TVアニメ『名探偵コナン』は、6月7日から4週間連続で、黒ずくめの組織の謎に迫る「17年前の真相」シリーズを放送する。そのオンエアに先駆けて、原作者・青山剛昌が監修したオリジナル動画も公開される。
「17年前の真相」シリーズは、黒ずくめの組織のNo.2、RUMの候補だった黒田兵衛、若狭留美、脇田兼則の過去や関係に迫るエピソードである。17年前に起きた未解決殺人事件。殺害されたのは棋士の羽田浩司で、APTX4869の投与者リストに載っていた人物だった。APTX4869は、工藤新一が黒ずくめの組織に飲まされ、体が縮んでしまった薬だ。17年前のあの日、いったい何があったのか……。
6月7日にはシリーズ1本目「17年前の真相 血染めの騎士（ナイト）」を放送。続いて、6月14日の「17年前の真相 達眼の悪魔」、6月21日の「17年前の真相 遠見の角行」、6月28日の「17年前の真相 女王の謀（クイーンズ・ギャンビット）」、計4本のエピソードがオンエアされる。5月31日の放送回では特別予告映像が公開された。
さらに青山剛昌監修の「それぞれの“17年前”」オリジナル動画3本の公開も決定した。こちらは黒田兵衛、若狭留美、脇田兼則が、17年前の事件から自分自身を振り返る内容となっている。
まず6月4日19時に「それぞれの“17年前”-黒田兵衛編-」を公開。警察官としての立場が変わりながらも事件の真実を探り続け、若狭留美や江戸川コナンとの出会いを思い起こしていく。その後、6月5日19時に「それぞれの“17年前”-若狭留美編-」、6月6日19時に「それぞれの“17年前” -脇田兼則編-」が公開される。
なお『名探偵コナン』公式YouTubeチャンネルでは、新浜レオン「Fun! Fun! Fun!」のメイキング映像を公開。モーションキャプチャを用いた新EDアニメの制作過程を紹介している。
ダンス動画や新浜レオンによる踊ってみた動画もあり、新曲とダンスをさまざまな角度から楽しめる。なおTMSアニメ公式チャンネルでは、より詳細な内容も盛り込んだ完全版も公開中だ。
TVアニメ『名探偵コナン』
読売テレビ・日本テレビ系全国ネット
毎週土曜よる6時00分放送（一部地域を除く）
■ストーリー
コナンたち少年探偵団は、小林先生、若狭先生と共にチェスの試合会場を訪れる。白鳥警部が大会に参加しており、応援のために来たのだ。小林先生は、お守りとしてナイトの駒のキーホルダーを白鳥警部に渡す。その様子を見かけた大会の参加者である城井来海、大河原欽治、岸谷直人は、それぞれジンクスを持っていると盛り上がるが、彼らの知人である木崎邦和は否定的だ。どうやら、去年の大会で“験がいい曲だから”と着メロを『アメージング・グレイス』にしていた参加者の佐宗涼一郎にトラブルがあったらしい。小林先生にいい所を見せようと気合十分の白鳥警部だったが、対戦相手として黒田管理官が現れて……!?
音や声を出してはいけないこともあり、試合中は外に出ることになったコナンたち。話をしていると、会場内から『アメージング・グレイス』が流れてくる。ハプニングが起きつつも、試合は終了。参加者たちが会場から出てくるが、白鳥警部は「忘れ物をした」と、どこかへ行ってしまう。
ボウガンで狙われる大会参加者たちと、トイレから発見された岸谷の遺体。事件現場には、白鳥警部の持ち物であるナイトの駒のキーホルダーが落ちていて……。緊張感が漂うキャンプ以来、再び出会った若狭先生と黒田管理官の因縁は？
（C）青山剛昌／小学館・読売テレビ・TMS 1996
