マンガ誌アプリ「少年ジャンプ+」は2024年9月に迎えた創刊10周年を記念してさまざまな企画を展開中だ。今回は新たに「少年ジャンプ+読切アニメ化プロジェクト」が始動した。アニメ制作会社のWIT STUDIO、CONTRAIL、Production I.Gが、それぞれ1作品ずつ映像化を行う。

「少年ジャンプ+」は2014年9月にサービス開始。これまでに『SPY×FAMILY』や『怪獣8号』、『ダンダダン』などの人気作を送り出し、総ダウンロード数は3000万を突破している。
アプリでは連載マンガだけでなく読切マンガも数多く配信しており、その総数は2000作品以上。その中には『ルックバック』など、映画化された話題作も含まれる。
このたび、読切マンガ3作品を異なるスタジオがアニメ化する「少年ジャンプ+読切アニメ化プロジェクト」がスタート。話数や尺に縛られず、そのマンガにあった形で映像化することで、新たな表現の形を提案していく。
参加スタジオは、WIT STUDIO、CONTRAIL、Production I.Gの3社。WIT STUDIOは『SPY×FAMILY』や『進撃の巨人』、CONTRAILは『この世界の片隅に』、Production I.Gは『ハイキュー!!』や『怪獣8号』といったマンガ原作のアニメを世に送り出したスタジオである。
プロジェクトの企画はJOENが担当。JOENはCloverWorksとWIT STUDIOの共同出資により設立されたプロデュース会社で、さまざまなスタジオやプロデューサー、クリエイターと共に、スタジオ主導で企画立案や制作を進めてきた。
今回のファーストリリースは劇場公開を予定しており、その後は全世界配信も行う。どの読切作品をアニメ化するのかといったプロジェクトの詳細は後日発表となる。「少年ジャンプ+」とアニメ制作会社の新たな試みに要注目だ。
<以下、コメント全文掲載>
【「少年ジャンプ+読切アニメ化プロジェクト」企画担当者コメント】
「少年ジャンプ+」では沢山の読切作品を掲載してきました。その数、2000以上。なぜそんなに多くの作品を掲載してきたのか?色々な理由があるのですが、その一つに「漫画家さんの才能を発見したい」というものがありました。多くの新人作家さんが読切に挑戦して、そのピュアなマンガへの想い、情熱をぶつけてくれました。そして、読者に支持されるマンガが沢山生まれました。今回はその才能の煌めきを、アニメ界の才能が更に磨き上げてくれることになりました。しかも、こんなに力があるスタジオが集まってくれたのです。できあがるアニメも面白いに違いありません! これから徐々にみなさんに情報をお届けしていくので、ぜひ期待してお待ち下さい。
「少年ジャンプ+読切アニメ化プロジェクト」
企画:JOEN/集英社
アニメーション制作:WIT STUDIO / CONTRAIL / Production I.G
(C)少年ジャンプ+10周年/集英社