舞台「鬼滅の刃」シリーズの第5作『舞台「鬼滅の刃」其ノ伍 襲撃 刀鍛冶の里』が天王洲 銀河劇場にて2025年4月11日に開幕。初日の舞台写真と演出・キャストのコメントが発表された。

『鬼滅の刃』は吾峠呼世晴が「週刊少年ジャンプ」にて2016年から2020年まで連載したマンガである。舞台は2020年にシリーズ第1作を上演。第5作となる『舞台「鬼滅の刃」其ノ伍 襲撃 刀鍛冶の里』は、上弦の鬼に襲撃された刀鍛冶の里を守るべく激闘を繰り広げる物語だ。4月11日から4月20日まで天王洲 銀河劇場、4月25日から4月27日までAiiA 2.5 Theater Kobeにて公演を予定している。
本作では竈門炭治郎役を、軽度の頚椎椎間板ヘルニアで療養中の阪本奨悟に代わり橋本祥平が担当。橋本が演じる予定だった憎珀天役は糸川耀士郎が務める。

公演の開幕に合わせて、脚本・演出の元吉庸泰、竈門炭治郎役の橋本祥平、竈門禰豆子役の高橋かれん(はしごだか)、鬼舞辻無惨役の佐々木喜英のコメントが公開された。
元吉は「繋いで、繋いで、繋いで。ようやく幕が開きます。最高の原作に素晴らしい座組が集まりました」、橋本は「今回、阪本奨悟さんは本当に悔しい思いをしたと思われます。けれど、稽古動画を見てくれたり、現場に来て通しを見てくれたり、辛いはずなのに全力で応援してくれるその姿に勇気と底知れぬ力を貰いました」と舞台への意気込みを語っている。

舞台写真は、炭治郎の活躍シーンに加えて、シリーズ初参加の黒死牟役の加藤和樹、童磨役の浦井健治らが映像出演する上弦集結のシーンも確認できた。
<以下、コメント全文掲載>
【脚本・演出:元吉庸泰】

繋いで、繋いで、繋いで。ようやく幕が開きます。最高の原作に素晴らしい座組が集まりました。
『刀鍛冶の里』は“人”というものがどうやって生きていくのだろうという物語に溢れています。
襲撃してくる上弦。迎え討つ炭治郎。激化し多様化する戦い。
物語が花開きクライマックスに向かっていく瞬間に、お客様含め全員で立ち向かいたいと思います。
全員で紡いだ舞台、楽しんで下されば幸いです。
【竈門炭治郎役:橋本祥平】

本来この場のコメントをする予定でした阪本奨悟さんに代わり、僭越ながらコメントを書かせていただきます。
今回の稽古場にて元吉さん筆頭に“繋ぐ”という言葉を掲げて今日まで進んできました。
言葉にするのは簡単かも知れませんが、それを強く思い体現するこの座組の覚悟は本物です。
今回、阪本奨悟さんは本当に悔しい思いをしたと思われます。
けれど、稽古動画を見てくれたり、現場に来て通しを見てくれたり、辛いはずなのに全力で応援してくれるその姿に勇気と底知れぬ力を貰いました。
こんなにも温かく、一人はみんなの為にみんなは一人の為に行動できる座組はそうありません。
次に繋ぐ為に、奨悟の居場所を守る為に、みんなのこれまでの努力を守る為に、自分にできる精一杯を作品に込めます。
最初は怖く感じた初日、ですが今では心強い仲間と最高に仕上がった演劇があります。
僕から言えることは一つ、楽しみにしていてくださいませ。
【竈門禰豆子役:高橋かれん】

この物語を皆さまに届けられること、本当に嬉しく思います。『鬼滅の刃』という作品に向き合い、禰豆子ちゃんと、お兄ちゃんと、心を重ねた稽古期間は、幸せで濃密なものでした。
鬼殺隊と鬼、流転を貫く者と不変を希求する者。その狭間に立つ彼女の想いを、まっすぐに届けられるよう、全身全霊で挑みます。
初演から繋がれてきた絆と愛を受け継いで、二人の兄と、座組の皆さんと、手を取り合って大切に紡いでまいります。
劇場でお待ちしております。
【鬼舞辻無惨役:佐々木喜英】

いつも舞台を応援してくださる皆様に支えられて、2020年に初演を迎えた舞台「鬼滅の刃」も約5年をかけて「其ノ伍」まで辿り着く事ができました。誠にありがとうございます。
いよいよ刀鍛冶の里の物語。原作の巻数で言うと折り返し地点を過ぎたあたりでしょうか。
ここまで多くの鬼殺隊・鬼達の命を懸けた物語がありました。
その全ての物語と全キャストの想いを背負い、始祖の鬼として、これからの後半の物語に繋げていく所存です。
鬼滅の刃を愛する全ての皆様に、この作品が届きますように。乞うご期待ください。
『舞台「鬼滅の刃」其ノ伍 襲撃 刀鍛冶の里』
【公演期間・劇場】東京:2025 年 4 月 11 日(金)~4 月 20 日(日)天王洲 銀河劇場
兵庫:2025 年 4 月 25 日(金)~4 月 27 日(日)AiiA 2.5 Theater Kobe
【原作】『鬼滅の刃』吾峠呼世晴 (集英社ジャンプ コミックス刊)
【脚本・演出】 元吉庸泰
【音楽】和田俊輔
【出演】
竈門炭治郎 阪本奨悟
代役:橋本祥平
竈門禰豆子 高橋かれん(はしごだか)
時透無一郎 下村未空
甘露寺蜜璃 川崎愛香里
不死川玄弥 内海太一
鋼鐵塚 蛍 宇野結也
小鉄 武井ダマセノ瑠珂、高橋翔大(W キャスト)(はしごだか)
半天狗 風間由次郎
玉壺 川崎優作(たつさき)
憎珀天 橋本祥平
代役:糸川耀士郎
鬼舞辻無惨 佐々木喜英
<アンサンブル>
藤榮史哉 島野知也 松岡歩武 ASUKA 金澤慎治 中沢凜之介 南条采良 篠塚音初 杉山巧光
<支>
一原みのり 小山純佳 三橋優樹 吉田時尋
<映像出演>
黒死牟 加藤和樹
猗窩座 蒼木 陣
童磨 浦井健治
<スウィング>
岩澤健三郎 夏目桃佳
※竈門炭治郎役は阪本奨悟に代わり橋本祥平が出演し、憎珀天役は糸川耀士郎が出演します。
【チケット料金】 平日:12,500 円/土日:12,800 円(全席指定/税込)
【監修】 集英社(「週刊少年ジャンプ」編集部)
【協賛】 ローソンチケット
【協力】 一般社団法人 日本 2.5 次元ミュージカル協会
【主催】 舞台「鬼滅の刃」製作委員会
<ライブ配信>
【配信サイト】DMM TV
【配信日時】2025 年 4 月 20 日(日)18:00 公演
2025 年 4 月 27 日(日)13:00 公演
2025 年 4 月 27 日(日)18:00 公演
【販売価格】各公演 4,000 円(税込)
3 公演セット:12,000 円(税込)
<ライブ・ビューイング>
【会場】全国各地の映画館
【上映日時】2025 年 4 月 20 日(日)18:00
【チケット料金】3,800 円(税込/全席指定)
※禰豆子の「禰」は「ネ(しめすへん)」、鬼舞辻の「辻」は「一点しんにょう」が正式表記となります。
(C)吾峠呼世晴/集英社
(C)舞台「鬼滅の刃」製作委員会