4月20日は郵政記念日です。
1871年の同日、江戸時代から続く飛脚制度に代わって郵便制度が行われたことに由来しています。
手紙はアニメでも重要な役割を果たすアイテムとして描かれてきました。気になる相手から愛の告白を受けたり、敵役から恐ろしい脅迫を受けたり、自らの出生の秘密が明かされたりと、手紙の内容もさまざまです。
そこでアニメ!アニメ!では「“手紙”が印象的なアニメは?」と題した読者アンケートを昨年に引き続き実施しました。4月8日から4月10日までのアンケート期間中に311人から回答を得ました。
男女比は男性約25パーセント、女性約70パーセント、無回答が約5パーセントで、女性が多め。年齢層は19歳以下が約40パーセント、20代が約15パーセントと若年層が中心でした。
■泣けたり笑えたり… 手紙の内容も人それぞれ
第1位
1位は『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』。支持率は約63パーセントで、昨年に続いてトップでした。

「見終わったら便箋セットを用意して、誰かに手紙を書きたい気持ちになりますね」と言葉で気持ちを伝えることの大切さを知った作品だというコメントも届いています。
第2位
2位は『銀魂』。支持率は約5パーセントで、昨年の4位からランクアップしました。

そのほか「新八が海岸で拾った手紙の返事を銀さんたちと一緒に考える話が好き。近藤さんの“ムラムラします”に爆笑!」と第126話『文字でしか伝わらないことがある』から始まるエピソードに触れた読者もいました。
第3位
3位は『四月は君の嘘』。支持率は約4パーセントで、昨年の2位から一つ順位を下げました。

「物語のラストには、かをりが公生に送った手紙を読むシーンがあります。かをりの隠していた気持ちだけでなく、『四月は君の嘘』という少し不思議なタイトルの意味もわかるような内容で、その鮮やかな結末は涙なしでは見られませんでした」と全22話のフィナーレに手紙が使われたことで、鮮烈なイメージを残しています。
■そのほかのコメントをご紹介!
『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』には「転勤の件でお互いの心がすれ違ってしまったとき、安達が自分の気持ちを手紙にしたためて黒沢へ伝えたことが印象的。30歳にして初めて書いたラブレターは、黒沢の心にしっかりと響いていました」。
『BANANA FISH』には「アッシュが英二からの手紙を読む場面は涙が止まりません。傷つきながらも絆を深め、共に生き抜いた二人の戦いと葛藤の答えが凝縮されているようで、熱い想いがあふれる名シーンです」。

『となりのトトロ』には「サツキちゃんが病院で入院しているお母さんに手紙を送るシーンがあります。妹のメイちゃんがトトロにあったことや、トトロがくれた種の芽がいつ出るのか待っている“メイガニ”の絵を見たお母さんは嬉しそうに笑っていました」と映画作品にも投票がありました。

■ランキングトップ10
[“手紙”が印象的なアニメは? 2024年版]
1位 『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』
2位 『銀魂』
3位 『四月は君の嘘』
4位 『BANANA FISH』
5位 『テガミバチ』
6位 『僕のヒーローアカデミア』
7位 『orange』
7位 『この素晴らしい世界に祝福を!』
9位 『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』
9位 『おそ松さん』
(回答期間:2024年4月8日~4月10日)