『ワンピース』のマンガアートとして、「ONE PIECE / Friends and Enemies Part 2」から新たなカラー作品2点が公開された。さらに活版平台印刷による「The Press returns Part 3」の新作2点も合わせ、公式サイト「集英社マンガアートヘリテージ」にて抽選販売中だ。
「集英社マンガアートヘリテージ」とは、「マンガを、受け継がれていくべきアートに」というヴィジョンのもとで2021年3月にスタートした、集英社によるマンガアート販売の新事業だ。最良の技術とマテリアルで、これまで見られることが無かった色彩や細部を表現した、アートとしてのマンガを限られたエディションで制作し、抽選販売している。また、その価値を保証し、次の世代へと引き継いでいくために、アートブロックチェーン登録証も発行。来歴を永続的に記録していく。
このたび公開され抽選販売中の「ONE PIECE / Friends and Enemies Part 2」は、『ワンピース』のマンガアート「Friends and Enemies」のシリーズ第2弾となる。麦わらの一味と同じ画面に、ふだんは共にいない仲間や敵たちが描かれた作品が選定された。
「ONE PIECE / NEW AGE」は、麦わらの一味とともにトラファルガー・ローとハートの海賊団、モモの助と錦えもんが描かれたもの。強大な敵と戦う恐れや緊張よりも、知らない世界を見る期待のほうが上回っているかのような、活気にあふれる作品だ。「ONE PIECE / gone fishing」には、釣りを楽しむ麦わらの一味と動物系のキャラクターたちが2～3頭身で描かれた。草木や岸壁、波も図形化されて、カラフルなおもちゃの国にやってきたかのような仕上がりとなっている。
合わせて抽選販売中の「The Press」は、もともと活版印刷に最適化したモノクロームの物語表現であるマンガを、現在考えうる最高のクオリティの活版印刷で作品化したシリーズとなる。その独自の表現が評価され、世界でもっとも優れたデザインやクリエイションを選ぶ「Gmund Award 2021」のアート部門大賞を受賞している。
「ONE PIECE / 負ける気がしねぇ」ではワノ国での戦いにおいて、元・王下七武海のジンベエを仲間に加え、麦わらの一味が集結を果たした。画面センターに安定した三角形構図をとり、放射状に展開する一味が描かれている。「ONE PIECE /帰ろう」は、誰よりも傷つき、自ら動けないはずの仲間が助けにやってくるシーンを収めている。飛び降りてくる麦わらの一味と、手をつないだココロ、ゴンベ、チムニーらは数ミリのサイズで描かれながら、そのシルエットから仲間との再会の喜びと信頼が伝わってくる。
『ワンピース』のマンガアートである、「ONE PIECE / Friends and Enemies Part 2」のカラー作品2点、および「The Press returns Part 3」の新作2点は、「集英社マンガアートヘリテージ」にて1月29日まで抽選販売中。作品詳細の閲覧には会員登録が必要となる。詳細はサイトまで。
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