『働きマン』や『シュガシュガルーン』など人気作品を数多く手掛けてきた安野モヨコによるマンガ『オチビサン』がスタジオカラーによりTVアニメ化され、10月8日よりNHK総合テレビで放送されることがわかった。原作者の安野よりコメントも到着した。
『オチビサン』は2007年より「朝日新聞」で連載が開始され、途中連載媒体を変えながら2019年末まで12年もの間愛され続けた、安野によるロングセラーマンガだ。
鎌倉のどこかにある小さな町“豆粒町”を舞台に、主人公のオチビサンと仲間たちが夏は蝉とり、秋は落ち葉で焼き芋と遊びに大忙しの毎日を繰り広げる。どこか懐かしい日本の原風景や季節の風情が、オチビサンの目線を通して描かれていく。
このたびのTVアニメ化は、鬼塚大輔、釣井省吾両監督のもと、シリーズ構成・脚本・アニメーション制作をスタジオカラーが手掛ける。キャストはオチビサン役を塙真奈美、ナゼニ役を岡本信彦、パンくい役を井澤詩織が担当する。そのほか、おじい役に茶風林、シロッポイ役に久野美咲、ジャック役に後藤ヒロキ、アカメちゃん役に小倉唯、ヘビくん役に越後屋コースケも名を連ねた。
原作者の安野は「オチビサンたちと一緒に野山を歩いて季節ごとの草花、空の色を眺め虫たちの声や小さな川の流れに足を止めてみてくださいね」などのコメントを寄せている。
安野モヨコのマンガをスタジオカラーがTVアニメ化する『オチビサン』は、NHK総合にて10月8日深夜0時より初回放送がスタートする。以降、土曜深夜で5分アニメとして、全24回にわたり随時放送される予定だ。
＜以下、コメント全文掲載＞
【原作：安野モヨコ】
「オチビサン」は豆粒町に住むオチビサンと、考え深い犬ナゼニ、食いしん坊な犬パンくいのお話です。
鎌倉の草むらの奥にある小さなひみつの町
豆粒町には日本に昔からあったもの、今は探さないとなかなか見つからないものが肩を寄せ合って暮らしています。
オチビサンたちと一緒に野山を歩いて
季節ごとの草花、空の色を眺め
虫たちの声や小さな川の流れに足を止めてみてくださいね。
『オチビサン』
（C）Moyoco Anno/NHK・豆粒町内会
